てくてくちとせ

鑑定については”鑑定のご案内”という記事をお読みください 料金は5000円です。          「ブログをみました」と私のアドレスにご連絡ください。→ otaro905@gmail.com        私の四柱推命講座にご興味のある方は竈ちとせ四柱推命講座/八字だよ全員集合という2023年8月20日の記事を見てください。

四柱推命−異常干支とは?検証結果と発見した法則を発表する!

 

今回は異常干支について書く。随分古い映画に、リングというのがあって、お化け貞子の呪いがビデオテープを通して見た人に感染していくという内容だ。私のなかで占いの三代呪いは、空亡(天冲殺)特殊星、異常干支だ。それぞれが、リング、呪怨着信アリのポジションに該当するだろう。それらは都市伝説のように、信憑性と嘘と期待とファンタジーをはらんで、人々に広まってしまった。今回は異常干支の本質についてだ。

(☆YouTubeチャンネル登録お願いいたします。「てくてくちとせの四柱推命学習ちゃんねる」☆)

 

 

▼鑑定のご依頼は私のアドレスまで▼
otaro905@gmail.com
※鑑定料金は一回5000円です。

(Gメールによる文書での鑑定です)

 

 

 

■異常干支とは?


異常干支とは、元々は算命学からきたものだ。
該当する干支が命式に存在すれば、優れた才覚や霊感があったり、型にはまらない。また、人に理解されにくい面があり、普通の生活では適応しにくいという特徴を備えているとされる。該当する干支は13存在する。甲戌、乙亥、戊戌、庚子、辛亥、丁巳、辛巳、壬午、丙戌、丁亥、戊子、癸巳、己亥。通常、干支の象意を受けるのは本人だから、日柱にこれらの干支が入っているかを見る。他の柱に存在するものは干支だけでなにがしかの象意を見つけることはできない。


そして、異常というだけに、生活をするなかで、性格や運命特徴から何か異常がでやすく支障があるとされる。異常干支には6種類の通常異常干支(つうじょういじょうかんし)と、7種類の暗合異常干支(あんごういじょうかんし)とがある。通常異常干支を保つ人は、変わった部分があるが、まだ一般の人に近く、暗合異常干支を持つと、先見の明があったり、霊感があるなど、一般人の感覚から異なるとされる。


他には
・日本の結婚だとうまくいかない
・普通の生活では、悩みや葛藤を抱えやすい
・魂や思想の部分で、普通とは違う


との事が指摘される。私も、しっかり四柱推命を学ぶ前までは、これらを信じていた。特に普通の生活では、悩みや葛藤を抱えやすいというのは、該当しやすいのだが、命式八字を読めるようになると、そうした事象は異常干支が原因ではないことが分かる。特殊星にもこうした、からくりがある。特殊星も一部鑑定に用いることもあるけど、やはり、八字全体を考察しなければそれ単体では使えない。


例えば己亥という干支は肉体に異常がでやすい、平和であれば、異常がでやすいとされるが、日柱己亥の有名人を検索して、本当かどうかしらみつぶしに調べてみるといい。論より証拠である。


まあ、霊感があるとか先見の明があるとかだったら、それは個性でしょ、となる。


空亡についで異常干支を命式に持たれる方からのご相談は、またたく星の数より多い。ネットなどで情報がたくさん流布された結果だろう。異常干支が命式に存在するとなると、自分はヤバイのか?それとも特別なのか?という二択の心理、または、どちらか一方の心理を持って真実が知りたいと感じるだろう。

 

 

■異常干支の真実(通常異常干支編)


これから、一般的にいわれている説と、実際に干支を命理して根拠と照らし合わせるので、参考にしてほしい。


1:甲戌

甲戌は、一般的や常識に収まらず、家庭を持っていなかったり普通の結婚生活は合わない。海外生活や、国際結婚、事実婚が合う。言いたいことをハッキリという。一つの場所に留まることが苦手とされる。


