雑草のように強く生きろ!というフレーズを何10年も前のテレビドラマでみた気がする。草花とは、四柱推命でいえばもちろん乙(きのと)のことなんだ。今回は伏吟雑草といわれる干関係についてお話したいと思う。
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■:伏吟雑草とは?
伏吟雑草(ふくぎん雑草)とは結論から書くと乙が命式に2つも3つも並ぶ命式のことだ。
簡単に説明するとそれだけなんだけど、草である乙が命式世界にたくさん生えたとして、何か、イメージとしてはちょっと風流じゃない。
乙は多くしげることで雑草という見方をされることがある。命式の組み合わせによっては有益な場合も勿論ある。
■:伏吟雑草と命式
乙という形をみたときに何だか゛草花だな゛と感じるのは私だけだろうか。乙は、時に草であり、時に花である。乙の性質というのは基本的に草だからやっぱり基本的に水が欲しい。ついでにいえば暖かさが欲しい。何だかそれだけ聞くと温室育ちのように聞こえるが、水と暖気を得ることで花を咲かせる特徴をもつ。
たぶん四柱推命のとっかかりとしてブログをみてくださっている方からすると、こういう説明が分かりにくいと思う。「そもそもそのような説明が何に繋がるの?」と感じるかもしれない。つまり、ごたくはいいから、もっとこう府に落ちる核心的な話をしてくれと思われるはずだ。私自身もっと初心に帰らなきゃと思いながら最近文章を書いている。
こんな時は命式で説明だ!
時日月年
◯乙◯丙
未亥◯◯
このような天干に丙(太陽)があり、地支に亥(水)があれば草じゃなくて「花」という例えになる。だから何?とさらにいっちゃえば、誤解を恐れずいうと、こうした命式は「有名になりやすい、またはある分野で成功を納めやすい」のである。
多分色々な先生達も、命式をパッとみて経験に基づくイメージを持ってしまうと思う。(※本来は絶対にイメージで命式を語ってはいけない。)まあ、人間だからね………。
さて、伏吟雑草の場合は↓のような命式だ。
時日月年
◯乙乙◯
◯卯卯◯
伏吟(ふくぎん)とは繰り返す意味合いを持つ。雑草とは乙が並ぶこと。干関係的には、乙は乙にとって良い関係とはいえない。例えると中学時代の友達で、くされ縁で関係が続いているが、お互いの成長の足かせになっているという感じだ。ニュアンスで感じてほしい。
上記の例では乙卯、乙卯と日柱、月柱で並んでいる。月柱は実家の柱だから、実家の影響というものを非常に深く反映した人生傾向になりやすいということだ。さて、整理しよう乙は乙にとってくされ縁のように発展は望めない関係だ、それが実家の場所に並ぶと、これはあまり良い意味合いで語られない。
つまり、実家の悪い面も引き継ぎやすいということになる。だが、伏吟雑草だけで命式を判断してはいかんぜよ!!
▼あなたの命式を読み解きます▼
■:伏吟雑草の良いバージョン
さて何だかちょっと伏吟雑草のイメージを下げてしまったため、もっと内容に迫ってみたい。
時日月年
壬乙乙丙
◯亥亥◯
この命式よ………。何と優雅だろうか。私は命式をみて、優雅だとか色々なことを感じてしまうタイプだ。勿論◯の部分が大切なんだが、これは良さそうな命式だ。
頭が良く出世するだろうと六つの関係だけでも予想ができる。命式の主は社会の情報にも興味を持つ人だろう。
最初に説明した水と暖かさがある。冬生まれの乙に水が良くないんじゃない?と思う玄人さんがいらっしゃると思うので、あえて◯の中が重要だと弁解しておきたい。
伏吟雑草でも、命式が良い場合、並んだ柱と自分自身(日主)がマッチングして成功する可能性がある。四柱推命の配合という部分はほんとに面白い。本来良くない意味合いのものが、良い意味合いに変わる。
伏吟雑草も昔の言葉だけど、やっぱりその意味だけを拾ってはならないと感じる。
■:終わりに
乙以外にも、同じ柱が自分の命式に並ぶ人がいるとおもう。それだけをとって決して悪い意味ということはないので大丈夫。