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四柱推命‐無情、有情を分かりやすく説明|これを知ることで日主と星の関係理解が深まる

 

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無情、有情というのはことばの響きだけではなんのことかさっぱりわからない。あなたは考えたことがあるだろうか?同じ食星でも、日主に食神は吉とされ、傷官は凶といわれるのかを。無情、有情を知ることは、日主と星の関係を理解することになるので、ぜひ読んでほしい

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■:無情と有情とは

 

四柱推命には陰陽説が採用されているのはご存知だろう。いまさら説明はいらないだろうけど男と女、剛と柔、陰と陽など対極なるふたつが、それぞれ協力関係でなりたっている現象だ。陰陽説では基本的に同質(陽と陽など)は反発し、質のことなるふたつが、ひかれあう。(陰と陽など)

 

陰陽が合わさってできた星は非常に強力な個性を発揮する。例えば劫財という自我の星があるが、陰陽和合した星(配偶した星)であり、異なり質の2要素が合わさって非常に強力なエネルギーを持っている。おなじ自我を司る星である、同質(不配偶の星)の要素からなる比肩よりもつよいのだ。

 

さて、まず分かりやすい話からしよう。食神と傷官という星がある。どちらも日主が生み出す星だ。だけど日主に対する働きは両者全く異なる。食神は日主とおなじ陰陽の干、すなわちさきほど説明した不配偶の干から生み出される。これを「無情(むじょう)」という。陽と陽、剛と剛など同質同士の関係だ。一方で傷官は日主と反対の陰陽、つまり配偶の干から生み出される。こちらを「有情(うじょう)」という。ここまではOK?

 

日主と食神、傷官の関係は日主がこの2つを生み出すという、゛相生゛とされる関係だ。つまり日主がエネルギーを与えて星を生むのだから、我が他を生むゆえに、日主は弱る。いい方をかえると、食神、傷官という星は日主を弱らせる作用をする。では、それでいて食神が吉で、なぜ傷官が凶なの?どちらも一緒やないかい、とおもうはずだ。では上記の内容を踏まえて考察してみよう。

 

 

■:無情、有情の相生と剋

 

食神は日主とおなじ陰陽の干なので、会社でいえば同性の仲間どうしの協力関係にあたる。日主が仲間を信じて仕事を任せるとみる。これが「無情の相生」となる。

 

傷官は本人と陰陽の異なる干、つまり我の子供と解釈する。そのため生命へ働くエネルギーが無情とは比べものにならない。つまり、傷官は日主をすごく弱らせる「有情の相生」だ。そのため傷官は別名「盗気」と呼ばれる。そのため、傷官の場合、日主が身強を喜ぶ。身弱であれば命式で印星の助けが必要だ。

 

では次に無情、有情の剋について。偏財という星は日主が剋する星で陰陽をおなじとするのだが、このようなおなじ陰陽同士の相剋を「無情の剋」という。この場合の剋はおもいどおりにならない対象を支配することをあらわす。この剋は、陰陽が和合しないために、いわば他人同士の関係なので、片方が片方を一方的に剋すことになる。

 

一方で正官は「有情の剋」であり、有情の剋は陰陽が和合してお互いが睦あう関係で、剋と名ながつくが、実際は剋によって、日主を律するのだ。

 

 

では無情、有情から日主と星の関係をみてみよう。

〈日干からみた無情の星〉

・食神……日主と同じ陰陽で、日主が生み出した星で無情の相生。

・偏財……日主と同じ陰陽で、日主が剋す干から導きだされる星で無情の剋

・偏官……日主と同じ陰陽で、日主を最も激しく剋す星で無情の剋

・偏印……日主と同じ陰陽で、日主を相生する星で無情の相生

 

〈日干からみた有情の星〉

・傷官……日主と異なる陰陽で、日主が生み出す星で有情の相生

・正財……日主と異なる陰陽で、日主が剋す干から導かれる星で有情の剋

・正官……日主と異なる陰陽で、日主を剋す星で有情の剋

印綬……日主と異なる陰陽で、日主が相生する星で有情の相生

 

 

 

このように四柱推命では一概に相生がよくて、剋がわるいとはいえないのだ。剋されたがために星の凶意が取り除かれたり、逆に相生するがために、凶意が発生することもある。なので日主にとっての星のポジションと、相生、剋の作用を知ることが肝心だ。

 

 

■:有情の剋、正官の小話

 

おおまかな話は終わったので、この下りは興味を持ってくださる方のみみていただければとおもう。

 

正官という星は条件次第ではすごく吉意のつよい星である一方、さまざまな解釈が行われる星でもある。

 

男性側からみると、男性が父親で正官は子女にあたる。子はじぶんの築き上げた財を使って(剋して)成長していき、財を築いた本人は老いる。これが男性からみた正官のポジション。

 

正官を女性からみると、夫。夫は日主を剋するが、この剋はわるいものとはされず、「有情の剋」とされる。その理由は女性にとって正官が夫、食神が子供にあたるという部分で推察してほしい。

 

 

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■:おわりに

 

相生、相剋のテーマは奥が深い。この2つによってどのようにその星の特徴が生きるかという部分にも繋がる話であり、そのため日主と星の関わりは覚えておきたいところだ。

 

 

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