尾崎豊さんというシンガーソングライターをご存知だろうか。令和という時代を考える時に、ふと尾崎豊さんを回想してしまう。彼の歌詞はとても、素直であり、繊細な感性が光り、自由というものを考えさせられる。私は彼の曲はふつうに聴いたほうだ。きょうは尾崎豊さんの命式について書いてみたい。
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■尾崎豊さんの命式
昭和生まれの読者の方々は、登校時に、生活指導の先生から髪の毛の色や制服のスカートの長さを指摘されたことはないだろうか。尾崎豊さんが生まれた1965年代といえば、佐藤栄作氏が首相をされていた頃で、日本が豊かさ重視のグローバル経済に進んでいた頃だ。海外からの輸入品にくわえて、文化も飛び込んできた。ニューヨークが舞台でリーゼントの少年達が踊る「ウェストサイド物語」が日本で上映されたのが1961 年だったか。
ふつうに考えて、海外から色んな情報や文化を取り入れておきながら、学校にて「髪型の有無、服装の有無」を指摘されても説得力がない。好きでもない国と経済だけで繋がるという気持ち悪い悪手を続けてきたのだから、服装や髪型で何を今更という具合だ。時代は高度成長時期で大人達は仕事で忙しく、企業戦士なる言葉が生まれ、社会的な価値観は統一的で、生きるレールが引かれた。当然、そんな価値観に息がつまる人々も出てくる。
尾崎豊さんの歌詞からは、自由への渇望と孤独感をひしひしと感じる。特に卒業という歌。
とはいえ、正直私自身は、尾崎豊さんの歌詞のなかには好きになれない部分があった。「夜の校舎窓ガラス壊して回った」という部分、いやいやそんな事したら誰かが修理しなければならないし、他の子が困る。道徳的にもダメだろうと思った。しかし、令和における、コンプラでガチガチにされて息がつまる感じは、そこから自由になることを考えてしまう。
尾崎豊さんの命式
年月日時
乙丁丁癸
巳亥亥卯
大運丁亥、丙戌、乙酉、甲申
時柱に偏官癸が存在し、才覚を有する。
癸と日主丁の干関係から、火が消されるか否かの組み合わせで、感情には揺れが生まれる。
官星(癸、亥)が強く、ご自身を克己する力が強すぎるといるだろう。命式の偏官が強すぎれば、ストレスを抱えやすくなる。
しかし、そうした感性が関係して、名曲が生まれたのだろう。
日支の亥は、壬、甲を含み壬は流れるハーモニーと甲が印星で、文章の配合。丁は火の五行で情報。
丁亥という干支の人がクリエイティブ方面に繋がりやすいのは、こうした蔵干含めた部分が関係する。
ご兄弟との仲は良さそうだ。年柱の偏印乙と日主が繋がり、専門分野でご活躍される命式配合。
木と火の五行と水が交戦し、水が強まれば命式の丁が一気に剋される恐れあるだろう。
お亡くなりになられたのが、甲申の甲運に入った第一期だ。その原因に繋がるのが、乙酉運という10年の酉運だと予測できる。
火の強さが必要で、命式の乙は重要な意味を持っている。酉運がくれば卯と相冲してしまう。
日本人は戦後豊かさを追求してきたが、経済を切り売りする一方でアイデンティティというものを失ってきた。バブルがはじけて働いて、働いて、お金に繁栄される時代が終わり、機能不全の家庭は増えて、経済はたちゆかなくなり野菜も買えない。
因みに私は、家族との仲が取りもてなくなるほど、がむしゃらに働くのは嫌いだ。すぐに働く意味を見いだせなくなるから。幸せとは、今幸せでなければならないというのが私の感覚。(今の幸せを棚上げにして、将来の幸せを目指す、家族合意で足並み揃えるのもありだとは思う。全く否定しない。)
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■終わりに
因みによく、今の若者は欲がなくて何にお金を使っているのかみたいな意見があるが、税金に取られすぎて好きにお金が使えない実情を忘れてはいけない。増税する党には投票しない、ということが当たり前にならないとだわ。