四柱推命には七柱推命(ななちゅうすいめい)ともいうべき、八字以外の柱を用いる推命方法が存在する。命宮、身宮、そして胎月(胎元ともいう)というものを用いて鑑定する方法がある。これらを扱うやり方は、中国では使われているのだが、日本ではほとんど扱いがないといえる。今回は謎に包まれた胎月について書いてみたい。
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■胎月(たいづき)とは
中国四柱推命のやり方は、奥義のようなものが多くて、日本に使い方が伝わっていないものが相当ある。私自身中国関連のものを調べるこなか、目から鱗とう推命方法がある。日本では使い方が謎とされている納音(なっちん)も中国四柱推命の推命方法の一つ。ルールを知れば、その扱いは小手先的なものではなく理に叶ったものであることが分かる。(台湾の方でも使われていると聞く)実態を知るとハンパねぇ………です。
胎月とは受胎した月をいい、生まれる前に持っている情報である。胎月の求め方は、命式の月柱を用いる。月干から一個先の十干が胎月の「天干」の部分になる。月支から三個先の十二支が胎月の「地支」の部分になる。例えば私の命式の月柱は甲子だが、胎月は乙卯になる。
胎月は生まれる前に持って生まれる情報だが、命式と照らし合わせて扱うものだ。私の四柱推命講座のほうでは、ずっと後にお伝えしている。胎月を用いると、自分の情報だけではなく、両親の情報が分かることもある。何故、今回このようなムズいテーマを選んだかというと、四柱推命を本格的に学んでいる方がいても、集客ではビジネスに力を入れる四柱推命に勝てなくなる。すると、四柱推命の深い部分が、世の中に広まらなくなる、それは悲しいという理由だ。(運命といえばそれも運命か…。)
まず、胎月は補助判断に近い扱いであるという認識が必要だ。大前提として命式を読む場合は八字から情報を拾うことが一番の軸になる。相生、相剋、冲、刑、諸々を扱い、命式をざっくり読んだ後に、胎月を取り入れて使用する。つまり、四柱推命のルール的なものが一通り習得してから扱えるものといえる。RPGでいうクリア後の隠し要素みたいなものだ。
例えば、胎月を用いると、人物の才覚や特性が分かることがある。胎月の特徴として「才覚、能力、家族のこと」これら全てのことが分かるわけではない。情報の一部が拾える可能性があるという事だ。ただ、八字からでは読めない情報を拾えるのは凄いことではないだろうか。
例えば私の命式からは、「文章を書く」という部分の情報はあるにはあるが見つけにくい。でも胎月を使えば見つけやすくなる。そして、四柱推命は何故漢字の組み合わせでできているのか、深い部分に触れることになる。
▼鑑定のご依頼は私のアドレスまで▼
otaro905@gmail.com
※鑑定料金は一回5000円です。
(Gメールによる文書での鑑定です)
■終わりに
日本の四柱推命のレベル引き上げに健闘したい。中国四柱推命で、実際鑑定をしている例を多数みてみると、流石というほかない。餅は餅屋である。胎月の使い方を知ることも、一つ上の四柱推命に繋がるだろう。