春は生き物がのびのびする季節だ。暖かさが戻ってきて、つくしんぼが土の中からこんにちは。さて、春の十二支を担当するのが、寅卯辰の御三方である。これら3つとも命式にあるよという人は手を挙げて。今回は寅卯辰と命式について書いてみたい。春の陽気がぽぽぽぽぽ〜ん。
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■寅卯辰
まず、十二支にはそれぞれ季節が配置されており、寅が2月、卯が3月、辰が4月を担当する。寅が2月とか、まだ冬やろと感じる人もいらっしゃるかもしれないが、細かいことは気にするな。
寅卯辰についての知識を増やして帰ってもらいたいので、四柱推命大全から一部抜粋しよう。
寅→演(おこなう)の意味。陽春にもてなされ冷たい土の中で、屈曲した草木が地上に伸長成長する。
※寅(2月)は春の始まりの気を持つ。
卯→冒(おおう)の意味。朝日が東の空から躍り出て万物を益々茂らせる。
※卯(3月)は春の気が最もつよい。
辰→震えるの意味。万物が震えて起きる時期。
※辰(4月)は卯と比べて春の気が落ち着きをみせる時期。
四柱推命の命式では、日柱という場所に命式のご本人様の主な情報が載っている。ご本人様の内面世界と関係する日支に寅、卯、辰のどれかが入っていれば、「自己成長」というキーワードと関係しやすい。自分の能力を伸ばしていくとか、自分磨きを行うなど、大雑把にいえばそうした素質を有しやすいといえる。
日支、またはあなたの生まれ月と合わせて色々考察するのだ。
寅は春の気がつよまり始める時期なので、好奇心とか理想に通じやすい。方や卯という十二支は春の気が最大パワーなため、寅と比べるとより「帝旺的」な性質を持つ。シンプルに説明すると、寅よりも卯という十二支のほうが、自分自身に働きかける力が強めであるということ。別に日支が卯の人物が帝旺的という直結した話ではないよ。
もし寅卯辰が全部命式に存在すれば「方局(ほうきょく)」を成すといって、春の気が満ち満ちみっちゃんということになる。春は上記の説明のように、万物が起きて成長していく季節と関係する。寅卯辰が命式にすべて揃えば、季節の団結を意味する。
ここからは少し難しいお話だ。
以下、権力者の命式
年月日時
己丙戊丙
卯子寅辰
命式に寅卯辰が揃っており、日支に寅が入っている。寅は通変星では偏官で、「権威」と関係する。すると命式の寅卯辰という十二支は、権威の団結という解釈になる。また、生まれ月は子だが、春の季節の勢いを形成するために、発展的な気に恵まれているといえる。命式そのものも、何かやる気まんまんな配合だから、目標に向かって進むタイプになるだろう。
十二支を考える際は、季節、方位、温度、十二支が該当する星など、合わせて考察する。めっちゃネタバレしたけど、年末大セールということでええやろう。
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■終わりに
春といえばたけのこだよね。今年一年お世話になりました。