いつもご拝読感謝いたします。人間にとってお金との付き合いは考えさせられるテーマで、お金持ちになった人は仕事が好きで好きで続けていたらお金とご縁がもてた。また、タイミングが関わるなど、財とご縁が生まれるとき必ず周囲との相互関係が構築されている。正財という星は(偏財も)それを象徴するかのように、命式にたくさん配置されているというだけでお金にご縁があるとは判断しない。こんかいは、普段は蔵のなかに閉じ込めて、実用できない庫中の財についてみてみよう。
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■:庫中の財と解放
さあ、解放だ。という掛け声とどうじに、こんかいは正財の゛使えない゛機能についてと、それをアップデートできる条件について話だ。「庫中の財とは」月柱地支に゛丑、辰、未、戌゛の土の支が入っている場合で、月柱地星に正財が入っているケースをいう。このタイプは非常にけちな性質となる。本来お金は流通してナンボであるが、どうも主にはお金を囲いたがる傾向がみられるのだ。
正財はじぶんの財なわけで、もともと手元においておきたい財だ。それが地星にあると、隠す、隠れるの意味をもつ。逆に天星にある場合であれば、表にさらけ出す財という意味になる。だけど、注意しておいてもらいたいのは、財は蔵にある状態(地星)を安定した財としてみるのが基本であるし、天星にある財ははぶりはよくともでてゆく財とみる。そのうえで、上記の条件においては、゛蔵する財が活用に至らない゛という解釈ができる。
四柱推命的にはなせば、実は理にかなっており、この場合の丑、辰、未、戌から導きだされる十二運星は、「墓」。墓は運気が墓中に入ったことを意味し、そのため、物への執着がつよく墓にため込むという性質がみられる。お金や物に執着する、ハッキリとした性格だ。だけどお金がお墓のなかにあっても活用できないよね?十二運星墓の人は、出し惜しみせず自身がもつものを活用することで、運が開ける。
さて「庫中の財」をもつ人は他の柱から冲されている、もしくは、冲がめぐる行運期に、財が地上に解放される。これを蔵が開くといって、お金は流通する形となる。そのため、冲である場合日主はお金との付き合いが良好となる。正財の性質が生かされる姿に変化するわけだ。つまり庫中の財の凶意が消えるために、地星にある本来の安定した財の福力が解放される。
お金は大事だよ~。
もし、冲の年が巡ってきた場合は、それまで保守に徹してきたとしても、積極的に運をつかむために、お金と関わってみてはどうだろうか。ちなみに月柱地星以外に正財がある場合、それも命式が身弱かつ、食傷、財星が弱いという場合は、洩気が多くて財の管理をすることが難しい。積極性をだすとかえってうまくいかないので、やはり慎重に徹して吉とでる。
▼あなたの命式読み解きます▼
■:おわりに
正財に関わらず、偏財という星も、財に関わる星を生かすには、やはりさまざまな条件がある。ぜひ自身の星がどのような形だと力を発揮できるか、行運合わせて観察してみてほしい。