てくてくちとせ

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四柱推命-全ての干関係を記載


四柱推命には人間関係のように、干関係というものが存在する。干とは、十干の事で、それぞれ仲の良い関係と、仲の良くない関係とが存在している。年、月、日、時という場所に8つの漢字が並ぶのが命式だが、その中で上4つの組み合わせの関係を見て、人物の事を色々判断しましょうというわけだ。今回は結構重要なお話。  

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■干関係

 

干関係は通常、日主を中心として、天干に並ぶ4つの十干の並びを見みて、その良し悪しを述べるものだ。だが、それを書くとなるとあまりにも膨大な量となるため、今回は日主を中心に他の干との相性を見ていくことにする。

 

まずは、日主が甲から見た干関係だ。日主とは命式の日と書かれた場所の上段に存在するもので、あなた自身を意味するものだ。つまり、あなた自身を主軸に他の十干との相性を見る。何故干関係を見るかといえば、天干とは社会生活を送る上で表れやすい特徴となるからだ。そのため、干関係だけでも色々と判断できる部分がある。

 

一応今更ながら十干を記しておく。あなたの命式の日柱と書かれた場所に入る十干があなた自身だと思えばいい。

 

甲(きのえ)=大樹

乙(きのと)=草花

丙(ひのえ)=太陽、炎

丁(ひのと)=人口の火

戊(つちのえ)=固い土

己(つちのと)=田畑などの柔らかい土

庚(かのえ)=刃物

辛(かのと)=宝石 

壬(みずのえ)=川、海

癸(みずのと)=雨、水溜り

 

■日主甲(きのえ)の場合

 

以下、日主を中心に、対象となる十干が命式の月柱、または時柱に存在している場合と仮定してほしい。

 

・甲と甲=この関係は良い干関係といえる。甲木が甲木を支える関係で、良好な関係だ。

 

・甲と乙=この関係はあまり良くない干関係だ。甲は大樹で、上に伸びたいのだが、草花である乙に絡みつかれて成長できないのだ。

 

・甲と丙=この干関係は良い。太陽である丙が、大樹である甲を成長させるからだ。

 

・甲と丁=この干関係は、順悖という相性の良し悪しを分ける基準でいえば悖という良くない部類に入る。しかし、基本木と火の関係は良いので、良い干関係と考えてかまわない。だが丙と甲の関係ほどは良くない。

 

・甲と戊=この干関係は悖で、やはり良くないとされるが実は結構良い。戊が固い土で甲を育てる土壌となる。

 

・甲と己=この干関係は普通に吉となる。余談であるが戊と己、土壌としてどちらが良いのかは、日主の強弱を見て考える。

 

・甲と庚=相冲といってお互いがぶつかる干関係である。刃物である庚が大樹である甲を切ろうとするような関係だ。この2つの関係だけでみれば良くない。

 

・甲と辛=甲が大樹で、宝石である辛を壊してしまう干関係で、良くない。また、甲辛と並ぶ場合大きな効用となりにくい。

 

・甲と壬=壬は川で、大樹である甲を浮木にする例えからあまり良くない干関係とされる。しかし、そこは命式の地支に水が多くなければ問題はない。偏印との効用が生まれる関係である。

 

・甲と癸=甲と癸は順悖の関係でいえば、順といって良い干関係に入る。癸は雨で大樹の甲を育てる良い干関係だ。

 

■日主乙(きのと)の場合

 

・乙と甲=草花である乙にとっては、大樹である乙は根をはることができ、支えとなる良い干関係だ。

 

・乙と乙=この干関係は、草花というか、雑草が茂って邪魔なことの例えから良くない干関係だ。乙が並ぶことも命式的な効用はあまりない。

 

・乙と丙=この干関係は良い。やはり丙が草花である乙を育てる良い関係だ。

 

・乙と丁=木の五行と火の関係は良い。

 

・乙と戊=戊は固い土で、乙という草花を活ける瓶に例えられる。良い干関係とされる。

 

・乙と己=この干関係はちょっと微妙である。乙にとっては己は土壌であるが剋しもする。順の干関係だが、そこまで良い干関係ではない。

 

・乙と庚=庚は斧などの刃物であるが、草花はしなるために、庚を恐れない。逆にコントロールする。正直訳がわからないかもしれないが良い干関係だ。

 

・乙と辛=この干関係は非常に良くない。日主が乙であれば、金の五行である辛は乙を剋しまくる。陰の干は陰の干をつよく剋す。

 

・乙と壬=この関係は、落ち葉が川に流れるといったニュアンスを含む良い干関係だ。

 

・乙と癸=草花である乙が、雨水である癸に生じられる良い干関係である。

 

■日主丙(ひのえ)の場合

 

