陰陽という概念は、四柱推命の勉強ではじめに習うのだけど、何だか腑に落ちない部分もあるだろう。「男と女、光と闇、プラスとマイナス」とか、対になるものが色々分かったけど、それ、覚えて意味あるんすか?と効率二キから突っ込みが入りそうだ。そんな時、陰と陽にプラス・マイナスを当てみると陰陽の概念を分かりやすくすることができる。このお話を聞けば四柱推命の知識があまりない状態であっても、目から出た鱗がジェンガのように積み上がるだろう。
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■プラス(陽)マイナス(陰)について
四柱推命には、占いをやるときに必要な命式という個人情報が載った干支を配置させた8つの漢字が配置された図がある。干支とはすなわち、十干と十二支のことで、十干が4つ、十二支が4つで構成されている。上段の4つに十干が配置され、下段の4つに十二支が配置されている。
こんな感じ↓
年月日時
庚丁丁庚←十干
戌亥酉戌←十二支
配置されている十干と十二支にはそれぞれに陰と陽があり、陰がマイナス、陽がプラスと考える。陰陽の概念が分かりにくい場合は、プラスとマイナスに置き換えるといい。陽はプラスで男性的な性質を持つ。陰はマイナスで女性な性質を持つ。(※男性、女性というワードはあくまで分かりやすく説明するための選定で、性差の決めつけではないので、そこはご理解ください。)
プラスの性質のもの→男性性、攻撃、闘争、改革
マイナスの性質のもの→女性性、防御、平和、保守
男性であっても命式にマイナスの干支が多ければ、女性的性質を持ち合わせるし、逆もしかりである。
以下に十干と十二支にそれぞれプラス・マイナスをつける。
<十干のプラス・マイナス>
甲(プラス)乙(マイナス)
丙(プラス)丁(マイナス)
戊(プラス)己(マイナス)
庚(プラス)辛(マイナス)
壬(プラス)癸(マイナス)
<十二支のプラス・マイナス>
子(プラス)丑(マイナス)
寅(プラス)卯(マイナス)
辰(プラス)巳(マイナス)
午(プラス)未(マイナス)
申(プラス)酉(マイナス)
戌(プラス)亥(マイナス)
先程の命式を見てみよう。
年月日時
庚丁丁庚←十干
戌亥酉戌←十二支
十干と十二支ともに、適度に陰(マイナス)陽(プラス)が配置されている。このような場合は、バランスが良い命式と考えることができる。陽(プラス)の持つ男性性と、陰(マイナス)の持つ女性的な部分がマッチしていると考えることができる。陰陽は和合することがよいとされるからだ。つまり、命式にプラスの干支とマイナスの干支が半々とかだと、それは良いことなんだ。例えるならずっと日中が続くよりも、日中と夜が存在することで、昼間は外で元気に働き、夜は暗闇のなか落ち着いて眠ることができる。
もし陽(プラス)の干支が多すぎると、生きるなかで、パワフルな部分がでてくるし、陰(マイナス)の干支が多すぎると、細やかな部分がでてくる。
大雑把な説明だけど、こんな感じ。あなたの命式のプラス・マイナスを調べてみるといい。
目安としてプラスが4つ、マイナスが4つなら基本的には良いことだ。
プラスが多いから良くない、マイナスが多いから良くないといったことは一概にはない。例えば、人を牽引していくような立場で、ガツガツ進んでいかなければならないような人は、プラス(陽)が多めだとよいし、目立たず過ごしたい人は(陰)が多めでもよい。ただし、プラス・マイナスどちらか一方に偏りすぎるとよくないという話だ。
中医学には「陽虚」と「陰虚」という概念がある。あなたの命式がマイナスである陰ばかりが多ければ、プラスである陽の気が不足する状況になる。それを陽虚という。すると、食事で陰の気を持つ食事を接種していると、体調を崩しやすくなる。陽の気をもつ、サケやウニ、オカカ、たくあんなどの食べ物が身体の調子を整えやすい。
逆にプラスである陽ばかりが多くなれば、マイナスである陰の気が不足する。それを陰虚という。タケノコ、はとむぎ、豆腐、トマトなどの陰の気を持つ食事をすることで体調を整えやすい。
▼あなたの命式読み解きます▼
■終わりに
実家には何故か、マイナスドライバーばかりが揃っていました。