拾悪大敗とはひどい名前だなと思う。ひろいあくたいはい? ではなく、じゅうあくたいはいと読む。 拾悪大敗とは特定の生まれ日によって凶となる組み合わせだ。 のっけから信憑性のなさそうな感じだが、 今日はそのことについて触れてみたい。
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■:拾悪大敗
私はずっと四柱推命の勉強を続けている。 1日ピアノをひかないと元の腕に戻るのに時間を要するといわれる が、四柱推命も同じだ。意識がそこから離れてしまうと、 腕が落ちる。さて、 そんな中やっぱり色々理法を研究しているんだけど、 特殊星の信憑性についても考察している。
例えば天徳貴人という特殊星は、 そのまま意味を当てはめても使えないけれど、 ゲームで条件をクリアして最強装備を錬成するように、 特定の条件を満たすと命式に著しい効用を生む。 師範代講座のラスト問題に使い方を載せている。
特殊星はファンタジーだ。全く使い道のないものもあるが、 どうも、引き寄せられてしまう。
さて、前置きが長くなったが、拾悪大敗(じゅうあくたいはい) について考えてみた。
拾悪大敗とは、甲辰、乙未、丙申、丁亥、戊戌、己丑、庚辰、 辛未、壬申、癸亥という日に生れた人のことを指す。 つまりこれらの日柱であれば、お金に恵まれず、災い等が多いといわれる。
これに関しては、そんなわけないと、今回は早めに畳み掛ける。
ほとんどが、土の地支と組み合わせになっているが、 土の地支は庫中(こちゅう)といって蔵を表す。つまり、 何かの貯蔵庫である。日主と通根したこの組み合わせを、 生まれ日だけを見て災いだとか、 お金と縁がないというのはどうやっても無理があるのではないか。
これはファンタジーと呼べない。
無理ゲーだ。
地支が土の組み合わせではない場合
例えば、日柱が丁亥である所ジョージさんがお金がないのか?
日柱が癸亥であるタモリさんはお金がないのか?
結論として拾悪大敗は一切気にする必要はない。 そもそも悪を拾って、大きく負けるって何やねん(プンプン)
深夜まで体力仕事して疲れた後に、ジャムパンを貰う気分やで!← 実話。
四柱推命は、血刃とか、 しちさつとか人の気持ちを考えない文字が多すぎる。 デリカシーがないわね。
そもそも日柱という立場は、他の六字の構成によって、 恩恵を得たり、苦労があったりと基本的に受動的な立場である。 丙午は強い!と言われるが、 丙午日に生まれた人が全て素手でライオンを仕留めることができる わけではない。これと同じで、 一区画だけを切り抜いた考え方には意味がない。
特殊星、十二運しかりで、 単発で何か判断しようとすると一部が当たっても、 間違いも多くなる。予測で物をいっていることになるからだ。 命式の全体的な゛繋ぎ゛の部分が肝心である。だが、さいごにいかに悪しき先例であっても、最初は正当とされて配置されたというカエサルの言葉に重きをおくとする。
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※鑑定料金は一回5000円です。
ブログを見ましたとご連絡ください。
■:終わりに
とある著書におみくじ形式で、 命式をみてはいけないと書かれているが、その通りである。 さいごはばんせんになるけれど、私の講座では、 命式の繋ぎの部分にしっかり触れているのでご興味がある方はいら してください。