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四柱推命‐恐れるな!倒食の解釈、解除、開運について解説

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倒食と聞くとなんだか、どこか寂しい雰囲気のある二文字だ。四柱推命で実際の倒食とは偏印という星の異名、また偏印が食神という星を剋す現象のことだ。この組み合わせは昔から、まるで親の敵のように嫌われてきたし、現在でもやはり忌まれる傾向にある。命式に倒食をもつがゆえに、心配な人もいるだろう。が実際は、「脅威はそこまでではない」のである。こんかいは倒食について、その解釈、解除、開運について書きたい。

   

■:倒食とは

 

倒食は食神と偏印という相性が悪いとされる2つの星が命式で出会ったことから始まる。かんたんにいうと偏印が食神を傷つけるとされているのだ。食神からすればたまったものではない。かんたんに2つの星をご紹介しよう。

 

食神は日主(あなたのこと)が生む五行から導きだされた星で、「生む」ことから子供を象徴する星だ。食べる神と書くがごとく、古来よりも、食神は゛衣食住に困らない゛といわれる。そのゆえんは日主から直接生み出されるために、人生において強引に幸せをつかみにいかずとも、゛何かを自然と手にすることができる゛福徳が備わっているからだ。ラッキーすぎるだろう!

 

〈その食神は星の巡行でゆくと財星を生む星である。〉

 

偏印は日主(あなた)を相生、つまりあなたに力をあたえる星である。(陰陽が日主とおなじ)こちらは学問や芸術に秀でた星で、特殊な分野で傑出する。食神が「食う」というポジションにある一方で、偏印は食うことから解放されて、自身の好きな道へ進もうとする。とくに表に現れる名誉を求めるではなく、偏業的な道を選ぶ傾向もつよい。

 

〈偏印は星の巡行でいくと日主を生み出す星である。〉

 

欲求の段階でいくと、日主が生む食神はまず、人間のかくとなる食をみたそうとする。ついで、正財は金銭を蓄えることに、正官は社会的地位を、印星は名誉を求める。日主から巡って原始的な欲求から、徐々に高度な欲求になっている。食神、正財、正官、印綬の世界では目にみえるものを重宝するため、偏印のような無形財産を生み出す力が発展しない。その観点からも、偏印と食神は本質が相容れない。

 

さて、倒食とは偏印が、食神を剋して食神が本来持っている゛財星を生む力゛を奪ってしまうことをいう。

 

つまり具体的には、じぶんの思うようにやって生きてゆける食神の徳性を偏印が傷つけるのである。

 

偏印には「梟神」という異名もあり、獰猛ということをさす。女性から見た食神は我が子であり、我が子に害をなす偏印をとても嫌うのだ。そのような背景から倒食の脅威はとくに女性につよい。

 

■:倒食の解釈、解除、開運

 

倒食の脅威について触れたが実際には昔にいわれてきたほどの、凶の要素ばかりが目立つ組み合わせではない。実際にはこの組み合わせは立身運がつよいケースもある。実力で成し遂げる仕事においては決して運は弱くはない。偏印は日主を生み出すときに、偏印から与えられる才能を与えられるため、日主は「目に見える形」で才能を発揮する道が望ましい。倒食の場合は目に見える形の才能を倒しにいくという見方ができるために、才能の発現が滞るという事実もある。散漫で、多くの才能があるとは解釈できない。ただし、もとより実力と運の浮き沈みが激しい偏印にとっては、偏りの中で力を発揮できれば、食うに困らないという見方もできる。

 

この倒食の凶の部分を半減させる役割をもつのが、特殊星の天徳貴人と、天徳合だ。そして倒食の凶を解除するのが偏財の存在である。(正財では偏印を抑えこむのに力不足)食神にとって偏印は忌神であるが、偏印を制伏する偏財は食神の救神にあたる。命式に偏財があれば、偏印は偏財に剋されるために、食神の福徳は回復するのだ。

 

倒食の形でありながらの開運方法でいえば、偏印の目に見える才能が滞る状態にあるために、自らが才能を顕現できるよう刺激を求め続ける必要がある。人間性に偏りが生じるのは確かであるが、それがゆえに、特殊な分野でら個人の人気を博することも可能なのだ。

 

■:おわりに

 

命式で嫌われる組み合わせというものはどうしても存在するし、どこかが破れているもののほうが多い。倒食もそのうちの一つであり、一種の多様性ととらえたほうが付き合いやすいのである。