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四柱推命−食神と傷官の違いとは?似て非なる性質を知ろう

四柱推命を勉強するなか、食神と傷官の性質の違いに興味を持った時期がある。私の友人は傷官持ちが多く、妻は食神の使い手である。会話をする時なんか、両者共に感受性がつよく、感情が乏しい私はずいぶん助かっている。両者は一見似た者同士の星だが、命式鑑定していく際、ある場所に配置されている傷官が食神に変われば鑑定結果が大分変わってくる。実は2つの個性はかなり違っているので、両者の違いを押えることはコミュニケーションをとるうえでも重要だ。

 

 

 

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■食神と傷官の違い①星の性質

 

 

いわずもがな食神も傷官も我が生じる星なんだけど、日主と陰陽が一緒なのが食神、日主と陰陽が異なるのが傷官である。カテゴリーとしては共に「表現や発想力、技術や自由の星」である。じゃあ基本ベースとして2つにはどんな違いがあるかというと、食神は人物の心や精神に通じやすく、奉仕性や寛容さと関係しやすい。一方で傷官は自我との結びつきが強い。社会の中で型破りな方法で出世するとすれば、傷官タイプだといえるだろう。共に自由が好きで、星が良い方向に働けばご本人の魅力や才能と関係し、悪く働けばモラルや論理を無視するなどと関係する。

(今話しているのは、あくまで星の傾向という話しです。)

 

 

星の持つ能力的な部分では、食神も傷官も、頭脳、発想力、技術と関係しやすい。傷官のほうが、より技術分野に通じやすいといえる。傾向としては食神のほうが現状に満足感を覚えやすく、傷官のほうが、飽くなき精神を持ちやすい。競争事には傷官がつよい。もし、奉仕的な道に進む場合、食神はボランティアや直接的な奉仕活動が適しており、傷官は、自分の能力を生かすことで、人の役に立つという方向が適している。

 

 

もし、命式に食神と傷官が入り交じる場合は、一方が命式に存在する場合と比べて物事の判断力が下がる。(日主が性質が異なるものを両方生じてしまっているがため。)これは、命式に印綬、偏印が入り交じる命式と一緒で、どちらかの星、日主にプラス作用を果たしているほうの星を意識して生かすようにしたほうがいい。

 

 

比劫星において比肩は概ね日主の味方になりやすく、劫財は二面性がある。天干に劫財が存在すれば、性格の良くない面も顕在化されやすくなる。調和よりも自我が強調されるなど。これと同じようなプラマイが食傷にもある。食神は福寿と関係し、概ねご本人様にとってプラスに働きやすい。外部との交流面では他者から理解を得られやすく、吉に作用しやすいのだ。一方で傷官は食神と比べて良い面、良くない面の両方が顕在化しやすく、ちょっと陰を感じさせる。

 

 

傷官の良さはご本人の魅力や才能だが、場合によっては、主観がつよい、冗談がきつい、無情さを覗かせる、孤独を抱える、自意識がつよいなどの面が顕在化することがある。何故なら、傷官は自我との結びつきが食神よりもつよいからだ。(そうした部分が芸事やクリエイティブ方面に繋がるのだろうが。)そのため、傷官はご本人が手綱を持ってコントロールする必要がある。私は偏印や偏官持ちだが、傷官含めて、偏シリーズは命式に対する働きが自分優位になりやすいので、そこは意識する必要がある。また、日主と陰陽が同じ星は、本人の意思と馴染みやすい性質を持つが、日主と陰陽が異なる星は、日主が意識して付き合うことが大切。

 

 

 

 

■食神と傷官の違い②対人面

 

 

 

食神は、星の性質上精神的な繋がりや、心情を他者と共感しやすい。割とフラットに自分の精神性と相手の精神性のコンセントを繋ぐことができる。割とはじめから対人関係を築きやすい。傷官の場合は、そこにちょいと個性が乗っかってくる。他者と共感しながらも、どこか孤独を抱えやすい。心のあり様という点でも、葛藤やしんどさを抱えやすいのも繊細な傷官さんの特徴でもある。どちらかといえば、別け隔てなく周囲に溶け込むというよりも、仲良くなれば、距離が縮まるタイプだ。

 

 

日主が自分と同じ、陰陽を生み出すことは、自分の分身を生み出すに等しく、自分に対する対価と同じ質のものを相手に与えることができる。これが食神の性質であり、対人面の傾向だ。日主が自分と異なる陰陽を生み出すことは、自分の隠れた内面や、無意識の思いなども生み出すことになるために、優れた感受性を持つ一方で、対人面では自分の無意識の部分などが態度に出ることがある。

 

 

食神のほうが相手を内に入れやすく、傷官のほうが壁ができやすい面がある。もし、日支を含めた傷官の三合局を形成していると、特に内面がセンシティブな部分を有する。勿論みんながみんなではない。実際に友人としてお付き合いのある方は繊細さを持っているが、対人関係では比較的オープンだ。とはいえ、傷官は内面を無理に変えていくことに向かないため、自分らしいということの強みを発見することは大切だろう。

 

 

 

食神の場合は、率直な自分が出やすい分、個性が生きるが言葉には気をつけることも必要だろう。傷官の場合は、好きなもの嫌いなものを、自分のなかでハッキリさせて、物事を整理したほうが相手との関係が楽になるだろう。自分が受け入れる事が増える度に生きやすくなるのも傷官の特徴だ。今、目の前のことを感じている自分を認めてあげることが大切といえる。

 

 

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■終わりに

 

 

自分自身が素で付き合う星もあれば、管理して付き合う必要がある星もある。管理して付き合う星を従えることができれば、人間成長は間違いないだろう。

 


 

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