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来日したら絶対行くべき日本を代表する温泉『三古湯』


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日本を代表する『三古湯』といえば、古くから存在し、開湯のはじまりとしては、神話から端を発した温泉も存在する。

 

三古湯と呼ばれる温泉は、愛媛県道後温泉(どうごおんせん)、兵庫県有馬温泉、(ありまおんせん)和歌山県の白浜温泉(しらはまおんせん)であり、こちらが日本人のひとつの認知といえる。

 

ひとつのと表記したのは、もう一つの選ばれ方があり、昔の偉いひとが記した延喜式神名帳(えんきしきじんみょうちょう)という、神社および倫社をまとめた書物によれば、選ばれ方が異なっており、白浜温泉の代わりに、福島県いわき湯本温泉(ゆもとおんせん)となっている。

 

こんかいは、有馬温泉道後温泉、白浜温泉をご紹介させていただこうとおもう。

 

いずれも歴史があり、日本人に愛されてきた温泉であり、一度は訪れる価値のある温泉といえるだろう。

 

 

有馬温泉

 

有馬温泉兵庫県神戸市北区有馬町にある温泉で、飛鳥時代には、その存在が確認されている日本最古の温泉である。

 

有馬温泉の特徴は、環境省が定めた療養泉として9つある主成分のうち、7つもの成分が含まれており、湯は殺菌力が強く、体を芯から暖める。

 

無色透明の゛銀泉゛と、空気に触れると茶褐色に変わる゛金泉゛が湧く。

 

金泉の主な効能は、保湿、保温の効果があり、腰痛、筋肉痛、関節痛に効果があるとされているほか、金泉に含まれるカルシウムイオンの殺菌力は、火傷やじんましんの療養に有効とされる。

 

銀泉の主な効能は、炭酸泉とラジウム泉からなり、機能性心疾患や高血圧症に効果があるとされており、また、銀泉の湯を飲料することで胃液を分泌させる働きが期待できる。

 

日本最古というだけあって、631年に舒明天皇が3ヶ月滞在したことが、日本書記で記録されているほか、清少納言枕草子に登場するなど、その存在は圧倒的だ。

 

また、温泉といえば有名作家のご登場であり、道後温泉といえば、『坊っちゃん』の作者夏目漱石だが、有馬温泉といえば、こちらも大文豪の一人谷崎潤一郎が長期滞在していたことで有名である。

 

とうぜん有馬温泉付近は飲食店も多く、グルメも堪能できるほか、宿も充実している。

有馬温泉付近の宿>

https://www.yukoyuko.net/yado-area/L08/P28/O0016

 

大阪からもアクセスしやすく、神戸市から車で30分ほどの距離にあるので、観光地としても申し分なしといえるだろう。

 

名産品としては、炭酸せんべい、炭酸まんじゅう、茶道の道具として用いられる有馬籠などがある。

 

飛鳥時代から時を経て、現在に至る有馬温泉、有名作家や、数多の武将などを魅了したその優れた効能は筆舌しがたい。

 

町全体でも、歴史的人物のエピソードと結びつけるなど、観光客に向けての積極的アピールを行っている部分もポイントが高いといえる。

 

 

道後温泉

 

道後温泉はなんと、鷺がみつけました~、という、白鷺伝説が発祥であり、からだに不具合があった白鷺が、ひび温泉に浸かるうちに体調がよくなっていく様をみたひとびとが、白鷺に続いて入ったところ、それはそれはすばらしい湯であった。

 

3000年の歴史があり、596年に聖徳太子が、病気の治癒のために来湯し、湯を絶賛したというから、こちらもまた歴史があり、万葉集では古名を「にきたつ」(煮える湯の津)と記されている。

 

大化の改新以降、京から遠い場所を「道後」と呼び、その後の温泉の名前につながる。

 

まず、本館が3階建ての建物のなかに、数種の浴室や、休憩室があり、そのほか飛鳥の湯と、椿の湯がある。

 

本館は、4つの入浴コースが楽しめ、神の湯階下、神の湯二階、霊の湯二階席、霊の湯三階個室があり、文豪夏目漱石ゆかりの「坊っちゃんの間」と展示場が観覧できる。

 

