これまで特殊星についての記事を書いてきたが、どちらかといえばその役割に特化した内容だった。こんかいかなり個性のつよい゛華蓋゛という星について、役割に加えて星のもつ背景を書きたい。そうすることでより一層星の理解が得られるはずだ。
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■:華蓋とは
命式に華蓋をもつ人は、僧侶や占い師に適性があるとされる非常に個性的な星だ。つまり本人にその道に進む才能があるというわけだが、その理由はなぜなのか?華蓋はある特定の十二支の3つの組み合わせである゛三合゛から導かれた星だ。噛み砕いていえば三合になる十二支同士は、それぞれ物事の始まり、発展、終わりを暗示させる。(本来もっと適当な説明があるが、専門的になるのでこんかいは分かりやすくするために)
四柱推命的には三合のうち、物事の終わりに位置する「四庫」と呼ばれる、丑、辰、未、戌にあたる十二支を華蓋と名付けた。終わりとはすなわち、物事がいきつく先なので、実質的な世界の価値観と決着をつけて、その先を目指してとびだして、その先の世界との関わりを求めるのだ。
そのため実質的な世界から飛び出した華蓋は、芸術、技芸の星であると同時に、学者、研究者、僧侶、占い師といった、業に関わると発展があるとされている。さて、ピンときた人もいるかもしれないが、当然、傷官、偏印や印綬があればさらにそのような傾向が強まるため、もし就職を考えた場合は、自身の適性をよくふまえた見方が必要だ。とくに同じ柱が空亡している場合は゛僧侶゛とご縁が深い。
この星をもつ人は社交的ではないかわりに、本来独自の気品が備わっており、自身の内的世界を大切にする。ゆえにやたらと群れることをよしとしないのだ。どこか印綬と共通する気配があるが、やもすれば内的傾向がつよまりすぎると孤独となる暗示もあるため少々の注意が必要だ。だけど、この人は孤独をも心地よく感じ、かいならして、自身のフィールドを発展させることができるため、独自の分野で活躍できる。もとより権威が備わっているために、単独であっても前進するきらいがあるのだ。
ただし、結婚においては、パートナーとの縁が薄くなる傾向があるので考慮してもらいたい。
三合から導かれた特殊星は天徳貴人などのように、才能、権威という部分で一致している。一般的に特殊星の働きは、考慮しない、または、重視しないきらいがあるけれど、三合の関わりという観点からみれば、やはり本人への影響力があるとみるべきだ。
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■:おわりに
独自の才能、道というのは現在社会のような環境では、専門分野を扱う代わりがきかない人物として活躍することも可能なわけだ。