
私は古い人間で、未だに手紙を書くタイプだ。手紙が届く時間を想像する。そろそろ着いたかなとかね。LINEというツールは便利だ。私も使うけれど、手紙を知っている人間は、LINEというものが、じっくり待つ時間、返事がくる楽しみと引き換えにできていると知っている。電子ツールだけを知る人と、手紙と電子ツール両方を知る人とではツールの捉え方が違う。例えば、スーパーには肉が並び、狩りで仕留めたわけではない。私にとって、それは当たり前の光景だった。当たり前、便利の中で「失われた物」を考える。今日は、命式から見た哲学型という話をしたい。
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■哲学型の命式
水の五行は流動と関係し、物事が何故こうなる?という方向性に向かう。年柱や月柱は、先祖、親兄弟の柱と関係し、そこに亥水が存在すれば、内命式と比べて、哲学や内的思考と関係しやすくなる。人間心理を考えたり、見えない空気感を捉えやすい。
場合によっては、親や身近な人が宗教に通じることも多々だ。特に、月支のエネルギーはつよいために、そこに亥、子が配置されると内側での思考力に繫がる。そして、金の五行が存在すれば、考えたことを理論や意味へと繫げていくため、哲学型の命式配置と関係しやすくなる。
感じたことを型にするのは、水と金の領域だ。水と金の領域だと、仕事では、最新技術とか、創造性のつよい分野と繫がるケースが多々だ。そこに火がくれば理念に通じる。物事を実際に型にする力と関係する。通変星では食傷星は「思想」と関係するため、哲学分野では重要な星となる。
哲学者西田幾太郎さんの命式
年月日時
庚辛乙◯
午巳卯◯
火気午、巳と来て、理念、文明系の流れだ。水は、内側の思考と関係するが、水だけだと現実的活動意欲は下がる傾向。
この命式だと火(午、巳)が並ぶため、実践、行動型だ。午や巳は食傷で思想を持つ。
金(庚、辛)によって、物事に対する意味、理論へと繫げていく流れとなる。
昔のことだ。川で洗濯をしていた。どんぶらこっこと、桃が流れてくるわけでもなく、私は農業道具を洗っていた。人間関係に疲れ、気づけば自然に囲まれた環境で過ごしていた。だが、未来は見えなかった。
洗い終わった虫取り網を数本重ねてため息がでた。野菜を食べにくる「モンシロ蝶」を網で捉え、踏み潰し、その血がこびりついている。その時、通りかかった農園長が何もいわず、網を手渡した。網には百匹ほどのモンシロ蝶が生きたまま、蠢いている。私はそれを川に流した。墨を流したような流れの中に蝶は溶けて、異様な美しさを見た。
彼は、害虫扱いされる蝶を、網に捕らえたまでは「生きた存在」として扱っていた。命を還す役目を私に任せた。私にとって、農というものの原点はこれだ。体感で命に触れ、同時に感性を育てること。
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■終わりに
植物を育てる環境は人間が作っているが、実際は植物の生命力で育ってるという話好き。