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四柱推命−水の五行が多すぎる?持ち味を生かせ

山奥の小屋でずっと暖炉の薪を眺めていたい。寂しくなったら時に同じ集落の人の所に出かけて話をする。昔から叶えたかった私の夢だ。ところがいざそれをしようとすると、本能が「今腰を降ろしたら現実社会で戦えなくなるよ」と警告してくるため、やっていない。だって人生長過ぎるもの。50歳で隠居したら、2、3年経ったらもっと稼いどきゃ良かったと感じるのは明らかだ。だが夢想は消えない。命式に水の五行が多すぎて、メルヘンメンタルなのだ。どんぐりが貨幣だったら頑張って拾うけどな。

 


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■命式に水の五行が多すぎる


有名人の命式には余分な干支がない。八字の流れが、「君は社会出世するよ」と分かりやすく伝えている。古代中国だったら、国の重要人物の印鑑を占い師から押してもらえるだろう。ところが私はどうも最近になって、命式に余分な干支がないことが良いと言えなくなった。


余分がない=余白がない事で、自分の資質を能力に全振りできる代わりに、弱者の気持ちが本質的に分からない面があるからだ。複雑な家庭環境で育った人、強く主張できない人、精神的調子を崩しやすい人がいる。事情を想像はできても、体質の雛形が一緒でないと、ハンデによって前に進めないことに共鳴ができない。


さて、水は知恵であり、優しさであり、柔軟さと関係します。水は勢いを形成すれば流動的になる場合がある。もし、命式に土の五行があり、水の五行が多すぎる場合は、堤防である土を押し流してしまう。命式の火の五行を消し、木の根を弱め、金を洩らしすぎるデメリットがある。命式に水の五行が多くても、勢いによってメリットを生む事が稀にあるけれど、往々にして、実益を取ることが目的なら損をしやすい。

 

 

冬生まれの日主であると血流に問題が出やすいとか、水が命式の他の通変星の邪魔になる場合もある。多すぎるという事は吉とはなりにくい。

 


次に性格の話だが、ここを一番話したかった。日主が壬か癸であれば、水が多くて性格が強い人もいる。だが、通常日主が壬か癸以外の十干、特に日主が戊、己、甲、乙等は水が多すぎると性格的に柔和になりやすい。すると、現実社会でチャンバラをする、刀を突き合わせるような環境に向かないタイプになる。何故なら水は優しさと関係する五行だから。


いかに優秀な人物でも、他者への当たりがキツイ人は個人的には嫌いだ。どうも私は自分を分かって欲しいし、相手を分かりたいから内実が伴わない人間関係を作れない。全く社会的でない。行動のリスクは取っても人間関係のリスクは取らないと考えている。しかし付き合う人間が決まってくるため行動で取れるリスクの幅も決まってくる。私の命式に水が多くて、それが余分だからだ。椅子取りゲーム、派閥争いより、情緒性を大切にしていたい。現実的に他者を巻き込んで、社会的目標を達成しようみたいな方向が合っていないわけ。


蒼天航路曹操のように、異なる個性の者を統括するのは天賦の能力だ。価値観の異なる人物を采配し、その事で起きる、クーデター等のリスクも計算しなければならない。権力者の元に集まる者の個性は違えど、月10万円の給料でも、自由が欲しいという精神的充実を求める人はやってこないだろう。権力者の元に集まる人物の八字も恐らく現実的な配合になっているはずだ。


五行の燃焼効率が良い人は、現実世界で成果を出すことに強く、自分の努力で成果を求め、頑張った末に今があると考えたりする。そのため「成功法則」なる本が星の数ほど出版されている。ところが、五行の燃焼効率が良くない命式の人が同じように成功する習慣を行っても、個性が違うのだから、同じ成果に繋がらない。根本は、自分の命式の手札と相談して、より良い未来に向かう必要がある。

 

 

水が多すぎれば、余白が多いことだが、心の余裕に繋がる事がある。(特に日主甲、乙、戊、己)心の余裕が、誰かの癒やしになっている場合だってあるのだ。燃焼効率よりも、日々の過ごし方のほうが重要だ。

 


論破が好きな人は、人物が持っている嗜好が、言論に合っていたのだ。社会成功を肯定したがる人は、お人形遊びよりかけっこが好きだったのだ。根本のところは、ものすごくシンプルで本人の嗜好の問題でしかないのに、◯◯の成功法則と何かの真理の如く題している。本の中身は「かけっこで勝ったボク偉いでしょ」と書いてるんだよ。


図工が好きな人は、図工好きならではの勝ち方がある。水が多すぎると、物事に対しては非効率になりかねないが、人物が柔和で接しやすい人が多い。対人面のバランスを取りながら生活することが、充実に繋がりやすい。水が多すぎると日主との関係によっては苦労もしやすいが、地道な日々を大切にすることに適している。

 

 

 

 


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■終わりに


暑い時冷えた水を飲むと美味しいよね。

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