2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧
四柱推命でみるとこの世には天、地、人の働きが生じている。そのため出来事のすべてがその人の不注意だとか人為的な原因だけで、事故やケガが起こっているわけではない。目にみえないほどの小さな因果律によってあらゆる出来事がおきている。ならば、努力や…
日柱゛沐浴゛の男性にはどんな傾向があるのだろう?基本的に荒れやすく、持続力がないことを指摘されるのだが、実はそれだけではない。沐浴の沐浴たる長所があるのだ。日柱はプライベートな部分、家庭運や結婚でのありようが見える。また、それと同時に趣味…
偏官が人生にもたらす試練はきつすぎんねん。と、偏官持ちのぼくはしみじみおもうのだ。じぶんの味方であれば頼もしいけれど、ちょっとヤンチャがすぎる。偏官はドラゴンボールZのキャラに例えるとベジータだ。協力すれば心強いが、敵にもなりうる。それが3…
忌神(きしん)は用神の敵という言い方が基本的にはできるだろう。吉星の福をこわして、凶星の凶意を増長させるけしからん存在である。こんかいは大運で忌神がめぐってきたときの影響について、用神の通変星をベースとして説明したい。すべての吉凶の判断は…
傷官という星は例えるならば野生の狼だ。高潔で純粋、それでいて受ける傷、与える傷、が絶え間ない。人間ならば思春期の少年少女、多感で繊細、傷つきやすく反抗的構えを崩さない。それでいて傷官は文学や学問など非凡な才能に恵まれた星である。才能の発露…
正財と印綬といえば、決して友達関係のような親密さはない。同じ吉星にして、唯一反目し合う星どうしだ。肝心な月柱の並びでみてもそのように伺える。だけど、実際には、正財に対しての印綬がとてもプラスに働くこともあるので、こんかいは正財、印綬で話を…
いやあ、命式に絶がありつつ大運絶のなかで、絶りまくって二年が経過いたした。確かに運気の休息期間であると感じるが、絶運ならではの不思議体験もあった。大運絶が気になる読者のみな様にも希望を持ってほしい。絶運は植物でいえば種がこれからどうやって…
孤辰(こしん)寡宿(かしゅく)って何だか響きからして寂しいなあ…。まあ、この2つには確かに゛孤独゛の意味合いがあるけど、ほかの特殊星の羊刃やかいごうほど強い暗示はないのでご心配なく。命式にあった場合でも効力は一段弱いものとなっている。さて、こん…
「生・旺・帰」というワードを聞いたことがあるだろうか?これは、万物が成り立ち、繁栄して、衰退していく様をとらえた様子だ。十二支同士の特殊な組み合わせで、三合というものがあるのはご存知だろう。三つの支が手を繋いで、つよい一つの個性を生み出す…
以前三合会局について書かせてもらったちとせでござる。こんかいは方、または方合と呼ばれる現象についてお話させていただく。方合も地支のみにおきる特殊な関係であり、方合と呼ぶように方位が関わってくる。分かりやすく解説するので、ぜひお付き合いを。 …
辛卯と絶の組み合わせについて、以前から書きたいと思っていた。辛卯‐絶はよくもわるくも平凡ということばが似合わない。テニスの大阪なおみさん。美輪明宏氏、元メジャーリーガーの鈴木一郎氏など、辛卯‐絶の人は、独自の感覚的世界を持っている。知性、感…
基本的に吉星、「食神、偏財、正財、正官」に関しては身強を喜ぶのだが、印綬の場合は、本人が身弱~身強であっても星のもつ福を得られるラッキーな星だ。吉星のなかで唯一本人を強める働きをするわけだしね。こんかいは印綬が2つ、さらに偏印がある命式の…
気を゛漏らす゛という現象は、四柱推命においては、よい意味でも、悪い意味でも使われる。つまり気を漏らすとは゛あなたから気が出ていく゛ということである。気がでていくということはあなたが消耗することを意味する。さて食神は゛漏気神゛といわれており…
四柱推命には、星同士が特定の組み合わせにあるとき、時に、「財官双美格」のように吉なるものへ変化する。だが時に吉凶両方の意味をもつもの、最悪凶の要素が顕著になるものへと変化する場合もある。 (☆YouTubeチャンネル登録お願いいたします。「てくてく…