・丙と甲=丙は独立した十干で特に甲の応援を必要としない。悖の干関係だが木と火の組み合わせは実際は良い。

 

・丙と乙=悖の干関係だが悪くない。目立って良い干関係でもない。

 

・丙と丙=太陽が2つ、特に必要ないことから良くない干関係である。だが、命式的な効用は生まれやすい組み合わせだ。

 

・丙と丁=太陽にとって人口の火は特に必要ない。良くないとされる組み合わせだ。

 

・丙と戊=太陽の熱を土である戊が調整する良い干関係である。

 

・丙と己=やはり太陽の熱を土である己が調整するのだが、己は湿った土で太陽の熱を奪う。順の干関係だが注意が必要でもある。

 

・丙と庚=太陽が金属である庚を溶かす、良くない干関係だ。しかし命式での効用は生まれやすい。

 

・丙と辛=太陽である丙が辛と干合すれば、辛のほうが立場がつよくなる。理屈自体はちょっとあれだが、良い干関係だ。

 

・丙と壬=太陽と海がお互いに映えるとされる良い干関係である。

 

・丙と癸=雨である癸は太陽、この場合炎でもよいが炎である丙を剋す良くない干関係だ。この干関係は本当に良くない。

 

■日主が丁(ひのと)の場合

 

・丁と甲=甲は木で、人口の火である丁の燃料となる良い干関係だ。

 

・丁と乙=火と木の干関係は良い。草花である乙も丁の燃料となる。

 

・丁と丙=太陽は人口の火を暗くする。良くない干関係だ。

 

・丁と丁=人口の火である丁は丁を強める、良い干関係である。

 

・丁と戊=固い土である戊は人口の丁を守る炉となることから良い干関係だ。

 

・丁と己=己は湿った土だが、人口の火である丁を調整する良い干関係である。

 

・丁と庚=人口の火である丁は刃物である庚を錬金する良い干関係だ。

 

・丁と辛=人口の火である丁は宝石である辛を良く剋す。かなり良くない干関係だ。

 

・丁と壬=火と水であるが、これはちょいと特殊で良い干関係である。丁と壬は相性が良い。

 

・丁と癸=雨水が人口の火である丁を剋す非常に良くない干関係だ。

 

■日主戊(つちのえ)の場合

 

・戊と甲=大樹である甲は、固い土である戊を良く剋すことから良くない干関係である。しかし命式での効用はある組み合わせだ。

 

・戊と乙=乙の所で話した通り、良い干関係だ。

 

・戊と丙=太陽である丙は、固い土である戊を生じる良い干関係である。

 

・戊と丁=丁の所で話した通り、良い干関係だ。

 

・戊と戊=固い土が並ぶ事で、特に良い干関係ではない。良くも悪くもない干関係だ。

 

・戊と己=湿った土は、固い土を強めないことから、あまり良くない干関係であり。だが命式での効用はある組み合わせだ。

 

・戊と庚=土が刃物である庚を生じる組み合わせで、食神を生かしやすい。良い干関係である。

 

・戊と辛=固い土の戊からしてみれば、宝石の辛は特に効用がない。良くない干関係にあたる。

 

・戊と壬=固い土は川である壬を堰き止めるため、良くない干関係となる。

 

・戊と癸=固い土と雨水の干関係で、雨水である癸が固い土を潤わせて良い干関係だ。

 

■日主己(つちのと)の場合

 

・己と甲=甲の所で説明した通り、良い干関係だ。

 

・己と乙=草花である乙は、湿った土である己を良く剋して良くない干関係である。日主が己の場合、この組み合わせは良くない。

 

・己と丙=太陽である丙は、湿った土である土を良く生じるため良い干関係だ。立ち位置が変われば意味が変わってくる。

 

・己と丁=人口の火である丁が湿った土の土を生じて良い干関係だ。

 

・己と戊=固い土である戊は、湿った土である己を強める作用がある。己にとって戊は有難い存在で、良い干関係といえる。

 

・己と己=湿った土は湿った土を強めない、良くない干関係だ。

 

・己と庚=湿った土である己は、刃物である庚を良く生じて良い干関係だ。

 

・己と辛=湿った土が宝石である辛を汚すことから良くない干関係である。

 

・己と壬=湿った土が川の水を汚すことから良くない干関係だ。

 

・己と癸=順悖でいえば、順の干関係だが、あまり効用のない関係で良いとはいえない。

 

■日主が庚(かのえ)の場合

 

・庚と甲=甲の所で説明したように、良くない干関係だ。だが命式的な効用は生まれやすい組み合わせだ。

 

・庚と乙=乙の所で説明したように良い干関係だ。刃物である庚にとっても何故か草花である乙が有難い謎でもある。

 

・庚と丙=順悖でいえば悖の干関係ではあるが、太陽である丙が刃物である庚を錬金する良い干関係といえる。

 

