住む場所によって気分が左右される竈ちとせです。豪快快活でない神経にいつも思いやられる。そんな私が一度訪れて、住みたい!と感じたのは兵庫県の神戸市だ。土地が持つ意識と自分とのシンクロみたいなのはあると感じている。四柱推命の観点では命式によって住む場所の吉凶がある。自分にとってよい土地は過ごしやすく運をあげてくれるし、逆もしかりだ。人によって何となく肌が合う場所、合わない場所があると思うが、そうした感覚はセンサーかもしれない。きょうは命式と住む場所の選び方について書いてみたい。
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■命式と住む場所の選び方
住む場所の選び方で大切なのは、命式の用神にとって吉な場所、命式内で吉となる五行にとってよい場所、寒暖がとれる場所、通常これらを考える。だけど、これらは鑑定の領域になるため、今回はもっと実用的な住む場所の選び方を記したい
。
すごくシンプルな考え方の代表として、命式が金や水なんかの冷たい五行が多ければ、暖かな地域に住むほうがいい。また、火や木が多ければ暖気を緩める地方がいい。くわえて、命式に不足した五行を補う場所がいい。この考え方は王道だし間違っちゃいない。だが、住む場所を選ぶ際、ほかに重要な要素がある。命式のなかで「日主の根がある十二支の方角」これを意識してほしい。
例えば冬生まれで日主壬で、命式全体が冷たいとする。すると暖気がほしいから、寒い地域に住んでいたら、暖かい地域に移れば運があがりそうに思う。全体的な運気があがる可能性をひめているのは確かだが、一度、日主と根がある十二支を確認することが大切。もし、命式に申という十二支があれば、日主壬と根っこを共有している。日主と根っこを共有した十二支は「日主と特別な相性」を持つ。申は通変星では偏印で、専門性と関係する。
すると運をあげるため暖気を得ようと、東北から沖縄に引っ越したとする。すると、暖気によってトータル的な運気が上昇したとしても「申(偏印)」が弱れば、寒暖の観点とは別に専門性を発揮できず、ご本人としては自分らしさが発揮できない可能性がある。暖気を欲するなら、暑すぎず、寒すぎずが適当だろう。つまり、日主壬にとって吉か凶かを考えることも大事だが、偏印申の持ち味が生きるかどうかを一緒に考えることも重要ということだ。
日主と根を共にした十二支は日主と関係性が深いから、直接的な影響を受けやすい。そうした要素が関係して、命式が冷たくても、暖気がつよい環境を好まない人もいらっしゃる。逆に火気がつよくて寒気がつよい環境を好まない人もいらっしゃる。
基本的には命式にとって吉となる方位ないし、寒暖を基準にするといい。くわえて日主と根を共にしている、十二支と通変星の意味も考えて住む場所を決めることが重要だ。
因みに私の友人で、冬生まれ、日主が丁で命式が冷たい命式の人が北海道にいる。命式の財星(庚や酉)が多い。こうした場合、過多の財星を弱めるのが金運によく、南下したほうが金運が上がりやすいことになる。社会運もあがりやすい。しかし、新たな発見をしたり、自己研鑽をするには北のほうがよく、この辺りが五行の悩ましいいところだ。
明らかに良くない方位を定義すれば「命式に過多であり、尚且つ日主と根を共有していない十二支の方角」である。例えば春生まれの日主癸で金が過多であったとする。金に日主の根がなければ、金気が明らかに日主に不利な五行となる。実際、そうした命式の方がいらして、金と関係する西の地域に住まれた際、運が下がっている。西は金をつよめ、命式の金気が日主癸を生じすぎて、独立性がつよまり対人関係が上手くいかなくなった。
他、冬生まれの日主辛で、命式が水だらけ、日主辛の根が水と関係する十二支(亥、子、丑など)と繋がりがなく、南国に住んでいたとする。水気が過多となる北の地域に住めば、体調不良のほか、水気と関係する食傷星が不利に働き、メンタル、血行不良などに通じやすくなる。何故かというと、水気が日主辛と順応していないから。
こうしたことを意識し、住む場所を選んだ後は、命式に不足した五行を補う環境を考えるといい。例えば、命式に土行が不足しているなら、田畑がある場所を選ぶ、水行が不足しているなら、水辺を選ぶなど。もし、日主が甲や乙で、木気が弱ければ、高層ビル付近や、硬い印象の風景は避けたほうがいい。まずは大まかに命式にとってプラスとなる環境に振り切った後で、身近な範囲で不足五行を補うやり方だと調節をかけやすい。もし、参考基準が見つからない人は、海が好きとか、木々のある景色が好きといった感覚的要素がかなり大切だったりする。
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■終わりに
兵庫県の神戸市にもう一度行きたい。