「墓」は四柱推命に登場する十二運星の1つで、人間でいえば、安泰な状態で、積極的に勝ちを取りにいっていた若い頃と違って、人生の充電期を意味する。運気は弱くないために、堅実に仕事をこなし、財を貯めるちからがある。こんかいはそんな充電期間にあたる墓について書いてみたい。
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目次
墓(ぼ)ってどんな星?
・地道な努力をする星
・ケチな一面がある
・金運に恵まれる
・現実主義
・ツキが期待できない
墓の象徴するもの
資産運用や財に関することに携わる暗示。
財や才能を内に蓄えることの象徴。
素晴らしい才能をなかなか外に向かって発揮できないため苦労する。
墓の性格
よくもわるくも現実に沿った感覚の持ち主で、金銭的にも、社会的な活動においても堅実に向き合うことになる。
消極さからくる少々のケチ、また、仕事面での積極性のなさから、実際よりも低く評価されてしまうこともあるが、そこは本質に関わることだから仕方ない。
基本的には消極さが目立つものの、寛容で、穏やかな性格だから、周囲からの人物評価は上場、そして信頼をおかれることとなる。
才能や財を溜め込むという性質から、それらが自身のみの利益追求に向かわないようにすることで、円満な人間関係が期待できる。
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墓の運気が巡ってきたら?
墓の運気が巡ってきたときは、地道な努力を重ねて信頼を得る時期になるので、仕事や対人関係においてはどちらかといえば守備に徹する選択がよい。
金運には恵まれ、金銭的なことに対して敏感になるが、あまり損得勘定を表にだすと嫌われてしまうので注意が必要。
墓の運気が巡ってきたときは、あまりケチくさくならずに、対人関係などに関わる部分で、惜しみ無く使うべきときには使うことも大切だ。
墓の健康について
からだが冷えやすく、冷房の風などでも体調を崩しやすいので、あまりからだを冷やさないようにするのがよい。
またリウマチや神経系統の病気にもかかりやすく、体調面に関しては日頃から意識して整えていく必要がある。
墓の開運方法
墓の開運方法は、お金の使い方にある。基本的にケチな傾向があるため、自身からでていく出費に関しては意識が割りと鋭くなる。
「使うべきときにはお金を使う」ということが必要で、社交の輪をひろげるようなときには、出し惜しみせずに゛自身に投資゛しているという、偏財さんのような感覚をもつと、対人関係が広がって開運していく。
墓と相性の良い通変星は?
墓と相性の良い通変星は「印綬」である。墓の堅実さと印綬の学者肌がよくマッチするので、金銭的なことがつよく絡んでこない職業、例えば研究員や学者などの職につくと安定が得られる。
金銭的には恵まれて育つ傾向がつよいものの、派手な贅沢をするようなことはなく、上品なお金の使い方を学習して、しっかり者となる。
おわりに
墓の運気は、決して゛弱い゛とはいいきれないものの、華やかに社会活動にうってでるような星でもない。現実的な感覚をとぎすませて、自身の立場をかためていくことがベターといえる。また、あまり保守的になりすぎずに、人との交流をこころがけることで、助力を得られる星でもあるのだ。