四柱推命では、出生時刻がわからない場合は、仕方ないので年柱、月柱、日柱で占うこととなるのはご存知だろう。「出生時間わからね~わ」ってひとは実際多くいるはずだ。一方四柱推命の別名(占う基準が異なる)八字という占いでは出生時刻は必須項目である。実は時柱ってすっごく重要。こんかいはあまり知られていない時柱のはなしをしたい。
■あまり知られていない時柱の話
時柱といえば、四柱推命のほかの柱のなかではどこか、地味な印象ではないだろうか?なんせ、最悪なくても占えるよーって感じだし みんなの認識事態も時柱は、人生の晩年について関係するっていう風じゃないかな。
実際に時柱でわかることは
1:生まれてから15歳前後の幼年期のこと
2:そして晩年期
3:子孫
4:職場の部下など目下との関係
5:金運
6:健康運
意外と多いと感じただろうか?それとも知ってるよ~って感じだろうか?だが、それだけではない。時柱ではもっともっとわかることがあるのだ。
まず時柱から、子供との関係についてわかる。時柱に劫財があれば、子供との関係がわるくなる。子供とうまくいかず、なにかと苦労することになる。一方、正官や印綬があれば子供との関係がよくなる。時柱に比肩、傷官、偏官、偏印がある場合は子供との縁が薄い。食神があれば吉に働き、正財がある場合は、子供によってじぶんの人生が開花していく。
これは例えば、あなたが若い頃に子供とご縁ができたとしてもあてはまることで、子供を通して、混合の自身の運勢の一端もみえるということだ。若い頃から老後の運勢を考えるというのもちょっと妙なはなしだが…。
ただ、子供との関係がよいものだと、わかれば子育ての励みにもなるのではないだろうか。そして命式の時柱上と時柱下の通変星が助け合う形であれば、子供との関係しかり、目下のひととの関係においてもよい運気が訪れるのだから、時柱でわかる内容は重要だ。
■時柱と通変星
もちろん時柱は老後の運勢にも非常に影響しており、通変星の組み合わせや、十二運勢、特殊星との関係で、晩年の運勢が読めるのだ。
時柱/比肩=老後は趣味やサークルなど、仕事以外で刺激しあえる関係を求めることがよい。新しい友達関係こそが吉。
時柱/劫財=老後、財産関係でもめることがないよう注意が必要。自身が充実するお金の使い方をすることが吉。
時柱/食神=老後はマイペースで、できる趣味をみつけることがよい。家庭菜園、山登り、陶芸などが吉。
時柱/傷官=老後は積極的に、なにかを学ぶことがよい。老後においてもアカデミックな才能を磨きつづけることが吉。
時柱/偏財=老後ももちまえの、面倒見のよさと才知を発揮して、周囲を鼓舞しつづけるのがよい。旅行などをして過ごすのも吉。
時柱/正財=老後の生活は計画的に行うのがよい。朝起きて、クロスワードパズルをして、食事して、ジョギングするとか、ルーティン化した生活が吉。
時柱/偏官=老後はボランティアや、個人的に好きな分野にちからを入れ、誰かの役にたっていると実感できる充実した日々をおくるのが吉。
時柱/正官=老後は現役時代に培ったキャリアを若いひとびとのために役立てることがよい。教え導く道を選んで吉。
時柱/偏印=老後、偏印の自由奔放さが活発となる。好きなように感じ、好きに行動する一方で、自身の生き方に責任をもってこそ吉。
時柱/印綬=老後は、精神的な世界に介入することがよい。学びの星印綬にしかできない、禅や、スピリチュアル的な方角に進んで吉。
■おわりに
こうしてみると、時柱の重要性がわかるのではないか。通変星との組み合わせからもさまざまな事情がわかるように、時柱の運勢を理解することで、充実した生活につながることになる