てくてくちとせ

四柱推命について書いていきます

十二運「絶」の性格、特徴|詳しく解説


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絶という漢字の響きからなにを連想するだろう?断絶、絶無などの虚しさを感じるものから、絶品や絶好調などの好転的響きもある。だって絶は、「転じる」運勢があるからだ。

 

よく絶は変り者、浮世離れしているとか天才肌といわれるゆえんは、「転じる」という特殊な性質が関係している。こんかいは絶について、性格や特徴など、詳しく書こうとおもう。

 

目次

 

絶とは?

中国発祥の運命学四柱推命に登場する、人間の一生に例えた十二の運気の一つをさす。四柱推命とは、簡単に説明すると、おなじ年、おなじ月、おなじ日、おなじ時間に生れた人間の共通性をみつけようと、研究されてきた運命学であり、統計づけられてきた現実的な分野だ。

 

十二運は胎(たい)からはじまり墓(はか)でいったん構図が落ち着く。その後、魂の存在となるのが「絶」である。

 

絶とは運気の浮き沈みが激しい転気星だ。冬が去り、春の到来のまえに万物が芽を出そうとしている状態だ。運気の数値は゛0゛十二運がまわりまわって極端に落ち込んだ運気のなか、新たな転機をはかる特徴をもつ。

 

意味は、浮き沈み、別離、断絶、転機、開発、逆境である。

 

精神的支えが少なく、たえずなにかを求めさまようような不安定さがある。その一方で、0から有を生み出す性質を持ち、執念をもって着手したことでは、ふつう成し遂げられないようなことを成し遂げる。月柱に絶を持つ有名人はフィギュアスケート羽生結弦選手。日柱に絶を持つ有名人はメジャーリーガーのイチロー選手など。

 

開拓精神旺盛で、専門分野のリードや、これまでひとびとが着手してこなかった道に進む特徴も持ちあわせており、日々をルーティンで送るよりも、クリエイティブに活動できる状況でちからを発揮する。

 

絶の性格

 

ひとことでいえば「凝り性」 、年柱に絶がある場合は、内面の創造世界に没頭する傾向があり、月柱に絶があれば、集団活動よりもむしろ、自身単独で活動できる分野で頭角を表す。日柱に絶があれば、面倒みがよく、リーダーシップ、時柱に絶があれば、環境の変化が多い人生となる。

 

全体像としては、あっさりした性格で、なにかを根に持つタイプではない。純粋無垢で献身的な性格であり、また物事に対する姿勢が素直でストイック、じぶんの直感に従う。人と接するさい、疑ってかかるよりまず信じる形からはいるため、痛い目にあうこともある。

 

王道ファンタジーの主人公のような性格にうつるけど、絶は、少し陰があり、暗い印象を与える場合が多い。ほかの十二運とくらべて、精神的支えが少ないため、物質面より精神面の充実に偏りやすい。そのため知性が磨かれる傾向がある。物事の判断基準が、内面的感覚が優位であり、そのため、ふつう一般的な価値観とすこしズレたぶぶんと指摘されることもあり、変り者、天才、カリスマと呼ばれる星だ。

 

じぶんの道をみつけるまでは、漠然とした不安のなか生きる傾向にあるが、一つの道がみつかれば、「凝り性」的な精神でどこまでもそれを追求するため、その道の専門家となれる資質がある。精神的支えが少ないという部分が転じて、物事を統計的、直感的両面から分析する能力が備わるため、どうしても自身をクリエイティブな分野におきたくなる。

 

統計的な部分は状況を整理して解釈する能力となり、直感的な部分は、物事の表面上ではなく、無意識的、真理的部分にフォーカスされる。

 

 

絶の運気の特徴

 

以前テレビで話題となった六星占術のベースとなった「空亡期間」。ぞくにいう人生で巡ってくる12年周期のうちの3年間は運が停滞する時期を覚えているだろうか?

