受容の繭

こころ軽やかに生きる内容を記していきたいとおもいます。

土佐市新居の魅力

 

 

 

土佐市新居はかつて漁業で栄えた町だったと、仕事場のじい様から聞いた。

 

都会から高知県への観光でやってきた人達が驚くのが、原付バイクが多いことだが、新居の海岸沿いは、とっても走りやすい。

 

潮騒をきき、すでに営業をしていない飲食店が軒を連ねている。

 

観光する場所としては、違う気がするが、高知市のあでやかな喧騒を離れた、少し寂しい感じの新居が、ぼくはなんとなく好きや。

 

県外に出て数年、時々グーグルマップで新居の海岸沿いを走り、見慣れた郵便局を通り、当時働いていた場所に向かう。

 

 

高知市中心部から新居までは、車で三十分くらいだ。

 

朝倉を抜け、伊野を通り、土佐市へ入るルートと、朝倉~春野~土佐市へ入るルートがある。

 

スマホごしに、かつての職場をみつけると嬉しくなる。

 

こじゃんち懐かしいちや。

 

海岸から農道へはいると、懐かしいビニールハウスが立ち並んでいる。


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新居は、メロン、スイカ、ズッキーニ、ピーマンを作っている農家が多く、ぼくは当時メロン栽培に携わっていた。

 

必要品がなくなれば、高岡まで、十分ほどだから、軽トラックに乗り、夕方の新居をはしって買いにいく。

 

夕暮れは優しく、田の野菜の香りが鼻を通り、なんともいえない愛くるしい感覚がやってくる。

 

この場所は確かに少し寂れているけれど、このまま変わらないでほしいと感じた。

 

新居の優しい夕暮れに包まれて帰宅する時間がなにより好きだった。

http://www.pref.kochi.lg.jp/~chiiki/iju/shoukai/munic/tosashi.shtml

 

地元の人は「こかあ、なんちゃあないろ~」

というけれど、かけがえのないものがある。

 

都会に揉まれるなかで、何度、新居を想っただろう。

 

冷たくなる心を止められずに、ひたすら、懐かしい海岸沿いを目に浮かべた。

 

海岸、工事用車両、屋根瓦の家々、郵便ポスト、優しいひとびとの顔が、次から次へと浮かんだ。

 

人口の過疎化が進んでいるけれど、昔の面持ちを残して、新居は在り続けてほしいとおもう。

 

何年後かにふたたび新居を訪れ、柔らかい雰囲気の町に、入っていって、時のうつろうまま、潮騒をきいてみたい。

 

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%B1%85_(%E5%9C%9F%E4%BD%90%E5%B8%82)

 

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