飛鳥の湯は、飛鳥時代の建築様式をとりいれた湯屋であり、庭には、聖徳太子がうたった「椿の森」をイメージして、椿が植えられている。

 

椿の湯は、道後商店街にあり、市民の親しみの温泉であり、蔵屋敷風の建物で、無加温、無加水の源泉かけながしの湯だ。

 

泉質はアルカリ性単純温泉であり、湯温42℃で、日本人の繊細な肌に合う優しい泉質だ。

 

効能は、リューマチ、胃腸病、神経痛、痛風に効くとされる。

 

観光客も多く、また、市民にも親しまれている道後温泉の近場には、飲食店のほか、たくさんの宿がある。

道後温泉周辺宿>

https://www.jalan.net/onsen/OSN_50403.html

2005年になると、道後温泉本館の東となりにある発掘現場で、松山市埋蔵文化センターは、ケイ藻の成分が含まれていたと発表し、2006年には、道後商店街の新アーケードができるなど、道後温泉は今後も、発見や発展がめずらしいだろう。

 

愛媛県は、四国88ヵ所巡りの参拝社や、観光客も訪れる場所にくわえ、せっかくなら、ほかの3県の観光でもしようかとおもわせてくれる。

 

ミカンが有名な愛媛県が誇る、白鷺が発見した道後温泉は、これからも、伝承の世界と現実の世界に存在しつづける。

 

 

白浜温泉

 

白浜温泉の歴史は古く、歴代の天皇斉明天皇持統天皇文武天皇の3人が訪れていると、日本書記に記されており、こちらもまた古い。

 

白浜温泉とひとことで、いっても、源泉は7ヵ所の地域にわかれた温泉郷であり、白浜温泉では温泉と海水浴が楽しめるのが特徴だ。

 

温泉街にある、旅館で旅の風情を感じることもできるし、街中には古くから白浜を守ってきた古社などが存在し、そのスポットからは歴史を感じる。

 

1919年に独自の温泉場をつくる流れが、地元でおこり、白良浜付近で源泉を堀当てることに成功し、このときに、現在の「白浜」の名前がつけられた。

 

そしてなんといっても、白浜温泉の周囲には火山がないにも関わらず、温泉が湧き出ることが不思議とされてきた部分だ。

 

これはフィリピン海から潜り込んだプレートから滲み出した、高温の地下水が滞在しているためだということが判明した。

 

泉質は塩化物泉、炭酸水素塩泉で、肌によく、効能は、切りきず、火傷、リウマチや神経痛、胃痛病などに効くとされ、温度は32℃~85℃である。

 

肌になじむ優しい泉質は、日本人には嬉しいもので、白浜温泉の周囲にも、観光客が集まる。

<白浜温泉の周辺宿>

https://www.mapion.co.jp/smp/m2/33.67597702,135.33737167,16/poi=L30203010900000000009

 

関西屈指の知名度を誇る白浜温泉は、美しい白良浜を囲むように、宿泊施設や観光地が存在する。

 

古の有名人たちも憧れた白浜温泉を楽しむには、万葉の時代をおもい、歴史の移り変わりを感じながら堪能するべきだろう。

 

白浜温泉へいく機会があるのなら、白浜でもっとも古い「崎の湯」をお勧めしたい。

 

海の美しい白浜で、温泉と、リゾートを楽しんでもらいたい。

 

 

終わりに

 

これまでご紹介させていただいた、日本の『三古湯』はいずれも長い歴史の変遷とともにあり、果てしない年月を経て、多くのひとびとに親しまれるようになった。

 

伝説や、発祥を振り返っても、日本独自の文化が感じられ、かつて秘境だった場所が、ほんとうに神秘的な場所であったことが疑いない。

 

そして、リウマチ、火傷、胃痛、筋肉痛、神経痛、婦人病、うつ病などの療養に期待できる効能がある素晴らしいものだ。

 

日本在住の方はもちろん、来日される方はぜひ、観光を兼ねて、日本『三古湯』を訪れてみるのもよいのかもしれない。

 

旅の疲れを癒し、また、体調の変化が現れるかもしれない。

 

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