「衰」は四柱推命に登場する十二運星の1つで、人間でいえば、猛威をふるった時期はすぎ、いよいよ隠居かの~って時期にあたる。下り気味の運気だからといって、弱い星ではない。老後を迎えた星の特徴をしって、それに見合った過ごし方が要となってくる。こんかいは衰の運気について書いてみたい。
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目次
衰ってどんな星?
・現状維持
・ピークだった頃の余力を残している
・安定型の運気
・保守的な性格
・技術や技能の才能がある
衰の象徴するもの
粘り強く物事に取り組むことで成果が得られる。
帝旺の頃の運気が下り気味になっているが、それまでに蓄えた経験が生きる暗示。
落ち着きと、安定を象徴する星である。
▼あなたの命式読み解きます▼
衰の性格
ひとことでいえば苦労を背負いこんでしまいやすい性格。温和で協調性に富み、人付き合いは割りとグループなどで行動し、過ちはあまり起こさないタイプだ。
よくいえば慎重でしっかり者であるのだが、反面猜疑心がつよく、重要な局面になれば、ああでもない、こうでもないと、一人考えこむところがある。
大きな決断をすることには向かないが、基本的に運気はつよくもなく、かといってよわくもないので、自身が決断、努力したことについては相応な成果が得られる。
もし、仕事などで積み上げた実績や技能などがあれば、それを生かして生活を送ることがよい。発展運ではないが、十分に幸せを感じることができる星だ。
漢字からして、衰退を予想させるのだが、実は、後ろ向きにならなければ、十分に実力を発揮できる運勢なのだ。
衰の運気が巡ってきたら
衰の運気が巡る年は、気力が萎えて新しいことをするバイタリティーはない状態だ。コンディションは充実しているとはいえず、それに伴い、新しい出会いやチャンスからは遠ざかる。
一方で基本的な運気が弱いわけではないため、衰が巡ってきた時期の過ごし方としては、いままで自身が積み上げてきた実績で、乗り切ることが賢明だ。
エネルギーを物事の発展につかうよりも、現状維持のためにつかうことでうまく衰の年を過ごせる。
衰の健康について
あまり健康管理に気をつかうタイプではないために、ついつい不摂生をしがちとなる。
気をつけたいのは、日常的なことで、虫歯や視力の低下などだ。
仕事などで無理をしても、ついつい、からだのメンテナンスを怠ってしまう傾向があるので、体調のバランスを崩しやすい。
ほかには、栄養面などでも、適当にせず、しっかりと気を配って、日頃から十分に注意してほしい。
衰の開運方法とは?
衰の開運方法は「もっているエネルギーを現状に向けてつかう」 ことである。
つぎからつぎへと新しいことをするのに向くひともいれば、そのための地盤固めをするべき人物も必要で、衰のひとはまさにそんな縁の下の力持ち。
将来的なビジョンや、一層の出世などに目を向けて生活をするよりも、1日1日の現状をクリアしていくことが衰の本来のちからを発揮させ、周囲からの信頼という部分につながっていく。
衰と相性の良い通変星は?
衰は「劫財」と相性がよい。
基本的に凶意がつよく、ほかの星との相性がよくないと認識されがちな劫財であるが、衰は別。
劫財のちからつよい部分に、衰の慎重さが加わり、性格には丸さがでる。
兄弟同士で助け合いができる組み合わせであり、安泰な人生をおくることができる。
おわりに
勢いはないものの、高い実力と安定した運気のある衰。技術や技能を生かして、生活をすることにも向くので、1日1日が充実することがとても大切になってくる星だ。周囲と協力をしながら、納得のいく生き方をすることがよいのかもしれない。