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四柱推命−旺相死囚休とはなんぜよ?/鼻血がでるほど分かりやすく説明する

旺相死囚休(おうそうししゅうきゅう)という、漢字のごった煮のようなネーミングをご存知だろうか?多分どっかで見たことはあるけど、中身は知らんという人は結構いるだろう。今記事を書いている最中、どっかの家から朝ご飯の匂いがしている。ああ、人んちのご飯の匂いって何であんなにいい匂い。………失礼。今日は、命式を考えるうえでかなり大切な要素を持つ旺相死囚休について説明する。

 

 

 

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■旺相死囚休(おうそうししゅうきゅう)


おうそうししゅうきゅうと、十回いってみよう。お経を唱えている気分になるから。旺相死囚休を覚えると、簡易的に性格の強さ、弱さが測れる。あなたがムチャなのか?ピッコロなのか?命式というスカウターで判断するわけだ。


五行には、季節によって活発になる時期、力が弱まる時期があり、それを5段階の強弱で説明しているのが、旺相死囚休である。例えば、火の五行は熱と関係して、暖気がある季節に力を発揮する。ごうごうと燃える夏が最も力が強くなる。次に、暖かさがある春に力が強い。次に季節の変わり目である土用、して、寒くなってくる秋は力が弱まり、冬は最弱になる。


その五行が一番強くなる季節が「旺」
その五行が二番目につよい季節が「相」
その五行の働きが普通である季節が「休」
その五行が弱りはじめる季節が「囚」
その五行が最弱になる季節が「死」


という風に旺相死囚休で表している。
個人的に思うのが、旺→相→休→囚→死という力の順番なら、ネーミングもそうした順番で作ったら良かったのでは?ということ。いや、ひとり言です。


以下は、旺相死囚休の表である。暗記は難しいと思う。私自身こういう表系はみただけで脳がクラクラして保健室いきたくなる。数字、表、大嫌い♪


※※※春夏秋冬土用
木|旺休死相休
火|相旺囚死休
土|死相休囚旺
金|囚死旺休相
水|休囚相旺死


ここまで読んで頭がパニッパニしてないかい?

 

 

 

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■旺相死囚休は、生まれ月と日主の関係で見る


旺相死休囚の暗記はなかなか難しいだろう。そもそも四柱推命をガチで覚えたい人ようの理論だからね。正直、旺と相、できれば死を覚えておけば十分。旺相死休囚は、日主を軸とした五行の相生、相剋を元に作られている。それで見ていくと暗記しなくても大丈夫。頭いい〜!


さあ、あなたの日主は何かな?日主を基準に導くぞえ。日主にあたる十干には当然季節が配置されている。甲乙は春。丙丁は夏。戊己は土用。庚辛は秋。壬癸は冬。という具合だ。もちろんあなたの日主は、これら十のどれかだ。


日主の生まれ月が、もし日主と同じ五行の季節だったら、その日主は強まり、ムキムキマッチョメンになる。これを日主が旺じると表現する。日主が日主と同じ五行の季節に生まれる事=旺相死囚休の「旺」にあたるのだ。日主が丙丁なら、生まれ月が巳午未という夏の十二支のどれかだと、最強のムキムキマッチョメンになるのだ。


まず、命式の生まれ月に日主と同性五行の十二支が入っていれば日主は「旺」となり、最強になる。


次に、命式の生まれ月に日主を生じる五行の十二支が入っていれば日主は「相」となり、そこそこつよい。


次に、命式の生まれ月に日主が生じる五行の十二支が入っていれば日主は「休」となり、つよさは普通。


次に、命式の生まれ月に日主が剋す五行の十二支が入っていれば日主は「囚」となり、弱くなる。


最後に、命式の生まれ月に日主を剋す五行の十二支が入っていれば、日主は「死」となり、最弱となる。

 

<具体例5つ>

(例1)
以下の命式は日主が丁(夏)で、生まれ月が午(夏)だから、日主は「旺」となる。


年月日時
戊戊丁乙
辰午酉巳


(例2)
以下の命式は日主が丁(夏)で、生まれ月が寅(春)だから、日主は「相」となる。


年月日時
己丙丁丙
未寅未午


(例3)
以下の命式は日主が丁(夏)で、生まれ月が申(秋)だから日主は「囚」となる。


年月日時
己壬丁乙
未申卯巳


(例4)
以下の命式は日主が丁(夏)で、生まれ月が丑(土用)だから日主は「休」となる。


年月日時
甲丁丁辛
寅丑丑丑

 

(例5)
以下の命式は日主が丁(夏)で、生まれ月が亥(冬)だから日主は「死」となる。成仏。


年月日時
壬辛丁戊
戌亥酉申
月令・壬


すんごく雑にいうと、旺や相の季節に生まれた日主は気質がつよいのだ。他の季節に生まれた場合と比べて性格も強めになる。旺相死囚休は、①性格の判断に使う。②月令に使う。③日主以外の干支に当てはめて使う。②と③は専門的すぎて、四柱推命に精通しない限り覚える必要がないだろう。

それぞれの五行が旺となる十二支は以下の通り。


甲乙=寅卯辰
丙丁=巳午未
戊己=丑辰未戌
庚辛=申酉戌
壬癸=亥子丑

 

 


■旺相死囚休の応用

 

これまでの説明は便宜上、生まれ月と日主を起点として旺相死囚休を述べてきた。ところが、命式の他の干支も、生まれ月の影響を受けて、旺相死囚休が配置されるのだ。


年月日時
辛丁庚庚
卯酉辰辰


例えば、上記の命式では日主が庚で、酉月生まれだから最強だ。では、月干の丁にとってはどうだろう?丁は夏に最強、秋は弱いのだ。ちょっと難しい説明になるけど、日主の庚は火の五行(丙や丁)に出会えば、錬金されることになり金の性質が磨かれる。


ところがだ、あまりに強い火に出会うと溶かされちゃう。つまり、上記の命式では火の五行が弱くて、庚を錬金するのに丁度いい温度なのだ。もし、上記の命式で、生まれ月が巳であれば、火の五行が旺の季節となり、金の五行が死の季節になるため、日主庚が丁によって剋されて弱められる。


実際はこのように、命式全体の干支と旺相死囚休というものを取り入れて考えるのだ。


今日の授業はここまで。

 

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