・庚と丁=人口の火である丁が刃物である庚を錬金する良い干関係である。

 

・庚と戊=刃物である庚が、固い土の戊に生じられて良い干関係だ。

 

・庚と己=刃物である庚を、湿った土である土が生じて良い干関係だ。どちらかといえば、戊に生じられた方が命式的な効用が高かったりする。

 

・庚と庚=刃物が2つ並び恐いことだ。良くない干関係である。

 

・庚と辛=刃物である庚が、宝石である辛を壊すという、良くない干関係だ。

 

・庚と壬=金と水の相性は良い。川の水である壬が庚を洗い良い干関係だ。

 

・庚と癸=悖の干関係だが、金と水の相性は良い。悪くない干関係である。

 

■日主が辛(かのと)の場合

 

・辛と甲=甲の所で説明したように、大樹が宝石である辛を剋す良くない干関係だ。

 

・辛と乙=宝石である辛にとって、草花である乙の存在はあまり必要ないといえるだろう。良くない干関係である。

 

・辛と丙=宝石である辛と太陽である丙であれば、何故か辛の方が立場が強くなる。四柱推命の不思議であるが良い干関係に入る。

 

・辛と丁=宝石である辛が人口の火である火に焼かれるという良くない干関係である。日主が辛の場合、特に丁には注意を要する。

 

・辛と戊=固い土である戊が宝石である辛を保護するという良い干関係である。戊が土の器、器に乗る辛は玉に例えられる。

 

・辛と己=己の所で書いたように、湿った土が宝石の辛を汚すため良くない干関係だ。

 

・辛と庚=庚の所で書いたように、刃物である庚は宝石である辛を剋すため、良くない干関係である。

 

・辛と壬=川の水が宝石である辛を洗えば、宝石が光ることから良い干関係となる。

 

・辛と癸=悖の干関係ではあるが、金と水の組み合わせは良い関係である。

 

■日主が壬(みずのえ)の場合

 

・壬と甲=干関係は悖ではあるが、日主が壬だった場合は、甲は食神になり、その要素をよく生かせる良い干関係といえる。

 

・壬と乙=乙の所で書いたように、良い干関係である。

 

・壬と丙=太陽と海が映える良い干関係だ。

 

・壬と丁=丁の所で書いたように何故か仲の良い干関係である。

 

・壬と戊=日主が壬であれば、固い土である戊に水が堰き止められることで、良くない干関係だ。

 

・壬と己=湿った土が川の水を汚すことから良くない干関係である。

 

・壬と庚=金と水が組み合わされば、鋭さが生まれる。この組み合わせでは、庚が偏印で壬を生じるため、高い効用となる。

 

・壬と辛=金と水の組み合わせはやはり良い関係だ。川の水である壬が宝石である辛を洗う良い干関係である。だが、日主壬にとっては辛よりも、庚が有難い。

 

・壬と壬=川の水が合わされば激流となることから、干関係も悖で、良くないとされる。だが、決して悪くない干関係である。

 

・壬と癸=この干関係は、なぜか雨である癸が、川の水を強める組み合わせで、良い干関係となる。何故壬と壬は今一で、壬と癸は良いのかファンタスティック。

 

■日主が癸(みずのと)の場合

 

・癸と甲=やはり雨水である癸は大樹の甲とは相性が良く、良い干関係といえる。

 

・癸と乙=日主癸にとっては、草花の乙よりも、若干大樹である甲を好みやすい。良い干関係に入る。

 

・癸と丙=この干関係は順であるが、雨水である癸は炎である丙を消してしまう可能性があり、あまり良い干関係とはいえない。

 

・癸と丁=消すか、消されるかという水と火の非常に危うい干関係といえる。注意を要する。

 

・癸と戊=日主癸にとって、戊は正官で、その恩恵を受けやすい組み合わせである。良い干関係だ。

 

・癸と己=この干関係は、湿った土である己に、水が剋されるという、やはり注意を要する良くない干関係といえる。

 

・癸と庚=一般的には癸と庚の干関係はあまり良くいわれない。しかし金と水の組み合わせは良い関係で、悖の干関係でも良い干関係だ。

 

・癸と壬=この干関係は悖の干関係である。日主癸は雨水だから、川の水は別に雨水を強めることはない。良くも悪くもない干関係といえる。

 

・癸と癸=癸は雨水同士で、この並びは良い干関係に入る。だが、特に大きな効用とはなりにくい並びでもある。

 

 

 

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■終わりに

 

干関係もこうしてみれば、多枝でパターンが多い。これらを実際は4つも並べて見るわけだから、組み合わせは本当にたくさんだ。何故この十干同士の中が良くて、この十干同士は仲が悪いのか、今一つ納得のいかないものもあると思う。

 

 

 

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