「敗財」っていうのは通変星のひとつだよと聞けばあれ?と思う方もいらっしゃるかもしれない。簡単にいうと敗財は劫財と日干がおなじ五行で、陰陽が異なる通変星である。(日干が陽の場合に敗財、日干が陰の場合劫財)つまりグループとしては比肩、劫財の゛自我グループ゛に入る。日頃「敗財」というワードをあまりみないのは劫財と敗財を区別する流派が少ないからだ。だいたいは劫財で統一されている。
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■比肩から比較して敗財の性質を分かりやすく説明
比肩という星は競争心がつよい星であるが、基本的にスポーツマンシップにのっとったやり方での勝負を好む、まっすぐな性質だ。一方、劫財も敗財も゛比肩をベース゛としながら異なる要素が付加される。
劫財は比肩の性質に「強気の失敗」敗財は比肩の性質に「弱気の失敗」という要素がそれぞれ付加されるのだ。比肩という星は自我がつよいものの、純粋な性質であり、一歩一歩前進して成功をつかむ特徴がある。そのため、人間関係でその性質がときに凶に働くものの自身のこだわりに沿って行動するため、堅実性がある。
一方劫財、敗財は過剰な自己顕示や、自我のアピールのための自己主張、内かる怠惰などで失敗を引き寄せる暗示をもつ。
敗財は根本的に欲が深く自意識がつよい傾向にある。うぬぼれがつよいものの、人に流されやすく、内面には不満を抱えやすい。堅実さよりも、自己イメージを守ろうとする心的働きがつよいため、そのときどきで言い分がころころ変わる。物事に積極的に介入することを好まず、結果主義となりやすい。そのため劫財と違って、物事の解決への対応の仕方があまり現実的ではなく、誰かに責任転嫁してしまったりと、゛弱気な失敗゛を引き寄せる。
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■敗財の性質を生かすには?
敗財は劫財どうように、権謀術数に優れ、物事の損得をはじき出すことがうまいために、゛リスクマネジメント゛に携わることで適正を発揮する。
■敗財の性質を生かすには?:2
起業するなどして、独立独歩で得意分野へ進んだときに開運しやすい。仕事に一人でのめり込む場合、もとよりの損得勘定やリスクマネジメントがプラスとして働く。
■敗財が人間関係でうまくいくには
自身の感情を客観視する。もし怒りなどの感情が沸き起こってきた場合に、なぜそのように感じるのかを、前後関係から観察するクセをつけることで周囲の人と足並みが揃う。
■敗財が気をつけたいこと
相手の理不尽な意見や不条理な提案に対しては、NOという決断をすること。周囲に巻き込まれた結果、不満をためやすいという性質があるため、自身の気持ちをしっかりと把握することが大切。
■敗財が気をつけたいこと:2
金銭と結びつきがつよくないため、金銭の出入りが多い傾向にある。自身での散財がある場合は、家計ね収支や計算などはパートナーや信頼できる家族と相談して進めることもありだ。
■おわりに
個性的で少し複雑な敗財であるが、自身の得意な分野を伸ばして、人との歩幅を合わせることを意識すれば、そんななかで長所が発揮される。