引きこもりの問題と直面する機会がある。子供だけではなく、大人にも共通する重要な事象といえる。私は大人になり一年ほど引きこもった経験がある。会社員時代、離人症を経て、人と交流を持つこと自体を苦痛に感じていた。本日は命式と引きこもりの関係について書いてみたい。
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■:引きこもりと命式の関係
命式には、人生どんどん押せ押せで進んでゆける命式もあれば、無理に頑張らないほうが良い命式がある。本屋にいけば、成功法則について書かれたたくさんのハウツー本がある。だが、人の素質を絡めた成功までの導線を記したものはあまりない。Aさんが成功した方法で、Bさんが成功するとは限らない。
それと同じで、精神的に大型マフラーを搭載してエネルギッシュな人もいれば、繊細な性質の人もいる。もうダメだと感じる人が、相談に来たとき「もっと頑張れ」といわれると退路が絶たれることになる。少々のことを気にしない人もいれば、傷を引きずってしまう人もいる。
例えば
時日月年
◯乙丁甲
◯未◯◯
このような命式配合であれば、何か、一時的な問題があった場合でも、社会に対する関心という部分を失いにくい。一時的に引きこもりになってもいずれ心の傷や、改善点を修正して社会活動に復帰しやすい。
だが、例えば
時日月年
辛乙辛◯
◯丑午◯
このような命式となると、心が非常に繊細になる。対人関係のストレスや負荷がかかりやすい傾向といえる。すると心に受けた傷を引きずりやすく、自分自身を解放するのに時間を要するし、環境を選ぶ必要がでてくる。
命式によって引きこもりに繋がりやすい命式というものはやはりある。
▼あなたの命式を読み解きます▼
■:引きこもりやすい命式
上の命式のように月柱に剋されるということは、社会的な場所からの風当たりがつよくなる傾向で、ご本人がそうした状況から楽になりたいと考える。月柱は実家の場所であるので、家族関係の問題から、心に傷をつくりやすいとも考えられる。(あくまで命式の構造によるけど。)
ご実家との因果関係、家庭環境から否定的に育てられ、肯定感をもてずに、疲れ果てて、引きこもるということも実は多々ある。または過干渉により、気力を失い燃え尽き症候群となるケースもある。
官星に激しく剋された命式は、外部エネルギーを跳ね返す力が、少し弱い傾向だ。そして内側の心や精神状態に意識を向けやすくなる。官星に激しく剋された人にとってそうしたタイミングは、休息期間なのだ。
無理がききにくい体質や性質の人ともいえる。そうなると、頑張れより、頑張らなくてよいというスタンスで見守ってあげるほうがよい。そうした人が引きこもった時は、本当に限界のケースがあるため、接し方には十分に配慮が必要だ。
また、印綬が強すぎる命式の場合も、時に失敗から立ち直りにくく、引きこもってしまうことがある。そうした時は挫折から立ち直るための時間が必要だ。そして、母親(印綬)からの過剰な期待や過干渉が原因ということも時にありうる。
■:終わりに
四柱推命においては、精神構造や特徴という部分は、人によって諸々異なる。頑張れが通じる人もいるが、頑張らなくていいという言葉が必要な人もいる。そして何より周囲の理解が必要だろう。