てくてくちとせ

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四柱推命−納音の全貌を解説する/謎が解かれる日がついに来た!

 

四柱推命界の謎に包まれているものの一つが納音(なっちん)である。思いっきり納豆と読み倒したくなるがそこは我慢だ。陰陽、五行、十干、通変星といったものは日本の四柱推命界でも体系化されている。他流派の方々と交流させていただくなか、びっくりするほど扱いの違いがあるとは思わない。ただ、納音を使った四柱推命のやり方の情報はほとんど入ってこない。そこで納音のネタバレを書く。今回は、記事を見てくださっている方々にはDio様のスタンドの正体を知ったジョースターご一行と同じ心境になっていただく。

 


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目次
1納音の概要
2納音の配置について説明
3納音の種類の紹介
4納音十二運
5納音と命式
6終わりに

 


■納音(なっちん)の概要


納音は中国の四柱推命で命式を読む方法として使われている。通常の八字だけで占えるやり方を覚えた後に習得するべき高等技術だ。通常の八字をマスターするレベルを幽遊白書に例えると、魔界編突入前。納音を覚えるのは魔界編という例えになる。実際に占いのやり方を覚えるまでは、正直半信半疑だったが、見事に体系化されていた。これを扱うにいたって「技に溺れおって………その巧妙心が貴様の身を滅ぼすぞ……ぐはぁ」という誰かの声が聞こえてきそうだ。(因みに私の講座では扱い方をかなり後半でお伝えしています。)


五声(ごせい)は中国の音楽で使われる階名だ。五音(ごいん)ともいう。納音は五行の音律(宮・商・角・緻・羽)をそれぞれの干支の音値に分類して考え出されたものだ。木、火、土、金、水のはたらきで事物が変化、変動する時に音律が伴うとして、その音律を納めるという意味で「納音」と名づけている。鬼谷子という人物によって作成されたとされる。


納音は通常の干支が持つ五行から新しい五行が生まれるという法則でできている。例えば甲子という干支は金の五行を内包するとされる。甲は天、子は地で、天地の気が融合することで、異なる五行が生まれるという理屈だ。


五行は太陽が東から登り、始まりとなるため時計周りに木→火→土→金→水と始まる。


納音は納音は音だが、音も東から始まる。五行のなかで音を生じることができるのは金の五行だけで、音は金から始まる。金→火→木→水→土という順番でめぐる。五音は東から反時計周りに回る。


五気は木から始まり水で終わるのに対して、五音は金で始まり土で終わる。

 

 

 

■納音の配置について説明


謎に包まれた納音の配置だが、Dio様のスタンドの謎を解いた花京院よろしく、仕組みを書く。いずれは、こうしたこともネタバレされるだろうし遅かれ早かれだ。「私はきっかけを与えたにすぎない。これから四柱推命の世界に混沌の時代が訪れるであろう。」このようなセリフを吐いておきたい。


納音は八字分離の法則で作られている。60干支を並べてみよう。甲子が陽の始まりで、乙丑が陰の始まりだ。甲子と乙丑を海中金と呼ぶ。両者水の根を含み、これを同種同意といい、納音の多くはこの法則で成りたっている。


甲子と乙丑を夫婦に例えると、2人は8つ離れた場所の壬申という子供を生む。壬申は癸酉という妻と結婚して、庚辰という子供を生む。壬申は納音では金の納音になる。庚辰も金の納音。こうして8つ離れた場所の干支同士が結婚していくと、まず金の属性の子供ができ、次に火の属性を持つ子供が生まれる。その次は木の属性の子供と、金→火→木→水→土と順番に音が巡ることになる。

 


■納音の種類の紹介

 

納音は全部で30種類存在する。
はじめに十干の定義を覚えたときのように、ある程度固有の意味を記憶する必要がある。
因みに同じ納音同士が衝突する関係を同種対立という。


まず金の納音となる干支
音律が商となるグループ


1甲子、乙丑の組み合わせを海中金(かいちゅうきん)といいます。海に沈んだ人目を見ない金属


2壬寅、癸卯
金箔金(きんぱくきん)→金箔、柔らかな金


3庚辰、辛巳
白鑞金(はくろうきん)→錫の精製された柔らかな金


4甲午、乙未
沙中金(さちゅうきん)→砂に混じる粒子化した金属


5壬申、癸酉
剣鋒金(けんぽうきん)→剣


6庚戌、辛辰
釵釧金(さいせいきん)→かんざし、焼戻しが必要な金

 


次に火の納音となるグループ
音律は緻


7戊子、己丑
霹靂火(へきれきか)→稲妻、雷火


8丙寅、丁卯
炉中火(ろちゅうか)→炉の中の火


9甲辰、乙巳
覆燈火(ふくとうか)→灯籠の火


10戊午、己未
天上火(てんじょうか)→太陽


11丙申、丁酉
山下火(さんげか)→山の麓で静かに燃える火


12甲戌、乙亥
山頭火(さんとうか)→山頂の火

 


