てくてくちとせ

鑑定については”鑑定のご案内”という記事をお読みください 料金は5000円です。          「ブログをみました」と私のアドレスにご連絡ください。→ otaro905@gmail.com        私の四柱推命講座にご興味のある方は竈ちとせ四柱推命講座/八字だよ全員集合という2023年8月20日の記事を見てください。

四柱推命ー流派によって違う?根っこの取り方を解説する

f:id:tarookadato:20220308080713j:plain

四柱推命において、根っこという考え方がある。例えば天干を木に例えると、木は地中から栄養を吸って、はじめて立派に育つわけだ。今回は根の取り方について書こうとおもう。ちょっと難しい内容かもしれない。

(☆YouTubeチャンネル登録お願いいたします。「てくてくちとせの四柱推命学習ちゃんねる」☆)

 

 

▼鑑定のご依頼は私のアドレスまで▼
otaro905@gmail.com
※鑑定料金は一回5000円です。

ブログを見ましたとご連絡ください。

(Gメールによる文書での鑑定です)

 

 

 

■:根っこ

 

さて、命式表を算出したら、天干と地支を照らしてみよう。

 

例えば↓のような命式があるとする。

 

時日月年

甲乙壬丙

子卯辰午

 

年柱の丙は太陽の例えで、火の五行である。なので命式から火の根をもつ地支を探すわけだ。真下の午に火の根が隠れているので、丙にとっては午が根っこだ。他の辰、卯、子には火の根っこが隠れていないので、丙の根っこにはならない。

 

丙を1干として、午が1支である。

 

午は天干の丙と繋がったので、丙を強める作用をする。これを通根(つうこん)または透干(とうかん)という。

 

月柱の壬は海の例えで、水の五行である。

なので命式から水の根を含んだ地支を探そう。命式の辰、子が水を含んだ地支である。

 

壬を1干、辰と子に水が含まれて2支である。壬は辰と子という2つの地支から強められて、かなりの強さになるのだ。

 

天干の強さをはかるパラメーターとして

1干1支は、普通

1干2支は、つよい

1干3支は、かなりつよい

1干4支は、つよすぎ

 

である。4つの地支から強められた天干のつよさはやばすぎ、つよすぎだ。参考にしてほしい。

 

日柱の乙は草花の例えで、木の五行である。時柱の甲は大樹の例えでやはり木の五行である。なので命式から木の根を含む地支探そう。命式の卯が木を含んだ地支である。あと、実は辰にも木の地支が含まれている。

 

甲乙を2干、卯と辰で2支である。

 

 

▼あなたの命式読み解きます▼

coconala.com

 

■:根っこの取り方

 

例えば、子という地支は水の根である。その理由はそもそも子の中には蔵干といって、天干が隠れているとされる。子は癸という天干を含んでいるがために、水の根として判断するのである。でも四柱推命の流派によっては、子の中に壬が含まれてたりする。統一理論はないので、今回は私が使用している根を、その根拠と一緒にご提示しようと思う。私なりの根っこの取り方だ。

 

子=癸

丑=己、辛、癸

寅=甲、丙、戊

卯=乙

辰=戊、癸、乙

巳=丙、庚、戊

午=丁、己

未=己、乙、丁

申=庚、壬、戊

酉=辛

戌=戊、丁、辛

亥=壬、甲

 

例えば辰であれば戊(土)癸(水)乙(木)の根っこが含まれているわけだ。

 

じゃあ、鑑定で主に使う根っこはどれ?となった時は、基本的に日主から導いた通変星を割り当てる。

 

つまり、日主甲にとって戌は基本土の五行で、中には戊が含まれてるのだから、木剋土で、戌を財星とみるわけだ。つまり戌には戊、丁、辛の3つの根があるが、主に戊という根っこを扱うことが多い。扱うとは、つまり戌を財星として命式の鑑定をするわけだ。

 

他の地支も同様だ。日主甲からみて基本午は火の五行で、中には火が含まれているのだから、木生火で、午を食傷とみる。午には丁、己の2つの根があるが、主に丁という根っこを扱うことが多い。

つまり午を食傷として命式鑑定をする。

 

〈日主甲の場合〉

子=癸を印綬として扱う

丑=己を正財として扱う

寅=甲を比肩として扱う

卯=乙を劫財として扱う

辰=戊を偏財として扱う

巳=丙を食神として扱う

午=丁を傷官として扱う

未=己を正財として扱う

申=庚を偏官として扱う

酉=辛を正官として扱う

戌=戊を偏財として扱う

亥=壬を偏印として扱う

 

根っこを取ったあとは、このように通変星を割り当てて判断に用いる。

 

■:それぞれの根っこが地支に配当された理由

 

 

十二支は季節の巡り。

 

1:子は陽の地支です。水の勢いが最も盛んな地支である。(水の帝旺の地支)勢いは次第に衰えることで陰の癸が配置された。

 

 

2:丑は陰の地支で、自身の五行である癸を含む。金の墓なので辛を含む。冬の残りエネルギーである癸を含む。

 

3:寅は陽の地支で、自身の五行である甲を含む。火の長生の地であるので丙を含む。

寅は土の「天干」の長生の地でもあることから戊を含む。

(寅午戌の三合局は火の三合局で、寅(長生)午(帝旺)戌(墓)である。これは土の五行にも当てはまる。)

 

4:卯は陰の地支で自身の乙を含む。

 

5:辰は土の陽の五行で戊を含む。水の墓で癸を含む。春の残りエネルギーである乙を含む。

 

土の地支は、自身と同じ五行以外はすべて陰の天干になる。

 

土の地支が次の地支へと移り変わるとき、次の地支に含まれる蔵干は陽になるから。

 

6:巳は陰の地支である。でも、巳は長生の地支なので、長生の地支は陽の干を含む。巳は自身である丙を含む。戊の建禄なので戊を含む。巳は金の長生の地なので庚を含む。

 

7:午は陽の地支である。火の勢いが最も盛んだが、次第に陰に向かうことから陰の丁が配置されている。午の建禄は己で、己が含まれる。

 

8:未は陰の地支なので同じ土の陰の干である己を含む。木の墓なので乙を含む。夏の残りエネルギーである丁を含む。

 

9:申は自身の五行である庚を含む。水の長生の地なので壬を含む。申は土の長生の地でもあるため戊を含む。

 

寅と長生の地が被ると思われるかもしれないが、申は土の「地支」の長生の地になりまる。土の天干と土の地支では長生の地が異なる。

 

なので戊を含む。

 

 

土の天干、つまり戊己は寅午戌(長生、帝旺、墓)である。

 

土の地支、つまり丑辰未戌は申子辰(長生、帝旺、墓)である。

 

10:酉は自身の五行である辛を含む。

 

11:戌は陽の地支で、自身の五行である戊を含む。火の墓で丁を含む。秋の残りエネルギーで辛を含む。

 

12:亥は陰の地支だけど壬を含む。木の長生の地だからである。木の長生の地なので甲を含む。

 

 

■:終わりに

 

根っこの取り方は、流派によっても異なり、どのような根っこの考え方を採用するのかは、個々の判断になってくる。今回は難しい内容だったが、最後までお付き合いいただき感謝したい。

 

プライバシーポリシーhttps://www.sudechi.com/_privacy-polic ©サイト名.<てくてくちとせ>