物事の中身が知りたいなら、物事に関わる人物のことを知ることがもっと大切だ。例えば私と妻で、同じ食材、同じ材料で、同じ料理を作っても私のは不味い。よくみると、一つ一つの工程にかける考え方も、加える手間も違っていて、そこに興味を持たないと私の料理のうでは一生上がらない。技術や才覚と関係するのは、通変星では食傷だが、食傷が命式の中の優等生だった場合は、吐秀(としゅう)になる。今日はあまり聞き慣れない吐秀の説明。
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■吐秀(としゅう)
吐秀、不良漫画の暴走族のチーム名みたいだ。さて、説明していくぜ。きょうも夜露死苦。ここまであまり刺さってないっぽいな。
従旺格という身がつよつよの場合、普通は比劫と印星が吉になるんだけど、実は、従旺格でも食傷が吉になることがあるんだ。例えるなら、健康のためにジョギングをすると身体がつよくなる。だが、同時にいい感じで肉が落ちる。いい感じで肉が落ちる部分を吐秀だと思ってほしい。
従旺格は身がつよまることがいいとされるが、実際は、いい感じで洩れることができれば、洩れを悪く考えない。この矛盾が吐秀という概念に繋がるわけだ。命式に日主を洩らす食傷が存在していても、それをよしとする。
極端な例を挙げれば天干３つが丁で地支も火ばっかりだと、並びは見目麗しいが、火傷しちゃうじゃん。だから、己で洩らせば、日主にとって大変よいことだ。そして、テレフォンショッピングのように、それだけじゃないんです！と、もっと重要なことを書く。耳掻きをすましておいてくれ。
いい感じで、つよい日主を洩らす食傷が存在すれば、それが優秀に洩らしたとして、食傷星が持つ表現力や技術、才覚を遺憾なく発揮する日主になるわけだ。技芸才覚に優れ、世の中で活躍する人になる。
そもそも洩れるとは、身体からエネルギーがでていくことだから、身体が弱い人が無理な運動をすれば、疲労がハンパない。これは良くない。だが、身体が強かったら、スポーツで汗流して、エネルギーを洩らすと健康的じゃん。それと同じ理屈。洩れたエネルギーが用途になるわけ。これが吐秀の考え方。そして、人物の魅力も他者に洩れるから、魅力がある人が多い。
喜神が比劫、印星となるスタンダードな従旺格の場合は、剋されることは往々にしてよくない。だが、洩れは大丈夫だ。こういった裏ルールみたいなのがある。
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■終わりに
お茶碗に、こんもり丸型にご飯を盛れる人は性格が優しそう。
