てくてくちとせ

四柱推命について書いていきます

天才絶の「ふつう」は人の三歩先をゆく|己を生かすにはありのままを進め

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安部公房氏の名言「道にこだわりすぎる者はかえって道を見失う」という部分が頭に残っているうちにこの記事を書きたい。まず、断言する。絶は天才の星であり、ボクは天才絶について書くつもりだ。しかし、その絶も、果敢に人生の荒波に飛び込み、石にぶつかり角がとれながら長い旅をして、浅瀬にたどり着き、そのなかで自身の真理をみにつけた絶のみをさすのだが。

 

目次

 

 

絶の性格と特徴

 

絶の性格特徴は、純粋無垢で人を疑うことをしないためときに損をする。駆け引きで世を渡るタイプではなく、好きな道をみつけるととことん突き進む。持続力に欠け、なかなかじぶんの道が定まらない。束縛を嫌い自由を好む。断絶/移住/別離/浮き沈み/開発を意味する。個人プレーが得意で芸術的な才能があるため、クリエイターや作家、または専門職に向いている。

 

そういった性格特徴とは別に、絶は成長すればするほど、じぶんを語らなくなる。わざわざ人にじぶんを説明する必要がなくなったことに気づく。 思考も精神性も、そのストイックさから導きだされた正確さで常に人の三歩先にいるからだ。それが極限まで衰えた運勢のなかで研ぎ澄まされてきた芸術的、またその発想力の根拠となる部分かもしれない。

 

そしてその才能は、熱血的に発揮されることもあるが、むしろ「ふつう」に構えたこころの状態から、日常会話のごとく溢れ出す。

 

 

 

 

絶の発展の仕方は禅

 

さてさて、絶のエネルギーは0(または1といわれる)であるから、十二運のなかで最弱である。命式全体を欠いたことをいうつもりではないが、運気のピーク「帝旺」様のような発展の仕方とは違う方向性をみつけるほうがいい。

 

そこで先ほどの石のはなしに戻ろう。絶を持ちながら濁流のなかを大きな石が周囲の物を砕きながら進むような道を選択することは、まだ真理にいたっていない。周囲の物を砕いた石自体に丸みが現れ、利己的な価値観を徹底的に捨てた先にある、「天衣無縫」を手にしてからが、天才絶の人生のスタートだ。

 

さて通変星との組み合わせでは、絶+印綬で頭脳明晰で、よく内省し、論理的思考で人生を切り開いてゆくが、ストレスを溜めやすい。絶+比肩で束縛を嫌い、自由に生きるスタイルを好む。行動力があるため、さまざまなことに挑戦するが、人からの反感を買わないように、気配りを忘れないで吉。

 

通変星との組み合わせでも、絶の持つ性質として、強引に物事を進めることには向いていない。利己的なちからわざを用いて、着手したことを進めていると、ストップがかかる。運勢サイドからだ。

 

絶は物事の摂理や調和を大切にすることで、じぶんらしさを発見していく星である。 ゆえに絶が天才というのは、ある意味、゛天の理゛と結びついてこそなのである。絶という星の発展はまさに禅のごとくなのだ。絶は一つの道に固執しない。道とは天地のすべてを含むものだと理解しており、0から新たな道をつくることを好むからだ。

 

日柱に絶を持つ元メジャーリーガーの鈴木一郎氏、シンガー・ソングライター美輪明宏氏、革命家のチェゲバラ氏なども、物事を常識で推し量ろうとしない、どんな時代にも響く普遍的な真理を感じさせる名言を数多く残している。

 

天才絶はありのままをゆけ

 

絶はまず物事の「確信」をはじめから知っている。その後にそれを証明する手段を模索せねばならない

 

そのようにできているのだから仕方ない。絶が「絶ってるなあ」と自覚できるのは、自身の感性と発想力を信じ、それを活かせたときだ。誰しもが親や学校などで生活の規範を習う。しかし、実際に絶の強みをのばすのに、ロジカルなルールはときにしがらみとなる。

 

数学者の絶持ちジョン・ナッシュは、幼少期から周囲の友人と距離をおき、じぶんらしく歩める環境をじぶんでつくりあげた。思春期ならではの友人たちの趣味嗜好に、彼はまったく共感できなかったのだ。

 

才能とは突き抜けていなければならない。ある一種のあやうさを伴いながら本人とともに成長してゆくものだ。

 

なぜそう感じたかを大切にし、なぜそのような行動にいたったのかは本人が知っていればよい。

 

憚りながらいえば、絶の才能に規制をかけるのは、身近な親や先生、友人、じぶん以外の外的要因である。すでに「確信」を得た者へのいたずらな干渉は、釈迦に説法なのだ。

 

経験値を積んだあとはありのままを信じて進むといい。

 

 

おわりに

 

天才絶をそっとしてあげてほしい、もし、状況が状況ならそのようなことが口をついて出そうだ。ご心配なく。最終的に天才絶が選ぶのは、じぶん自身をふくめ物事の摂理に沿った道なのだ。そして、希望を持つ者を鼓舞するような新しくこれまで存在しなかった道を開拓するかもしれない。

 

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