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四柱推命−ぬお!金鎖殺ってやばいのか?詳しく解説する

 

金鎖殺という言葉を聞いたことがないだろうか。物騒なネーミングである。四柱推命における金鎖殺は結構こわいものとして流布されており、その実態を真剣に考察する必要がある。今回は金鎖殺とはどんなものなのか?実体験をふくめて書いてみたい。

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■金鎖殺とは?


金鎖殺とは自分の日柱と同じ干支が巡る時期のことである。


つまりあなたの日常生活でいえば、干支が書かれてあるカレンダーであれば、あなたの命式の日柱と同じ干支が書かれていたらその日は金鎖殺にあたる。


時日月年
乙甲甲癸
亥申子亥


これは私の命式だが、日と書かれた場所の甲申という干支と同じ干支が巡れば金鎖殺となる。


大きな時期でいえば、十年単位の大運、一年単位の流年なども関係し、月単位、日単位でも何かしら、自分にとって影響があるとされる。例えば、ケガや病気と関係しやすく、結婚や就職にも影響がでるといった事がいわれている。


一ヶ月のなかでは誰もがしょっちゅう金鎖殺に合っていることになるが、運のパワーというのは、十年運、一年運といった比較的大きな単位の運のほうが影響がつよいのだ。


ちょっと乱暴にいうと、十年単位の大運、一年単位の流年以外の影響は、そこまで強くない。


金鎖殺となる日柱と同じ干支が巡れば、自分自身と関係する時期という解釈になる。つまり、自分自身と関係するのだから、ケガや病気だけでなく、仕事に関して、何かの転機に関して自分と何かしら関係する時期という解釈である。


つまり、悪いことが起きる可能性もあれば、良いことだって起きる可能性がある。


実は私2004年に金鎖殺が巡ったときは、仕事の転機として良い運った。


ではそもそも何故日柱と同じ干支が巡れば良くないとされるのか?


大運や流年であなた自身を意味する時期には、何かインパクトが大きな出来事が起こりやすいことから、良くない意味で解釈されることが多いはずだ。恐がらせる意図はないけど、例えば、あなた自身を意味する運が十年も続けば、その中にはあなたの体調に関係する時期も含まれる可能性がでてくる。ただ、こうした部分は実際に鑑定をさはてみなければ、何が吉で何が凶か正直金鎖殺だけでは述べることができない。


例えばお年がいってから、大運、流年で金鎖殺が訪れた場合は、その時期の健康面などを加味して鑑定する必要がある。


若い時期に大運などで巡れば、一概に凶と決めず、あなたが出世と関係する可能性、飛躍と関係する可能性だってでてくる。ただし、その十年はあなたとの関係性がつよいため、年単位で起きる事象は、少し強めではあるだろう。


金鎖殺だけでは、象意の判別ができないために、とりあえず、大きな行動は謹んだほうがよいという意見はそれなりに理に叶っている。


因みに四柱推命の運では、小さな運は大きな運に飲み込まれる。もし、十年単位であなたの背中を押す大運が巡ったとしよう、そのなかで一年単位の流年で金鎖殺が巡れば、これは吉になる。このように、時期と象意には多くの判別方法が存在している。


特殊星は、一つのシンボルだ。


金鎖殺のように、それ単体では吉か凶かを述べられないものに対して「とりあえず、ハデに行動するな、大きなリスクをとるな」と警告すれば、借金が増えたり、大きな不利益を回避できる。


特殊星の解釈は、その意味をそのまま適応させるというよりも、考える、知るきっかけになるという点が大きいといえる。特殊星だけでは不明瞭な部分を詰めていくのが、鑑定師の仕事といえる。

 

 

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■終わりに


特殊星のなかには象意がハッキリしないものや、実際に効用がないもの、または、単体では意味が判別しにくいものが多々ある。金鎖殺の考察も、複合的にみてゆく必要があるといえる。今回は金鎖殺は、凶となる可能性がある一方で吉になる可能性もあるという点を強調させていただきたい。

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