以前三合会局について書かせてもらったちとせでござる。こんかいは方、または方合と呼ばれる現象についてお話させていただく。方合も地支のみにおきる特殊な関係であり、方合と呼ぶように方位が関わってくる。分かりやすく解説するので、ぜひお付き合いを。
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■:方合とは?
まず、方合とは特定の3つの地支の組み合わせによっておきる特殊な現象である。結論からいってしまえば「季節を表す三支が揃うこと」をいう。せれだけでは雑な説明となるために、補足しながら説明していく。ところで十二支にはそれぞれ該当する方位と季節があることはご存知だろう。季節は以下のとおり。
寅・卯……春
午・巳……夏
戌・辰・未・丑……土用(土用は四季の変わり目のこと)
申・酉……秋
子・亥……冬
そして方位は、ざっくりいえば子が北、で十二支の順番通りに、丑、寅、と進み卯が東、辰、巳ときて午が南で、未、申と進んで酉が西にあたる。
12÷4をすると、一つの方位に3つづつの地支をまとめることができる。
北は丑‐子‐亥(五行水)
東は寅‐卯‐辰(五行木)
南は巳‐午‐未(五行火)
西は申‐酉‐戌(五行金)
この方位による三支の団結こそが方合である。つまり丑‐子‐亥の3つが揃えば北の方位を司る方合が完成するわけだ。方合の結びつきは三合よりも強力である。なんせ、季節の方位を制しているんだもの。(土だけは東南、南西、北東、西北に散じるので、四土墓局といって別扱いになる)北の方合だと、丑‐子‐亥はそれぞれ゛水の気゛をもつ。丑‐子‐亥=水+水+水で水の気が増幅するわけだ。ほかの方合もこのように、方位を司る一つの気が増幅する。
これを人に例えれば、じぶんの体質に合った環境が揃っているために、おもいっきり力が発揮できる状態。逆に十二支がてんでバラバラの方位に散らばっていることを想像すると違いがわかるはずだ。
さて、この方合だが、ただたんに命式にあればラッキーというものではない。北の方位は水を表すので、丑、子、亥の方合があれば、水の気が盛んであり、命式が水の気を好むつくりであれば、非常に日主を応援するものとなる。
他の方合もおなじで、命式が方合が対応する五行の気を好むつくりであれば日主の運気を応援することになる。つまり命式、行運などと相性がマッチしなければならない。三合のように、うち2つの支が揃えば半合というような変化はなく、三支は絶対に揃う必要がある。
対して三合は3つの季節の十二支が合わさった団結であり、その3つが協力して、その中で勢い盛んな五行を応援する構図となる。例えば亥‐卯‐未がならんだ三合ならば、卯が該当する五行である木となり、結果として亥と未があることで木の気がつよく働くようになる。方合との違いは明らかだ。
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■:おわりに
このように十二支には、方合ふくめて、特定の支の組み合わせで、十二支同士のつながりが強化されるものがほかにもある。面白いのでそちらにも関心を持ってもらえれば嬉しい。