こんかいお話する用神(ようじん)、喜神(きじん)、忌神(ぎじん)、仇神(きゅうじん)、閑神(かんじん)について、なんとなく単語の意味について知りたいひと、四柱推命を学び始めたひとにとっては難易度が高めなテーマかもしれない。
(☆YouTubeチャンネル登録お願いいたします。「てくてくちとせの四柱推命学習ちゃんねる」☆)
▼あなたの命式読み解きます▼
例えばスパゲッティーという料理を知ったうえで、さらには具材の旨味を引き出すテーマを考えるに等しい。ぼく自身はじめ、なんだかよくわからないものだった。そんなわけでこんかいはなるべく、゛分かりやすい説明゛をこころがけてこれらの紹介をしたい。
目次
用神、喜神、忌神らを理解するうえで必要な知識
・日干
・五行の考え
・身旺、身弱
・四柱推命の基礎知識
こうして最初に書いてしまうと、うんざりするかもしれないが、説明するためにも、実際に必要な知識なので許してほしい。
まずはイメージを膨らませよう
用神、喜神、忌神、仇神、閑神、これらは、四柱推命の命式の吉凶を判断するための材料である。
当然命式はひとそれぞれ違っているけれど、バランスが完璧な命式とか、すごいラッキーな命式とかは、少なく、実際は偏りのある命式のほうが多い。
(ちなみにぼくの命式は、偏印と印綬だらけのすごく偏ったものだ。食星、財星ともに0。)
そして命式を構成する、十干などは単体で成り立っているわけではなく、それぞれに作用しあって成り立っている。
命式を読みとくうえでは互いが互いを良くしたり、どれかがどれかに悪影響を与えたりしているのかを読みといて全体的な判断をくだす。また、全体の要となる星はどれかを見定めたりと。
そういった意味を上記の5種類は表現する。
料理でいえば、どの味と味が助け合い、どの調味料が邪魔をしているのかとかを発見することだ。
味の決め手はなにで、塩味が甘みを際立たせるとか、こってり感がぶつかっているのかとかを判断する。
それぞれが意味するもの
イメージは膨らんだだろうか?
ではつぎに先ほどの5つを簡単にご紹介しよう。
用神=命式のなかで要となる働きをになう五行をさす。あなたの用神がわかれば、命式のもつ運の良し悪しが把握できる。喜神を助ける一行でもある。
喜神=用神を生じる一行で、あなたの命式においてのラッキーな要素。
忌神=あなたの命式において、悪く働く要素
仇神=忌神を生じる要素で、こちらもあなたの命式に悪く働くこととなる。
閑神=吉にも凶にも働く要素。
【じぶんの用神や喜神を出す 】
簡単な説明だけど、これではまだ腑に落ちないだろう。
喜神、忌神、用神をもっと詳しく説明
命式は偏りがある場合のが多いとさきに書いたが、命式のなかでどの五行が旺盛(こういった表現をする)で、どの五行が悪さをしているのかをみていく。
基本ではあるのだが、日干がつよいひとにつく、星は日干に与える作用が弱いものが吉意がつよい。逆に日干が弱いひとにつく星は日干に与える作用がつよい星のほうが吉意がつよい。
それゆえに、あなたが身旺であれば、基本的に喜神は日干に弱い働きをする、食神や傷官、正官、正財、偏財、偏官がそれにあたる。
あなたが身弱であれば、基本的に喜神は日干に強い働きをする、比肩、劫財、偏印、印綬がそれにあたる。
では、あなたにとっての忌神は?となればなんとなく想像がつくね。
あなたが身旺であれば、比肩、劫財、偏印、印綬が忌神にあたる。
あなたが身弱であれば、食神や傷官、正官、正財、偏財、偏官が忌神にあたる。
(極旺の場合は、多すぎる五行を助ける星、相生する星が喜神となる)
喜神は、実生活をするうえで、あなた自身の個性にあたる部分で、あなたらしさを表している。
人生の問題をじぶんらしく解決したり、長所として仕事などで発揮される部分だ。忍耐があったり、才能に秀でていたりといった具合に。
用神は喜神を助ける働きをしており、さまざまな条件で見定める。
・他の星に悪さをされていない。
・根がある。
・喜神を助けている。
つまりは、どの星が一番あなたにとって必要かを考えた時の答えが用神なのだ。(用神を求める場合、このように一番必要な星を求める方法もあるが、偏りの激しい命式、極旺や極弱の場合は他の、救済処置としての星を用神に当てはめることもある。)
用神はあなたをあなたらしく活動させるべき星であり、自身の本質として、また強みとして実生活で根幹的な原動力となっている。
ゆえに用神を求めることはとても大切なのだ。
▼鑑定のご依頼は私のアドレスまで▼
otaro905@gmail.com
※鑑定料金は一回5000円です。
ブログを見ましたとご連絡ください。
おわりに
命式の吉凶の神を求めることは、自身の強み弱みを理解することになるので、より充実した人生設計を考える材料になる。あなた自身をどのように生かすかという発想に役立ててほしい。