てくてくちとせ

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四柱推命の歴史について詳しく解説

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お堅い書き出しで申し訳ないけれど………四柱推命といえば、いまや知名度と的中率の高さから東洋占いの一角として人気を誇っている。この度は゛四柱推命゛で検索をかけた方全員に、その全容を詳しく、またわかりやすく解説する試みとしてこの記事を書くにいたった。みなさまのもつ知的好奇心を少しでも満たせたらとおもう。

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目次

 

占星術の起源と四柱推命

 

世界でもっとも古い占いは古代バビロニア黄道十二宮である。人類が天体をみとめ、それが天にかかる時計といった認識が行われたわけだ。一年間で恒星がもとの場所に戻ってくることをしり、ここで暦(こよみ)というものが誕生する。

 

黄道十二宮には詳しくふれないけれど、バビロニアの滅亡後に占星術師たちは、その知識をもって東はアジアから西はヨーロッパ、北アフリカにまで散らばっていった。

 

各地で彼らの知識はさらに磨きをかけられ、さらに星から個人の運命を読みとくといった精緻な技を完成させることとなる。それがホロスコープ占星術のはじまりだ。

 

ホロスコープとはギリシャ語の「ホーロスコポス」/人の誕生時に、東の地平線を上昇していた宮のこと。占星術をざっくりとわけると、個人の運命を占う「ホロスコープ占星術」と国家の天変地異を占う「天変占星術」の二つである。

 

古代中国で生まれた四柱推命は後者にあたる。中国ではホロスコープ占星術が流行らず、その代わり非常に独自性のつよい占星術が発達していった。(理由は後述する。)

 

ここで覚えておいてもらいたいのは四柱推命は「天変占星術」にあたるという部分である。

 

 

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四柱推命の起源

 

四柱推命が日本にはじめて入ってきたのは、徐子平が記した゛淵海子平(えんかいしへい)゛という書物。時代は江戸であり、桜田虎門という人がこれを訳し、われわれ日本人がはじめて四柱推命をしるわけだ。

 

中国における四柱推命の呼び方はさまざまなで、子平(しへい)を筆頭に、算命(さんめい)命理(めいり)など。お気づきだとおもうが、゛命゛という漢字が多く用いられている。例えば命理には「命を推し量る学問」という意味がある。

 

古代中国の人は人生に迷ったとき、人生の縮図である゛四柱推命゛を便りにじぶんを観察した。さきに説明したように中国の占星術はもともと国家の天変地異を占う学問であった。

 

ーーー中国には「授命改制」という思想がある。王朝の諸制度は天の働きをもとにつくられた地上の制度であるため、王朝が代わるごとに地上の制度もあらためられなくてはならないとするものだ。

 

さて、天とか地とか四柱推命らしい漢字がでてきた。中国のことわざに「天の時、地の理、人の和」ということばがあるように、それら三要素が人の運命において肝心だと考えたのである。

 

改暦は絶え間なく行われ、暦の予測が外れたときにも行われた。改暦が王朝の数より多いのは日食、月食から惑星の動きを予測までを視野にいれた天体歴だったためである。

 

中国の占星術は国家の運命を左右するわけだから外れてはならない、というわけで歴史とともにより精密になっていった。漢の時代から国立天文台が設けられ2000年以上継続しているのだから凄いものだ。

 

ちなみに中国の国立天文台(太史局)をそのまんま移入したのが日本の陰陽寮である。

 

暦こそが中国占星術のすべてといって過言ではない。中国でも天の形は球体だと考えられた。球体に地球の赤道をあてはめて、天の赤道と呼ぶ。天の赤道から北が「中官」天の赤道から南が「外官」とよばれ赤道付近の星座は28分割された。

 

そのほか現在の四柱推命でもちいられる十二支は、木星の動きから考えられたものである。木星の位置をしるために、赤道と黄道を十二当分したもので、干支(えと)のはじまりだ。

 

干支などから割りだされた実在しない星が占星術の主役となり民間に広まっていった。そして生まれた占星術の一角が個人の運命を占う四柱推命である。

 

中国人にとっての天体とは゛気゛という概念であり、天体そのものよりも、それを構成する陰陽五行などの無形の要素を大切に考えた。

 

 

 

四柱推命とは

 

人間が誕生したときの、木星、火星、土星、金星、水星の惑星と本人との位置関係によって運命を読みとく学問だ。

 

宇宙の森羅万象を「木、火、土、金、水」で表し、生まれた年、月、日、時間によって先天運が決定する。人の運命の流れと宇宙の流れがクロスしていると捉えてもらってかまわない。

 

つまりその縮図こそが「命式」といわれるものである。

 

生まれてからの歳運(一年運)大運(10周期の運)でその後の肉体的、精神的、経済的な様子をみていくというもの。これを吉、凶と表現したり、バイオリズムと呼んだりする。

 

具体的に四柱推命で運命を解き明かす要素は三つ。陰陽思想、五行説、干支術である。陰陽思想は男と女、天と地のように物事は対局からなる表と裏の関係であるとするもの。五行説は、自然界を木、火、土、金、水の5つに分類したもの。干支術は十干と十二支を生まれた年、月、日、時にあてはめたもの。十二支は地のエネルギー、十干は天のエネルギーに分類される。

 

 

 

つまり命式とは無理矢理漢字をあてはめたものといっても過言ではない。命式をつくるときは、生まれた年、月、日、時間を十干と十二支に置き換えなくてはならないからだ。

 

命式を作る流れと命式作成

 

1:生年月日と時間を干支歴(書籍などに干支の早見表が存在する)をみて干支に置き換えて、命式に対応する干支と五行を記入する

2:蔵干を求める

3:空亡を求める

4:通変星を求める

5:十二運勢を求める

6:特殊星を求める

 

上記が命式をつくる流れの説明であるが、自力で作成を試みたいという方は書籍などで詳しく説明されているものがあるのでそちらをご覧いただきたい。[決定版、恐いほどよく当たる四柱推命|黒川兼弘]という本に詳しい説明と、干支の早見表の添付からはじまり、十二運勢や通変星のだしかたまでが記載されている。はじめて命式をつくりたいという方にはうってつけの一冊である。

 

おわりに

 

四柱推命の的中率は七割以上といわれる。天変占星術は中国で発達し、おなじく座標を用いながらもホロスコープ占星術の影響がつよいインドの占星術とも一線をきすものだ。国立天文台まで用意し、国家という単位を占うという重要さから生まれた背景には、途方もない統計的データが存在する。そんな先人たちの努力の結晶が引き継がれてゆくことを願う。一方で四柱推命に少しでも興味を抱くひとのために役立つ記事を書いていきたい。

 

 

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