(干支を命理する)
さて、こうした事がいわれる甲戌だが、日主を甲とすれば、戌の蔵干には丁が入っている。丁は傷官で、自由を意味する。そして本人が傷官という発想力を有しているといえる。ゆえに甲戌という干支のみを見た場合に、意味を伸ばせば常識に囚われないという解釈になる。そして、甲戌という干支が日柱にあった場合に、それだけをみれば結婚に不利な要素は、実はある。でもそれは八字の条件によって、変わってくる。干支の性質から海外とご縁は生まれど、海外婚の方が良いという事は一概にはない。


2:乙亥

乙亥は家庭内のトラブルが起きやすく、海外拠点の方が良いとされる。意志がつよく、自分を曲げない。普通の生活で満足ができない。自分の夢を叶える力がつよい。変わった家庭生活の方が、異常性がでにくい。甲戌同様に海外婚が合うとされる。


(干支を命理する)
日柱だけで、何かを判断するのは愚と思いながら、乙亥という日柱の人は頭が良かったり、能力が高い傾向にある。みんながみんなとは限らないが。木の五行は水があれば育つことで、地支の亥が日主乙を生じれば頭が良く、性格が強い。木の五行は基本成長を願うため、納得を求める。そのため、乙亥は自分を曲げない、普通の生活では満足しないという解釈に繋がる。しかし、これは向上心と捉えることができる。恐らく異常干支は、有名人や過去の偉人をソースとして、そこから統計的にいわれている説だろう。地支の亥は、蔵干に壬を有している。壬は印綬であるから、身を強める星は、場合によっては結婚には不利に働くことがあり、そこに通じていると考えることができる。


3:戊戌

物怖じせず、自分のポリシーがある。頭脳明晰でエリート。頭は良いが学歴が高くなるとマナーの面で、問題がでやすく、研究よりも、企業勤めがよい。現場で活躍できる。身強の配偶者を得ると異常性がよわまる。離婚を繰り返すとされる。


(干支を命理する)
戊戌は、カイゴウ星の一つで天干、地支が通根すれば、気質が強くなる。また、土の戊という天干は地支に水があるほうが、性格的に柔軟で柔らかとなる。戌は、蔵干に印星の丁を蔵しており、印星に学問や学歴の意味がある。だが、乾燥した土が重なれば頑固な傾向がでてくる。という部分をマナーや学歴、性格と紐ついたのだろう。でも、八字の地支にいくつか水の五行があれば、こうした特徴は薄くなる。離婚を繰り返すというのは、干支から見受けられない。身強の配偶者の点では、基本、極端に気質が強い人と、極端に気質が弱い人同士は合わない。気質の強さに違いはあっても、ある程度お互いに似通った強さでなければ、エネルギーの交換がうまくいかない。それを指すのだろう。


4:庚子


頭の回転が早く、スキルを習得して活躍する。理解力が高い。数字につよい。両親に過保護に育てられると、健康面での異常がでやすい。親元から離れて過ごすと異常性がよまわる。実、父、母に育てられない方が健康になる。男性は相手を下にみるとされる。


(干支を命理する)
庚は金の五行で、地支の子は水の五行だ。金と水の五行は理数系と関係する。地支の子の蔵干には癸が含まれており、癸は傷官だ。傷官は頭脳の星だから頭がよい。庚子という干支のみの解釈だとこうなる。八字全体で見た場合、こうした事象は変わってくる。健康面の部分では、地支の子は日主庚のエネルギーを洩らす側面があるが、異常性云々、実親云々は干支のみにそうした情報はない。


5:辛亥


天真爛漫なアーティスト気質で、感受性が豊か。
身体の形状に異常がでやすくケガに注意。傷が残りやすく、整形はよくない。ピアスなど、肌を傷つけるのもよくないとされる。


(干支を命理する)
辛は金の五行で、肌を意味する。干支のみで考えた場合は辛が地支の亥に洩らされていれば金の性質が弱いことで、さらに、ピアスなど、肌を傷つけるものはご法度という命理だろう。日柱が辛亥で八字の配合で、日主辛が弱ければ、確かに身体には繊細な部分が現れやすくなるだろう。日主にとって、金が吉五行であれば、手術などは大丈夫だが、金が忌む五行であれば、慎重にという解釈となる。


