この記事にたどり着いた方には不要の説明だとおもうけれど、身旺・身弱というのは四柱推命の日干(ほんにん)をあらわす部分である。
メンタル的に、身旺はエネルギッシュで、開拓精神旺盛、身弱は周囲との歩幅を合わせて生きることに向く。
これだけ聞くと、一見してなんだか身旺のほうがええやんうらやま~と感じるかもしれないが、実際はドラゴンボールZのスカウターの数値のような見方はできない。
両者は干渉し合うエネルギーの違いであり、個性の違いのようなものだ。
こんかいはエネルギーの干渉からみた身旺、身弱のそれぞれの人付き合いの違いをみつけて、摩擦をなくしていこう。
[関連記事]
目次
身旺・身弱の運勢の現れ方の違い
身旺の場合よくもわるくも、運勢の波が激しくダイレクトにやってくるため、メンタル的にタフでなければ成立できない。
命式でも身旺になる図式があり、運命学の不思議をいまさら感じる。
本人のエネルギー値が高いため、それなりに大きな試練がやってくることで、運命の帳尻がとれる仕組みだ。
それをふまえて身弱をみてみると、エネルギーの帳尻がとれていることがわかる。
身弱の場合は運勢の現れかたとしてはフラットで、本人にふりかかる現象の影響も弱くでる。
個人レベルでは身旺も身弱も運命的には、均衡がとれていて、それぞれの役割りがあるといえるだろう。
運勢の波がダイレクトな場合、つまりは物事の因果関係がハッキリと現れるため、じぶんとの対話が増え、運勢の波がゆるやかな場合、大きな運気の変動がないものの、物事の因果関係がみえづらいため人とのつながりに目がむく。
そのため身旺はたえず、運勢を切り開くために前進し、身弱は調和を重んじて、運勢のバランスをとるという仕組みが成立する。
こう書いてみると結局どっちの運勢も、めんどいなあ~ってなるかもしれないが、その違いから、それぞれ人付き合いの違いをみていこう。
↓ 鑑定のご依頼はこちらから ↓
身旺・身弱エネルギーからみた人付き合い
ボクは身旺である。
極身旺という部類に入る。
結論からいえば、身旺は友人や恋人など、付き合う相手は同じ身旺であったほうが、肌が合うというか、感覚的に合うし、身弱の方にとってもそういう感覚はあるかもしれない。
身旺の立場からいって、はばかりながら、身旺がエネルギーにあふれている時、身弱との会話からエネルギーがそちらへ流れてしまう経験がある。
また、身弱の方からしても、身旺に対して心地よくない部分、よくいわれるのが感覚的アバウトを感じているのだろうけど。
これは発するエネルギー総量や質が異なるため、起きる現象だ。
身弱の方が疲れているときに、めちゃめちゃパワフルな身旺の方が側にいると、もっと疲れてしまうかもしれない。
人づきあいはエネルギー同士の質と波長が合うかどうかがカギとなってくるためだ。
結論として、交流する場合、エネルギー的視点でみると身旺の人は身旺の人と合うし、身弱の人は身弱の人と合うというのは間違いない。
身旺がすべてフリーザ様のような存在だったら大変だけど、地球の摂理はまるくできているのだ。
関係性というものは陰と陽の、表裏となっている。
はなしは身旺と身弱の付き合い方の工夫について触れてみる。
身旺は、感覚的に独立独歩で物事を進展させていくため、ワンマンというイメージが強いが、本人は無自覚な場合がほとんどだ。
そのため、身弱のもつ細やかな感性に気付きにくい傾向があるので、意識して人に足並みを揃えようとすると、そういった部分の改善につながるだろう。
身弱は集団や組織のなかで、感性的な共感を得られやすいため、身旺の言動に距離を感じるだろうが、つとめて、個人として理解する姿勢があればよいだろう。
実はお互いそうすることで利益が生まれる。
家庭や職場などの固定された状況において、身旺の激しい運勢は、身弱によって中和され、比較的落ち着いたものとなるし、身弱の運勢に対して、身旺の運気が上乗せされるという状況だ。
例えば、SMAPのメンバーは、身弱と身強がそれぞれおり、活動の仕方もバラバラだ。
そんなメンバーが集まることにより、それぞれの運勢を補っている。
エネルギー的な相性はもちろんあるけれど、その違いを理解するだけで、相手との交流の仕方が安定的になっていくはずだ。
おわりに
エネルギー的なかかわりについてこんかい書かせてもらったが、同時に意識してみると面白い課題でもあることがお分かりいただけただろうか。
それぞれの持つ役割りを理解し、尊重して接することでエネルギー的な相乗効果が期待でき、また良好な人間関係を築いていけるだろう。