てくてくちとせ

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四柱推命−短気な人と命式の関係を解説する

 

短気は損気と聞いたことがないだろうか。短気を起こしたがゆえに、人間関係が壊れてしまった、損をしてしまった経験をお持ちの人もいらっしゃるだろう。気が短いというのは、ある程度命式から読み取れる傾向がある。私自身二十代の頃まで怒りっぽさや短気な部分が目立つことがしばしばだった。克服するのはかなりの苦労だ。生きているなかで短気で特をすることは一切ないと思う。今回は短気と命式について書いてみたい。

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■短気な命式


人生根気が必要だ。大概のことは辛坊の連続といえるだろう。気が短いというのはいうなれば、理性による物事の解決よりも瞬間的な感情の爆発が優先される現象といえる。短気を克服するには、我慢という選択肢を選ぶよりも、内面に理性を育てる訓練をすることが重要だ。


ただ、自制が難しく、火がつきやすい命式傾向というものもある。まず、日主が陰干で命式の偏官がつよく、日主が剋されている場合、短気であることがある。特に月柱か、時柱のどちらかに偏官がある場合がそれに当たる。まず、日主が陰の干である場合、偏官からの剋が強烈になる。偏官から強い剋を受けるということは感情のスイッチが入りやすくなる。

 

例えば以下の命式は、短気とされている昔の漫才師の方のものである。


年月日時
甲丁辛◯
申卯巳◯


年柱の甲が月柱の偏官丁を強めて、丁が日主辛を剋している。こうなれば日主辛は相当しんどい。感情が突き動かされる状況にある。メンタルの面も変動が起こりやすい。


日主が辛で丁から剋されれば、結構きつい。偏官からの剋がつよければ、日主が衝撃を受けやすいため、感情的起伏が大きくなりやすい。もし、日主が通根していれば、感情を抑える力が働きやすい。


また、正官が命式に存在し、強すぎればやはり偏官に剋されるような働きが生まれる。例えば日主が壬であれば、基本自由を求める傾向であるが、正官に剋されれば、自由が制限される意味となる。やはり日主が通根して強ければある程度自分を抑えられるが、日主が弱ければ、正官からの剋がきつくなる。正官は正しさの星で「こうでなければならない」という感覚と関係する。壬は自由を求めて流れたい。つまりこうでなければという概念と自由の2つがせめぎ合って感情の摩擦を生じることに繋がる。


次に日主が木(甲、乙)で、命式の水の五行が強すぎる場合、短気さという面がでやすくなる。本来日主が木の五行であれば、土の五行を得て根を張ることができる。しかし、命式に土がなく、水が多ければ木が流されることである。水の五行は勢いを成せば、激流となる。そのため、水の勢いが強すぎれば木の日主は気持ちが移ろいやすい、気持ちが変化しやすい特徴を持ち、短気な面も現れやすくなる。


気が長い、短いというのもある程度命式のなかにて、日主が守られ、安定している必要がある。偏官からの剋が強すぎたり、日主が木で水の五行に流されれば、気が途切れやすい。


次に日主が丙で、命式に火が大過である場合短気に繋がりやすい。火は熱であり、感情である。火が強すぎる場合、物事を俯瞰する部分よりも感情面や情緒面に頼りやすく、やや気の短さといった部分に直結しやすい。


次に日柱が陰干で本気の根で通根している状態で、隣り合う月柱や時柱と天剋地冲となれば短気さがでやすくなる。地支の相冲で、内面的な動揺を意味し、天干の剋によって、風当たりを受けやすくなるため、気の短さに繋がりやすい。


これらの命式特徴があった場合、剋を中和する五行がカギとなる。命式に対して不利に働く五行を洩らしてくれる五行が短気な部分の改善に繋がりやすい。もし、日主辛で偏官丁からの剋がつよい場合は、日時生活に土の五行を取り入れると気持ちの面が改善されやすい。例えばシトリンなどの土の五行の属性を持つパワーストーンは改善に繋がる。


また、命式の傷官の働きによっては、デリケートで、感情の起伏が大きく短気に繋がることがある。一時的な感情の爆発を生じてしまうこともある。そのため、日主が弱い場合、日常生活で日主を強める五行を取り入れることが必要だ。例えば、日主が甲の場合、「神経や精神」と関係しやすい。そのため日主が弱くて、傷官の丁が強すぎれば短気さに直結する場合がある。料理で、水の五行を含むものや、木の五行を含むものを接種するとよいだろう。


短気といった部分が基本性質と関わるものであれば、上手に付きあっていくことが一番だ。感情がプッツンする傾向を眺めているもう一人の自分が必要で、そうした検査係を育てる必要がある。私の場合は瞑想や断食といった手段を用いて俯瞰的な部分を養ったけれど、努力は確かに性格を変えるものだと実感している。そもそも短気というのは、自己防衛本能のスイッチが入りやすいか、気持ち的なゆとりがなくいっぱいいっぱいな部分がある。自分に不利な五行を抑えるのは気持ちのゆとりを生むことに繋がる。

 

 

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■終わりに


気が短いことは、特にはならないが、角度を変えて人物をみた場合、ある種の可愛げや人間味を感じることらあるだろう。ただ、短気で人生を棒にふるのは良くないので対応は必要といえる。

 

 

 

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