木火土金水をならべると、一週間のなかから月と日を抜きとったような姿である。このいつつを「もく、か、ど、こん、すい」と読み、五行という。五行の゛行゛はめぐる、の意味で、目にみえない元素のようなもので、実際には、樹木の木や、燃える火のことでは…
いつもご拝読感謝いたします。人間にとってお金との付き合いは考えさせられるテーマで、お金持ちになった人は仕事が好きで好きで続けていたらお金とご縁がもてた。また、タイミングが関わるなど、財とご縁が生まれるとき必ず周囲との相互関係が構築されてい…
いきなりだが、真官、虚官とは正官にまつわる話だ。正官という星はみんなご存知だろう。なんとなく正義感の塊のような二文字だ。実際に星の特徴が本人によく働く場合は正義感がつよく、モラルが高く実直な性格をなす。そんな正官をある場合に真官と呼び、あ…
これまで特殊星についての記事を書いてきたが、どちらかといえばその役割に特化した内容だった。こんかいかなり個性のつよい゛華蓋゛という星について、役割に加えて星のもつ背景を書きたい。そうすることでより一層星の理解が得られるはずだ。 (☆YouTubeチ…
無情、有情というのはことばの響きだけではなんのことかさっぱりわからない。あなたは考えたことがあるだろうか?同じ食星でも、日主に食神は吉とされ、傷官は凶といわれるのかを。無情、有情を知ることは、日主と星の関係を理解することになるので、ぜひ読…
倒食と聞くとなんだか、どこか寂しい雰囲気のある二文字だ。四柱推命で実際の倒食とは偏印という星の異名、また偏印が食神という星を剋す現象のことだ。この組み合わせは昔から、まるで親の敵のように嫌われてきたし、現在でもやはり忌まれる傾向にある。命…
劫財と傷官というテーマを考えたとき、やはりというか、凶のイメージを抱いてしまう人も少なくないのではないだろうか?劫財はアクが強く、傷官はじぶん第1主義。実際にこの組み合わせがある場合は、自身を律していく必要がある。だが、同時に大きな可能性…
従旺格」という格局は比肩「、劫財が非常に多いもので、食神格や印綬格のような内格と呼ばれる分け方とことなり特別格局といわれている。人口の1割ていど存在する。だが、一行得気格になる条件はより厳しく、人口割合でいえばさらに少なくなる。かんたんに…
正財という星が3つも4つもある人の運命は、さぞお金に縁がありそうだ!というふうに単純解釈できないのが四柱推命だ。そして、正財が多くある命式では実は結構気をつけておかねばならない事項がたくさんある。注意事項という意味で。こんかいは正財過多に…
四柱推命の書籍などで、明合、暗合などということばを見かけたことはないだろうか?「合」と名をもつことからご想像通り、干合の一種である。こんかいは干合のはなしを流れに織り交ぜながら明合、明暗合、暗合について説明する。 (☆YouTubeチャンネル登録お…
比和(ひわ)という名前からしていかにも平穏無事そうな響きであるが実際はそんなことはない。相生は発展、生じる作用があり、相剋は制御したり剋したりという関係であり、比和はそのどちらも生じない関係だ。だが、決して平坦ではなく、可もなく不可もなく…
半合、三合は十二支が互いに協力しあって強烈な個性を発揮するのだが、それにはある条件が整っていなければならない。この記事にたどり着いたあなたには、あらためて、半合、三合の説明は不要だとおもうが、「四正」を説明するうえで、少し内容を交えながら…
旺火の人、旺水の人ともに魅力的な人物だ。吉とでるか凶とでるかは別として、五行が偏って旺盛な人には、バランス型にはない独自性が日常的に発揮されている。そして旺火と旺水はどちらもそれぞれの五行が強いけれど、性質がまったく違うのが面白い。こんか…
四柱推命において、自我の強い宿命の人は身強、自我の弱い宿命の人を身弱と呼び、両者の生き方の違いが語られる。ざっくりいえば身強は自力で人生を邁進するタイプで身弱は集団のなかで力を発揮するタイプ。で、こんかいおはなしするのは身強と身弱のあいだ…