受容の繭

こころ軽やかに生きる内容を記していきたいとおもいます。

『北斗の拳』が35周年をむかえるが魅力は色あせない

 

 

平成も残りわずかとなりましたね。そんななか「北斗の拳」が35周年をむかえました。いまや、その作風は珍しいといえます。平成生まれの方々はどのくらい北斗の拳を読んだ人がいるのでしょう。「北斗の拳」は原作・武論尊。作画・原哲夫が手がけた作品で、当時一世風靡しました。ハードな内容ながら、しっかりと人物の背景が描かれています。

 

 ストーリー

 

世は世紀末。北斗神拳の使い手である主人公のケンシロウが、世の救世主となり、北斗神拳を用いて人々のために活躍する。

 

    主要人物

 

主人公・ケンシロウ

友人・バット/リン

仲間・レイ/シャチ

恋人・ユリア

ライバル・シン/ファルコ

兄弟・ジャキ/トキ/ラオウ/ヒョウ/カイオウ  

 

 概要

 

北斗神拳の使い手であるケンシロウは、文明のすたれた世界でユリアという恋人の恋敵の情報を得る。シンとのバトルの後に、ユリアが生きていることを知り、途中知り合うバット、リンとともにその行方を追う。文明はすたれているが、愛に生きるケンシロウ、ユリアを探す旅のなかでそのまえに立ちふさがるライバル達。北斗神拳がうなる。


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 少し詳しく説明

 

北斗の拳は三部作の構成になっており、ラオウとの対決/シュラの国編/その後の放浪という感じだ。

 

まず主人公のケンシロウは、寡黙な男だ。印象としては「ベルセルク」のガッツのような感じ。寡黙ゆえに、ピンチのときも、どこか余裕を感じさせ、実力ともに非常に頼りがいのある主人公だ。ケンシロウには、トキ、ラオウという兄がおり、はじめの章では、剛の道をゆくラオウとの対決が印象深い。次兄のトキはどちらかといえば、平和をゆく人物で、物腰柔軟でケンシロウサイドに位置する。長男であるラオウケンシロウとの対極の道をゆく人物として描かれている。第一部の最大のライバルだ。しかし、内面には愛と悲しさを抱く人物であった。後の章でも、ケンシロウは兄ラオウの技を使うなど、ラオウの道をよしとせずも、尊敬し、影響を受けたのがわかる。最終局面にて、ケンシロウラオウともに北斗神拳究極奥義・無相転生をまとい対決する。

 

ラオウのさいごのことば

「我が人生に一点の悔いなし」は北斗の拳を知る人々のなかでは、もっとも印象深いといっても過言ではないでしょう。

 

 

第二部は、ユリアとの再開を果たしたケンシロウだが、次のストーリーの波にのまれていく。ファルコとの友情、そして、シュラの国にて、自身の出世と、「ラオウの救世主伝説」に突入する。シュラの国は、ハン、ヒョウ、カイオウの三人の強者により統治されており、ヒョウとカイオウは、ケンシロウの兄であり、ラオウの兄であった。シュラの国で生れたケンシロウは、赤子のときにラオウに連れられ、シュラの国でカイオウたちと分かれたのだ。第二章は、「北斗の拳」の構成からして、クライマックスといえるのではないでしょうか?北斗神拳、北斗流拳それぞれの流派に触れられる。この章では、ラオウを知る人に驚きを与えただろう。「愛」というものが、作品の背景に感じられる。第一部で、ケンシロウラオウの背景の比較があったように、ラオウとカイオウの背景もやはり、愛により分かたれていたのではないかとおもう。

 

第三部では、その後のケンシロウが、ラオウの愛馬「黒王」にまたがり、世界を旅する。そんななか、ラオウのムスコ、「リュウ」と出会ったり、ケンシロウが記憶喪失になったりと、大詰めである。記憶喪失という部分から、記憶を取り戻す過程には、やはり、愛が描かれている。ハードな印象があるかもしれないが、繊細なほどの愛がテーマとなっており、ケンシロウの生き方を進めていく。

 

 

 個人的に

 

愛とあげたが、その他にも、ライバル達との絆や、友情が熱く描かれている。とにかく熱い。それは、年代関係なく、ひしひしと伝わるのではないでしょうか?ライバル達にもそれぞれの背景が細かく描かれており、作中全体にみている人の感情を揺さぶる情熱がある。ハードさではなく、キャラクターのもつ、粋なはからいや、覚悟が情緒あふれる内容に繋がっているように感じる。ボクははじめて見たときは、近場のラーメン屋だった。ふむふむくらいの感じだったのが、一巻、二巻と読み進めていくうちにとまらなくなった。「北斗の拳」を読むためにラーメン屋に通ったくらいだ(笑)(ラーメンも大変美味しかったですが)関連作品の「蒼天の拳」はまだ読んでいない。これからまた読み進めてみようとおもう。</p