二重人格の人は、感情の振れ幅が大きい。車のギアのようにPからN、NからDという順を追って変化があるわけではなく、急激な感情変化を伴う。以前働いていた先の社長が二重人格の人だったけど、とにかく、さっきまで温和だったのに急にキレるタイプだった。会社規模が小さいとこでは、社長の人間性が部下に対してダイレクトに影響を与える。二重人格気質の人は感情の地雷がどこにあるのか分からない。暗黒武術会で、鴉の妖気が見えない蔵馬の心境で接さなければならない。きょうは四柱推命から見た二重人格について書いてみたい。
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■四柱推命からみた二重人格
四柱推命でみた二重人格は、決してジキルとハイドのような人物の話ではなく、二面性が極端に現れやすい人物のことだ。
二重人格の原因………劫財が関係してくる。ただし、劫財という星自体は対外協力とも関係する星であるため、劫財だけで、マイナスを語るわけじゃない。「劫財が命式の中で活発化している」場合に問題が起きやすくなる。劫財は人物の二面性を表面化させることがある。勿論劫財一つとってあれこれはいえないが、劫財はつよい感情起爆、衝動を抱える星なのだ。
劫財が活発化している場合は、人に対して優しく接していても怖がられる場合がある。活発化とは、八字の組み合わせによって劫財が持つ性質が極端になった場合のことだ。人当たりをソフトにしていても、どこかに、相手側の都合を考えないで感情を起爆させる性質を持ち合わせてしまう。一度負の感情を起こせば、自分の損得も考えていないため、結構攻撃力が強めになる。
私自身、時柱に劫財を抱えるが、確かに思考の部分には二面性がある。気をつけて制御しているつもりだ。もし、天干の劫財が日主よりつよければ、対人面で感情の起爆性を持ち合わせるから、場合によっては人からみれば二面性を感じるだろう。これは天干だけでなく、日支に存在する劫財も、対人面で負の側面を発揮する場合がある。
例えば日支の十二支が劫財にあたるといっても干支だけでは、負の作用もない。しかし八字の組み合わせによって、対外面にコミットする意欲がつよい配合の場合は、劫財が持つ他者を顧みない感情起爆の性質が発揮されることがある。
とある経営者の話だ。その方は優しく温和な性質を持つ経営者の方でいらっしゃる。その方は日支に劫財を持ち、対外面にコミットする意欲が強いために、他者からは優しく温和な性質を持つ、反面怖い人認定されているのだ。
一言一言に力があり、かなり精神面に影響を与えるそうだ。私もその方の話を聞いていると、思考やご自身の在り方という点では崇高さを持ち合わせる一方で、やっぱ怖い。劫財が攻撃に転じる配置なため、相手側の感情を差し挟まず、スパッと断罪的に物事を切る。これは最終的に慈悲心がないように映る。
「優しいのに何故か怖い」これ、感覚で伝えるのが難しいのだが、日支が持つ劫財が、八字の組み合わせにより、活発化するために、ご本人が知らず知らずの随所で、他者から争奪するエネルギーを発している。このように、劫財の働きが活発化すると、二重人格気質を持つことになる。劫財が活発化した場合、感情を起こすことに対して迷いがなくなる。急にアクセルを踏むことができるのだ。
こうした二重人格の部分を抑えるには、工夫が必要だが、私の場合は、まず、劫財という星を仲間にできていなくて、負の側面を持っていることを意識した。二十代後半から、何か感じた時、そこに攻撃性が乗っていないかを、常々意識してきたため、三十代で改善されたように思う。これ、いうべきか、いや、相手側に立ったらいわれたくないだろう、と頭の中でラリーをしまくるわけだ。
感情が沸き起こるとこの初動を止める。いやいや、まて、やめとこうと。
昔のCMで、私はこれでタバコを辞めました的に、私は思考改善して二重人格を辞めました。
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■終わりに
二重の極み真似した人、たくさんいると思います。