ヘビといえば、なんだか執念深いイメージである。そう、イメージなのだから、ほんとうはそんなことはないのかも、なんて前向きなバイアスを思考にかけてみるが…さて。ズバリこんかいの議題は巳年についてだ。「巳年は執念深い」といわれるが、実際にはどうなのだろうか?また、四柱推命的にみて、巳年について説明しようとおもう。
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■巳年は執念深いは本当か?
これは残念ながら本当だ。なんせ昔のことをよく覚えており、いざとなったときなどに、水戸黄門のモンドコロのようにそのことを、どやッと引っ張り出してくるのだ。よくいえば記憶力がよい。忘れていることなどを巳年に聞いてみると、スラスラ答えてくれる。 ちなみに巳年の執念深さは、例えば仕事などへの原動力になればすごい力を発揮する。そうした傾向はあるといえる。
そう、あくまで、傾向である。どんな人物にも短所があるってくらいのものだ。゛執念の向かう先゛がはるかに大切なのである。
だが、それは巳年という、単一のファクターであって、巳年のすべてのひとに当てはまるわけではない。そして執念深いという部分には、実は別の側面がある。巳年というくくりだけで一概に負のファクターが発生することはない理由を後述していく。また四柱推命の解釈から巳年のまったくことなる印象が理解できる。
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■四柱推命から見た巳年
さて、こっからがぼくの本領発揮だ。四柱推命からみた巳年とは、4本の柱のうち、年柱の十干に十二支の巳が入っている場合をさす。年柱は、親やご先祖様から受ける影響で、生き方の基本がみえる部分である
十二支だけでも性格の一端は垣間見えるのだが、実際に命式のなかで十干と結びついた巳年はどうなのだろうか?やはり執念深いのだろうか?
乙巳(きのとみ)=性格は世話好きで、少々口うるさいものの基本面倒見がよいために、周囲から愛されるキャラクターである。一方で執念深さを秘めている。
丁巳(ひのとみ)=性格は開放的で、商才があるため、独特の魅力でひとをひきつける。自尊心がつよいものの愛されるキャラクターである。一方で完璧主義。
己巳(つちのとみ)=性格は何事にたいても動じない豪胆で率直なタイプ。親分肌で、面倒見がよく、逆境を自力で突破するパワーがある。敵を味方をわけたがるところも。
辛巳(かのとみ)=性格は派手好き、お洒落好き、ではっきりと意思表示をするタイプ。あまりに率直すぎて誤解されることもある。そうした楽しげな雰囲気と攻撃性の両方をもつ。
癸巳(みずのとみ)=性格は明るく、さっぱりしており、根に持たないタイプ。しっかりもので、単刀直入、自身のスタイルを大切にする。一方で意にそぐわないことには折れない。
うん。なんとなく巳年だわ。
■巳年が執念深いといわれる訳
巳年が執念深いというのは、事実とイメージが半々である。事実はまあ、執念深い部分はある。イメージというのは、巳年の干支からもわかるように、二面性をもっている部分である。感情面や行動面で相反する二つのファクターが揺れることがわかる。 この部分は、゛執念゛物事に対する執念だ。それが、仕事や、自身の専門分野への追求というかたちであらわれるならば、プロフェッショナルとなる気質である。
ちなみに、テニスの錦織圭さんや、歌舞伎役者の市川海老蔵さん、安室奈美恵さんなども巳年である。とてもプロ意識の高いひとびとばかりだ。
■おわりに
巳年は、執念深いというよりも、゛執念の人゛である。なにかに対して執着して、取り組むことによって大きなちからを発揮して、前進していく。巳年はイメージのような、マイナスのファクター以外にも率直で豪胆な大物としての部分も持ちあわせている。