 

絶の場合、運勢そのものが、空亡といっても過言ではない。絶という運気は、そのままでは何かを切り開くエネルギーはなく、たえず激しい波にうたれる状況をよぎなくされる。だって、絶のエネルギーは0だもの。

 

絶の運勢を開拓するには、コツとして、「運気に身を任せて進む」という歩みかたがよい。じぶんであれこれ、不安要素を自覚して、運気をコントロールしようとしないで、運を信じて、じぶんらしく邁進することで、0の運勢が、「転じて」道がひらける特殊性が存在する。

 

絶の運気を、環境と捉えるとよい、環境をしたがわせるのではなく、じぶんが環境に合わせるという風に。

 

それゆえ、物事の因果関係や森羅万象を見方にした歩みかたを習得していくこととなるだろう。

 

もう一つ。絶の運気を左右するものが、オリジナリティーの道である。゛創造゛の道へ進むと、絶の運勢は好転していく。逆に毎日充実を感じない道を選べば運気゛0゛極端なのだ。

 

例えば作家になるとしよう、それだけでクリエイティブな仕事だけど、それに加え、それまで存在しなかった文章の書き方をする、絵画なら、新たな分野を切り開くなどである。従来のことを工夫するだけでは、たらず、やったことがない、成し遂げたことがない、ということにチャレンジすると、運気が上昇していく。

 

[関連記事:『絶』に与えられた使命

 

まとめると、運気が開拓されない状況(充実感のない日々)をおくれば、運気0、転じて創造的な道に突入すると運気が上昇していくという、特殊運気だ。

 

絶は感情の起伏がとぼしいとか、変化がない、退屈といった状況が苦手という部分を意識して、チャレンジする分野を選択してほしい。

 

絶と干支、通変星、特殊星と運勢

 

1甲申庚(絶と偏官)

 

義理人情にあふれ、ひとの面倒をよくみる一方で、冷静なため、ここぞのときにチャンスを手にする人。自我が強く周囲とのあいだに摩擦が生じることもあるが、新しい転機を常にめざして頑張れる。

 

2乙酉辛(絶と偏官)

 

なにごともじぶん一人でやりとげなければ気がすまない自信家。一見おとなしそうだが、強い自我を秘めており、たえず安定と向上を求めて努力をしていく。協調性をうしなわず、周囲のことばに耳を傾け、じぶんのカラから抜け出す努力をすると吉。

 

3庚寅甲(絶、偏財、大極貴人)

 

素直で率直、物事へのこだわりがないため、非常にあっさりしており付き合いやすい。控えめで表だって前にでる性格ではないが、人が困ったときは、持ち前の人の良さを発揮する。転職、転移、人生の転機が何度もおこるが、バイタリティで乗り越えられる。

 

4辛卯乙(絶、偏財)

 

縁の下のちからもちタイプ。ふだんはひかえめで、コツコツと努力を積むのだが、何かにつけて迷いが生じやすい。新鮮な気持ちで、物事に果敢に挑戦していくことが大切。コツコツ努力が報われる傾向がある。

 

こうして、陰陽どちらの干支と組み合っても、努力を続けるとか、なにかを継続していくことで、ちからを蓄えていく星だということは間違いない。

 

人生のバイオリズムと、継続というキーワードは絶にとって大切なものだ。

 

 

絶にまつわる面白い説

 

絶は宇宙人?ともいわれている説。まあ、われわれも宇宙人なのだけど、地球に愛を伝える役目のため、クリスタルチルドレンや、レインボーチルドレンといった人々と関係するのだろうか?

 

絶を二つ以上持つ人は聖人

といわれる説。確かに命式のなかに、日柱に一つとして、絶が二つ以上あるとなると、自我のちからでは、人生を切り開くことは難しいだろうから、森羅万象の法則にわけいって自然のバイオリズムを追求するかもしれない。

 

 

おわりに

 

ここまで読んでいただいたみなさま、絶りたくなってきたのではないだろうか?変わった運気と、凝り性的な性格、絶の個性はすごいものだ。それゆえ絶にまつわる変わった説もまったく否定する気にもならない。

 

まさに人生に空亡持ちといえるような運勢だが、0から有に「転ずる」性質を活かすことで、どこまでもじぶんらしい道を探求する星といえる。そんなすべての絶持ちさんが、充実した人生をおくれるように願っている。

 

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