6:丁巳


頼りになる性格、自ら色々とこなせる。独立にも向いている。異常干支のなかでは、異常性は低い。貧困家庭で育てば異常性がでにくいが、親から代を引き継げば運がさがり、異常性がでやすい。また、自分の親から仕事を引き継げば運がさがるとされる。


(干支を命理する)
丁は地支の巳と通根すれば、性格的にはつよいことで、八字の配合いかんでは、独立企業家も存在する。丁巳だけでなく基本、通根した日柱はつよいと考える。家庭環境いかんで、異常性がでやすいとされるが、干支だけではそうした判断はない。あえて命理すれば、日支の巳の蔵干には、丙が含まれる。丙は劫財で、他人になる。そのため、自分の努力以外で受け継いだ財産のエネルギーは他人に向かいやすいということだろう。

 

 

■異常干支の真実(暗合異常干支編)


ここからは、通常異常干支よりも異常性がつよいとされる暗合異常干支を、命理と一緒に見てゆこう。

 

7:辛巳


物静かだが、自分の意思はまげない。創造性がつよく、平和な環境では異常が起きやすく、トラブルを起こしたくなる。女性は結婚すると相手の親類関係者とトラブルになりやすい。極力関わりを避けるか、経済状況が似た人と付き合うとよい。60干支のなかで3番目に霊感がつよい。また、貧困家庭で育っても異常性がでやすいとされる。


(干支を命理する)
平和な環境では異常性がでやすいという、部分は干支からは情報がない。辛という干は、陰性の性質で自分をハデに主張するタイプではない。やはり辛が地支の巳と通根すれば、気質がつよい。辛金の性質は少し頑固さがあるため、意思は曲げないという解釈に繋がるだろう。日柱を辛巳として、空亡を導くと、申酉空亡になる。酉が空亡なら辛も空亡だ。空亡は、欠けを意味し、虚の世界に通じやすいため霊感と関係するという解釈だろう。女性が相手方の親類とうまくいかないというのは、干支が天地徳合となり、辛の持つ拘りの部分が関係しやすいという考察になる。ただ、通常異常干支、暗合異常干支の環境的事象の部分は当てはまらないことは多々ある。


8:壬午


チャネリング、透視、予知夢と関係する。物事の解決力がある。群れずに自身の道をゆく。孤独な環境や、平和な環境で異常が表れやすい。60干支のなかで2番目に霊感がつよい。独創的な性格の持ち主とされる。


(干支を命理する)
壬は水の五行で、霊性と関係する。地支の午の蔵干には霊火である丁があり、天地で合するため、何がしかの独創性や霊的能力を持つという解釈だろう。水が北、火が南で、対局する方位が交わることから、平和な環境では異常性がでやすいとされるだろう。壬と午対局なものがつながることで、感情的な波や起伏がある方はいらっしゃるが、平和な環境で異常性がでやすいかどうかは、八字を考察する必要がある。


9:丙戌


勘が鋭く占い師に向く。物事を深く考えることや、勉強も得意。勉強に集中する時間が長くなれば人付き合いが苦手になる。一度結婚に失敗すると、失敗や離婚を繰り返す。高学歴だと異常がでやすく、勉強をしなかったほうが真面目になる。専門分野に励めば異常性はよわまるとされる。


(干支を命理する)
丙は太陽で、天空に存在する。地支の戌の蔵干には霊火の丁が含まれ、統合すれば占い師向きの干支である。高学歴で異常がでやすいという解釈は、やはり、火が乾燥した土と通根すれば、性格に硬さがあることで、学んだ事柄に固執する頑固さが表れやすいという解釈だろう。干支だけでみれば、勉学に向く。結婚云々の解釈は、ぶっちゃけ日支が土の五行だと、命式や大運の観点からおなじ土の五行である相冲や、相刑と絡むことから、統計的に異常性の解釈が生まれたはずだ。