次に木の納音となるグループ
音律は角


13壬子、癸丑
桑柘木(そうしゃもく)→桑の木


14庚寅、辛卯
松柏木(しょうはくぼく)→松の木


15戊辰、己巳
大林木(たいりんぼく)→樹木が繁盛している場所の木


16壬午、癸未
楊柳木(ようりゅうぼく)→柳の木


17庚申、辛酉
柘榴木(ざくろぼく)→柘榴の木


18戊戌、己亥
平地木(へいちぼく)→地面に生えた平らな木

 


次に水の納音となるグループ
音律は羽


19丙子、丁丑
澗下水(かんげすい)→谷間の隙間から流れる水


20甲寅、乙卯
大溪水(だいけいすい)→谷川の水


21壬辰、癸巳
長流水(ちょうりゅうすい)→大河の絶えることのない水


22丙午、丁未
天河水(てんがすい)→天から降る雨や霧の水


23甲申、乙酉
泉中水(せんちゅうすい)→井戸から湧き出る水


24壬戌、癸亥
大海水(だいかいすい)→海の水

 


最後に土の納音となるグループ
音律は宮

 

25庚子、辛丑
壁上土(へきじょうど)→壁に塗った土


26戊寅、己卯
城頭土(じょうとうど)→陽気が盛んな広い土地の土


27丙辰、丁巳
砂中土(さちゅうど)→砂の中の土


28庚午、辛未
路傍土(ろぼうど)→人々が往来する道の土


29戊申、己酉
大駅土(たいえきど)→大きな駅の土、繁栄した場所の土


30丙戌、丁亥
屋上土(おくじょうど)家屋の上の土、つまり瓦など

 

 


■納音十二運


納音に対応した十二運が存在する。通常柱に配置された十二運とは異なる。この十二運も鑑定を行う際に扱うことがある。それぞれの干支と該当する十二運を記す。


納音十二運

自生(十二運では長生)
木行、己亥
火行、丙寅
土行、戊申
金行、辛巳
水行、甲申

自敗(十二運では沐浴)
木行、壬子
火行、丁卯
土行、己酉
金行、甲午
水行、乙酉

自冠(十二運では冠帯)
木行、癸丑
火行、甲辰
土行、丙戌
金行、乙未
水行、壬戌

自臨(十二運では建禄)
木行、庚寅
火行、乙巳
土行、丁亥
金行、壬申
水行、癸亥

自旺(十二運では帝旺)
木行、辛卯
火行、戊午
土行、庚子
金行、癸酉
水行、丙子

自衰(十二運では衰)
木行、戊辰
火行、己未
土行、辛丑
金行、庚戌
水行、丁丑

自病(十二運では病)
木行、己巳
火行、丙申
土行、戊寅
金行、辛亥
水行、甲寅

自死(十二運では死)
木行、壬午
火行、丁酉
土行、己卯
金行、甲子
水行、乙卯

自墓(十二運では墓)
木行、癸未
火行、甲戌
土行、丙辰
金行、乙丑
水行、壬辰

自絶(十二運では絶)
木行、庚申
火行、乙亥
土行、丁巳
金行、壬寅
水行、癸巳

自胎(十二運では胎)
木行、辛酉
火行、戊子
土行、庚午
金行、癸卯
水行、丙午

自養(十二運では養)
木行、戊戌
火行、己丑
土行、辛未
金行、庚辰
水行、丁未

 


■納音と命式


命式には気の受け取り方と音の受け取り方がある。納音から音の受け取り方を習得すれば、命理の向上に繋がる。扱いや信憑性についての考え方には賛否両論が存在するが、実際に納音の扱い方を目にすると、考えが変わるかもしれない。


納音を持った干支は30種類に固有の意味があり、また、同じカテゴリーに属す納音でも2つの使い方が違っていたりする。つまり納音そのものが持つ固有の定義のほか干支のように、命式との関係を考える要素がつよい。通変星のような扱いに近いといえば近いが、八字の流れと一緒にみてゆくため、まず命式全体を読めることが前提となる。


通変星の意味だけでは命理ができないように、納音をそれ単体で扱うことはできない。


納音を使うことで、八字の繋がりからのみでは分かりにくい情報を拾うことが可能となる。八字の繋がりを徹底的に考えることをデッサンとすると、納音は色を塗るようなものかもしれない。

 

 

 


■終わりに


中国四柱推命レベル高けぇ〜。納音以外にもまだまだ日本に伝わっていない理法が多く存在するはずだ。

 

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