てくてくちとせ

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四柱推命-身強身弱について説明/イメージの誤解が生まれやすい?

 

身強身弱という概念は、四柱推命を勉強している良い子のみんなに、かなり誤解されて伝わっていると思う。まず、文字として見た場合、一見「身体とかエネルギーの強さ」みたいなのを連想してしまいそうになるのではないだろうか。これを、身強身弱の“初見イメージタグ“と呼んでいる。結論、身強だから脳筋モンクというわけでもなければ、身弱だから体力がない後援弓矢装備のシーフではない。今回は身強身弱について詳しくご説明する。

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■身強身弱とは/決める意義

 

 

身強身弱についてはイメージみたいなのが、勝手に幅をきかせていると思うので、今回はその誤解を解くうえでも、それはそれは面白くない話をしなければならない。四柱推命のオチというか、やっぱり現実的なんやなと、感じざる得ないといったルール的な部分に触れていきたい。

 


身強身弱の身とは日主(にっしゅ)のことだと思ってほしい。日主が強いか、弱いかを判断するための概念なんだが、それは日主の性格とはエネルギーとか、身体、魂的なものが強いか弱いかを査定するツールではない。だって、身強だったらエネルギーが強く、身弱はエネルギーが弱いなんていったら、身強のほうがいいじゃんで話終了でしょう。因みに私は身強の命式だけど、気質は弱い。

 


身強身弱の概念はイメージ学校の通知表を考えてほしい。日主は通変星では比劫星にあたるわけだが日主以外に、食傷、財星、官星、印星という星があるじゃん。もし日主(比劫)が、食傷、財星、官星より強ければ身強だし、もし日主がそれら他の星より弱ければ身弱となる。比劫星は体力と関係する星だから体育としよう。食傷は表現の星だから、美術とか図工としよう。

 


体育である比劫よりも、美術図工の食傷がつよければ、それは体育よりも美術図工の成績がよいということなんだ。大雑把にいえばね。通知表みたいに、それぞれに成績の点数をつけていくわけ。比劫2点、食傷5点、財星3点、官星1点、印星2点と。すると食傷の成績が一番よいのだから、表現を生かす方向いいんじゃないと、もっのすごい雑にいえば身強身弱はこうした概念なわけ。

 


通知表だから、日主自身の健康とか、エネルギーとか体力的な部分は、身強身弱で測定はできないけど、どの星が点数が高くて、命式の特徴になっているかが分かる。でも、食傷の点数が高くて、仮にご本人が表現と関係する食傷を生かした人生にしたいと思っても、それが生きるかは分からない。例えば対人面でご本人の表現力や発想力が裏目にでてしまえば、誤解されることもある。学校の通知表的な判断と、実際に社会で役立つかは別視点で考える必要があるのも身強、身弱の概念である。

 


つまり、身強身弱という概念を用いて命式の「型」というか「パターン」に割り振る作業こそが、身強、身弱を決める意義なのだ。因みに身中(みちゅう)というものもある。身強と身弱の中間「どこ中?」って聞いてくるヤンキー語を連想してしまうのは私だけだろうか。

 

 

 

■身強身弱には内格と外格が存在する

 

 

正直こうした内容を書くと、見てくださっている方が難しすぎて「読むのやめた」と途中リタイアされかねないので、けっこう気を使う。

 


内格(ないかく)とは五行のバランスがある程度均一化した命式で、外格とは五行のバランスがぶっ飛んで一つの五行が極端に強い命式である。先ほどの通知表の例でいえば、比劫3点、食傷3点、財星3点、官星3点、印星3点というような感じだと内格の命式になる。全体の数字のバランスがとれている。もし、比劫1点、食傷5点、財星1点、官星1点、印星1点という命式だと、食傷がぶっ飛んでつよくて、外格の命式となる。(因みに外格の命式は、従格ともいう。)

 