10:丁亥


女性は、結婚後も結婚前も、異性の友人、パートナーと意思疎通しにくい。感受性や感性が強く、不安な環境で異常が表れる。60干支の中で一番霊感がつよい。常識や型に囚われず、勘が鋭く、自らの世界観を持つとされる。


(干支を命理する)
丁は霊火、亥は水の五行で霊性で、アーティスティックに通じやすい。亥の蔵干には壬が含まれる。壬は正官であることから、天地の合になれば、自らの正義感や、拘りを持つことから、感受性の鋭さや、自らの世界観に繋がる。

 

11:戊子


ユニークで、自由きままな性格。
気持ちが変わりやすく、平凡に育てば、節操や礼儀に欠る。逆境、片親や、養子、厳格な環境で育てば異常性はでにくい。金運がよく、他人の財産や、莫大な遺産を引き継ぐことがある。


(干支を命理する)
地支は子で、蔵干に正財癸を含み、日主と天地の合になれば、金運の流れが良さそうであるが、こればかりは八字の関係が悪ければ、遺産を受け継ぐや、金運が良いとはならない。日主は戊で、土の五行は、基本的に自分に正直である。地支に水の五行であり子を据えれば、考え方に柔軟性がある。悪く意味を伸ばせば、節操や礼儀に繋がるが、基本、戊の五行が地支に水の五行を持てば優しさが生まれる。地支の子は、蔵干に正財癸を含むが、財星は、欲とも関係する。


12:癸巳


斜め上の発想をし、起業する人も少なくない。
結婚すると配偶者に異常がでやすい。結婚をしていない場合は家族や友人、周りの人間に異常がでやすい。また、異常な人とも縁が生まれやすい。最初の結婚に失敗すると波瀾万丈になるとされる。


(干支を命理する)
これに関しては、事象の根拠が乏しい。癸巳という干支の特徴は、日主癸を女性とすれば、巳の蔵干に含まれた戊が男性で、天地の合という組み合わせとなる。それが良い意味か、良くない意味かは八字で見る他ない。


13:己亥


平和なときは、自分から問題を起こしがち。家庭が波乱であれば、自己解決力を有し、家庭が平和だと、波乱がある。肉体的な霊感が働き、危険を回避する能力がある。ヨガや合気道に通じやすい。器用で仕事ができるタイプ。己亥は、家庭に問題がないと、かえって異常があらわれるとされる。


(干支を命理する)
これに関しても、癸巳同様に、事象の根拠が乏しい。地支の亥は、水の五行で、霊性と関係することから、ヨガや合気道といった方面と繋がる解釈だろう。

 

 

 

▼命式の読み方を載せた四柱推命の独学テキストを販売しております▼

coconala.com

 
 

■おわりに、異常干支のネタバレ

 

ここまで異常干支について、記してきたが、何かお気づきではないだろうか?


暗合異常干支の組み合わせは「天地の合」である。他の異常干支は庚子、辛亥、丁巳を除けば「地支が土」である。天地の合は、日主の干と、地支が天地で、干合して日主に事象を届けている。天地の合は、良い意味も、良くない意味も日主に繋ぐ。


地支が土であれば、相冲、相刑に合う可能性があり、予期的な波乱を、異常干支としてピックアップしている。つまり「場合によっては波乱や才覚に繋がる芽があるよ」というくらいの感覚だ。


だが、実際には、これら異常干支だけでは事象は起きなくて、命式八字と何らかの因果関係がある場合に、事象が発現する場合があるのだ。


これを仮に、日柱以外の柱に当てはめると、本人の事象と関係なくなるので、異常干支を考える際はやはり、日柱を参考にするべきだろう。

 

 

仮に

 

時日月年

○壬丁丁

○午巳亥

 

と異常干支を並べて命理すると、四柱推命じゃなくて異常干支占いになってしまう。

プライバシーポリシーhttps://www.sudechi.com/_privacy-polic ©サイト名.<てくてくちとせ>