従旺格」という格局は比肩「、劫財が非常に多いもので、食神格や印綬格のような内格と呼ばれる分け方とことなり特別格局といわれている。人口の1割ていど存在する。だが、一行得気格になる条件はより厳しく、人口割合でいえばさらに少なくなる。かんたんにいえば極旺の極みである存在だ。
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■:一行得気格となる条件
(1)日干が月令を得ている
(2)日干と同一五行の方または局をなすこと
(3)官さつが一個もない
■:一行得気格とは?
従旺格と違い、印の有無は条件にはいらないが、印があれば佳造となる。一行得気格は日干の五行によって5つに分かれる。
日干が木「曲直格」
日干が火「炎上格」
日干が土「稼穡格」
日干か金「従革格」
日干が水「潤下格」
・曲直格
丁甲甲癸
卯辰寅未
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甲乙甲丁
乙乙甲乙・己
甲日寅月の木旺に生まれて、寅卯辰、東方全くし、上記のように蔵干が変化する。命式に庚、辛の官さつが一個もないため曲直格となる。木は仁をつかざとるため、「曲直仁寿格」とも呼ばれる。
・炎上格
甲丙辛乙
午午巳未
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丙丙丙丁
丁丁丙丁
丙日巳月の火旺に生まれて、巳午午未の南方全以上となり、蔵干が変化する。官さつの水が一点もないため「炎上格」となる。印の硬木が日干に近貼し、月支である金は旺強の丙から溶かされ、生水不能。それがよいところだが、調候の水がないことが各局の条件とされるため、もっとも下の格となる。
・稼穡格
稼穡格は四支がすべて月性支であるとし、考え方を特殊なものにしなければならない。
癸戊己戊
丑辰未戌
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癸乙丁辛
辛癸乙丁
己戊己戊
戊日未月土旺の生まれで、戊癸干合し、水倍力となって、しかも、未、辰、に正官の木の根がありますが。四支土性支だから、真の稼穡格となるのに妨げはない。
・従革格
戊辛庚戊
戌酉申申
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辛庚庚庚
辛辛庚庚
辛日申月で金旺に生まれ、申申酉戌西方全以上となり、蔵干は上記のように変化する。官さつの火が一個もないため「従革格」となる。従革格も官さつ、つまり調候火がないことが条件となる。
・潤下格
壬癸辛壬
子丑亥子
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壬癸壬壬
癸癸壬癸
癸日亥月生まれの水旺で、亥子子丑の北方全くし、蔵干はうえのように変化する。水の勢いがすごく官さつが一個もないなので「潤下格」となる。印の金が日主に近貼して透出しているところにあるが、調候火がないため、金が寒く、水が冷たい生気のない命式となっている。
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■:おわりに
自身の命式が上記にあてはまった場合、一度しっかりと命式を見直してみて、ふくまれる暗示とうまく付き合うすべをみつめてみてはどうだろうか。