四柱推命−天地徳合の真実/友達、家族、恋人との相性は？

相性が良いと思った人と仲が続いたためしがない。私だけだろうか。持論だけど付き合う人間は自分と６、７割り合っているくらいが丁度いい。残り３割り程度は自分が相手に合わせる努力が必要。家族、親友と距離が近ければ近いほど、楽を感じる。今の幸せは当たり前じゃないと自分に言い聞かせるために、多少合わない面が必要だと思っている。今回は天地徳合という相性が良い干支同士のお話しだ。

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■天地徳合(晦気殺)とは？

天地徳合、別名を晦気殺ともいう。

命式の天干は表面に見える世界、地支は内面世界だが、その両方がピッタンコする干支の組み合わせがある。例えば甲子と己丑だ。甲と己は干合という仲の良い十干同士の関係、子と丑は支合という「和合、結び付き」を意味する十二支同士の関係である。つまり、甲子さんと己丑さんは、目に見えて仲良しだし、内面も分かり合えるという訳だ。お互いの干支が干合、支合する組み合わせが天地徳合だ。

命式の日柱はその人自身の情報を持つ。お互いの命式を並べて日干支が天地得合だったら、二人はブルーベリーとヨーグルトくらい良い相性ですねと考えられている。夫婦でも、親子でも、恋人でも、親友でも、そのように考えられている。

実際に命式を用いて見てみよう。

以下、れいわ新選組の山本太郎さんと、大石あきこさんの命式。

山本太郎さん

年月日時
甲乙己◯
寅亥巳◯

大石あきこさんさん

年月日時
丁乙甲◯
巳巳申◯

お互いの日柱は天地徳合になっている。命式の組み合わせから、お互いの事を理解しやすい。志を同じにやっていくなら、頼りになる相手だろう。

天地徳合は６０干支を掛け合わせてできるため、全部で３０種類存在する。お互いの天干が干合、地支が支合する干支の組み合わせだ。

■天地徳合の真実

日柱同士が天地得合になれば、相性の良さという暗示はある。じゃあ親子、友人、恋人、夫婦等の関係において、２つの命式を並べたとする。お母さんと息子さんの命式が天地徳合だから仲良しですね。とは一概にいえない。天地徳合は良いものという価値観が一般的だから、仲良しのハンコを押したくなるが、これは早計だろう。

実際に私の実家では祖母が日柱丙寅、妹が日柱辛亥で、天地徳合の組み合わせだったが、性格の相性はいたって普通………。

まず、恋人同士の相性を見る場合は、２つの命式を並べる前に、一つの命式から情報を拾う必要がある。果たして異性運が良い命式だろうか？と、そこを土台にして、補助的に２つの命式から情報を拾ったりする。つまり、お互いの命式が天地徳合であっても相性が良い場合もあれば、悪い場合もある。そ

そうした情報を見るうえで、天地徳合に限らず四柱推命は一つの命式から主軸となる情報を拾うほうが効率的だ。(２つの命式を見る事自体は大切)

ちょっとマニアックな話になるけど、どのようなケースで２つ命式を見比べる必要があるのだろう？それは以下のような場合だろう。

・２つの命式から性格などそれぞれの人物像を探るため。

・お一方の命式から主要な六親(父、母や兄弟など)が絞れない場合

・一つの命式から六親の情報を拾いにくい場合

上記の話の流れから、大運、流年で命式と天地徳合となる干支が巡っても、良い場合、悪い場合の両方の可能性が考えられるのだ。四柱推命が難しい占いとされるのは、ロジックを見ていく作業が多岐に渡るからであって、詰めていくと一個一個の法則だけじゃ、判断ができない。命式にあれがあれば吉、これがあれば吉と、将棋盤が、王以外全て飛車だったらいいなあ的な判断はかなり間違えてしまう。

お互いの命式が冲同士でも長年連れそっておられるご夫婦もいらっしゃる。

私が天地徳合を命式判断で使用する場合は、一つの命式の中に天地徳合となる干支の組み合わせが存在する場合だ。これは意味を持つ。

年月日時
◯甲己◯
◯子丑◯

↑このように配置されている場合。

こうした内容を書くと、夢がないのだけど。