外格をさらに分けると、身強の外格と身弱の外格、身強の内格、身弱の内格という4パターンに分かれる。身強の外格とは、身、すなわち日主である比劫星または印星が他の五行より極端につよいことが条件となる。身弱の外格とは日主(比劫星)が他の食傷、財星、官星よりも弱くて、逆にそれら3つのどれかが極端についことが条件となる。

 


身強の内格とは日主(比劫星)がそこそこつよいけれど、食傷、財星、官星にもある程度点数があってバランスがとれている命式だ。身弱の内格とは日主(比劫星)が食傷、財星、官星よりも弱いけど、それでも比劫星にも一定のつよさがあり、点数のバランスがとれている命式だ。ここまで、見ていると頭の中がクラクラしてこないだろうか。しかし、①身強の外格、②身弱の外格はさらに5つに細かく分ける必要があるのだ。事業仕分けか!と突っ込んでおこう。

 

 


■2つの内格と、5つの外格


身強の内格、身弱の内格はこれ以上分ける必要がない。でも、身強の外格は2つ、身弱の外格は3つに分かれる。こうやって身強、身弱を選定する作業を、「格局(かくきょく)を導く」と表現する。身強、身弱から、カテゴライズする命式の型を格局という。つまり、身強身弱を理解することは最終的に命式の型を知るために重要になるということだ。


5つの外格


<従旺格>


命式の比劫がぶっ飛んで強い命式で、かつ、食傷、財星、官星が弱い命式の型である。俗説では、ゴーイングマイウェイで我道をゆくタイプになるとされるが、それは命式構成による。○○格だからと、格局だけで性格や人生特徴を考察すると間違えてしまう。格局を導くのは、あくまでもどの五行の点数が高くて、どの五行の点数が低いかを判断するためだ。そして導いた点数が高い五行が、命式で良い作用をしているかどうかは、別の方法で見る。

 

<従強格>


命式の印星がぶっ飛んで強い命式で、かつ食傷、財星、官星が弱い命式の型である。印星がつよければ、学問に通じやすそうだが、それは命式配合による。

 

<従児格>


命式の食傷がぶっ飛んで強い命式で、比劫、印星、官星が弱い命式の型だ。好きなことや自由を求めるといわれる。

 

<従財格>


命式の財星がぶっ飛んで強い命式で、比劫、印星が弱い命式の型だ。お金とご縁がありそうだが、賞味財星があまりに多いと、財星を吉とできないケースがある。

 

<従殺格>


命式の官星がぶっ飛んで強い命式で、比劫、印星、食傷が弱い命式の型だ。よい仕事と関係しそうだが、従殺格は注意が必要で、格局では従殺格となるものも、身弱の内格としたほうがよい命式も存在する。


因みに、ある書籍には格局を出せれば四柱推命では一人前と書かれている。因みに格局を上手に導くようになるまで、正直200〜300種類くらい色んなパターンの命式をみていく必要がある。

 

 


■身強身弱の雑学


因みに身強の外格になるには比劫星が強い必要があるため、性格的な強さが一定あるんじゃないかという意見には一理ある。しかし、身強の外格でも日主自身の性質がよわいという命式は多々あり、やっぱり身強という理由だけで、人物の性格の強弱は分からない。逆に身弱の外格でも、人物の性格が強い場合は往々にしてあるのだ。


従殺格の場合は、日主の剋され具合によっては、実際に精神面がデリケートであったりするので、剋というものは、重要な要素である。


因みに身強、身弱の判断、基準は流派によってまちまちで、統一見解はない。そのため、まだ四柱推命をはじめたばかりで、自分の命式は身強なのか、身弱なのかという判断は個人では難しいと思う。本格的にお知りになりたい人はやはり先生を頼るか、四柱推命を習うほかないだろう。そして、先の説明の通り身強だからよくて身弱だから良くないという見方はしないでほしい。

 

 


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■終わりに


身強身弱と聞いて、私が一番最初に連想したのは、筋肉でした。

 

 

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