五行が水にあたる人はどんな人だろう。イメージからは派手さや貪欲さといった、激しさをともなう要素はわいてこない。どちらかといえば、どこか落ち着きがあり、それでいて゛流れる゛といった要素が浮かぶのではないだろうか。こんかいは五行が水の人の生態を書いてみたい。
五行が水にあたる人の特徴
・実年齢よりも若々しい
・ストレスの逃がしかたが上手
・調和、協調の精神がある
・なかには引っ越しを繰り返す人もいる
・頭脳明晰である
・体にはバネがあるほうだ。
五行が水にあたる人は、雰囲気や見た目が実年齢よりも若々しいのが特徴だ。それは、水の本質が流れることにあり、精神的ストレスや、汚れた観念を押し流すために、つねに、心身を美しい状態に保つことが可能だからだ。 なにかに執着をすることを好まず、不要だと感じたら古い価値観を捨て、新しい価値観を取り入れることができる柔軟な人。
身体的にはバネがあり、仕事やスポーツなどで瞬発力を発揮することができる。池の溜まった水のように、負の感情とかストレスを内側に溜め込んでしまうと、体調を崩しやすい。つねに循環して、生きるうえでの垢を落としつつ、新しいことに挑戦することに向いている。体質的な素質にくわえて、そんな姿勢こそが見た目や雰囲気の若さにつながる。
流れるというのはもちろん、引っ越しなどで、転居を繰り返す人もいるが、それだけではなく、生き方そのものが、流れる方角へ向かうということをさす。 自然界のあらゆるものは諸行無常であり、変化の訪れないものはなく、そういう意味で水の人は摂理にかなっているといえる。物質的な満足よりも、自身の精神的な満足を求める傾向がつよい。道徳的な事柄に感心がつよい人も多い。
性格的には大胆さと、慈悲の心を備えており、流れる速度のなかで、考え、選択して、決断するため、頭の回転もよい。状況に合わせて、人と調和して、思いやりのある反応ができるため、敵をつくりにくい。水の人は表だってぐいぐいと優しさの安売りをしないかわりに、内面に、安らぎを与えるような優しさを内包している。精神的ストレスや不要なものをを押し流す性質と、安らぎをあたえる慈雨のような性質を合わせもった魅力的な人。よけいな執着をせず、調和の気持ちを全面にだしていくことで、人生が充実していく。
五行が水にあたる干支を簡単に説明
おいおい、いまさら勘弁してくれよとおもわれるかもしれないが、一応水に対応する干支の分類を簡単に記す。水に分類される干支は、十干で壬(みずのたう)と癸(みずのと)十二支で子(ね)と亥(い)がこれにあたる。
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壬子(みずのえね)の人は、つねにうごめく激流のただなかにある人。自由なマイペース型でありながら、努力家。ダイナミックでスケールが大きく、行動的な人といえる。どこかとらえどころがなく、突飛な行動にでることもある。
癸亥(みずのとい)の人は、両極端な性格で、静かな川のように穏やかなときと、大河のうねりのような、激しさを持ちあわせていり。周囲の期待にこたえようとしながらも、自身の結果をだせるタイプだ。
水の人の適職
水に関する職業がよい。水の流れをさす、自由さから、自由業、転じて、自身を生かせる俳優業や芸術関係にも向く。水産業や漁業などの仕事にも適性がある。身体的にもバネがあるタイプなので、体はつよいほうである。
水の人に向くストレス解消法
水にかかわることや自由を感じさせる趣味などを行うとよい。ダイビングやサーフィン、ツーリング、釣り、滝にうたれる修行、水辺の散歩、静養、ボートなど。
おわりに
水の性質の人は、少し風変わりといった影響を与えることがあるが、そこには水の人の人生観が凝縮されている。自身の人生の充実をはかり、柔軟に周囲にとけこんでいく水の人は独自の道を切り開いていく。