中国四柱推命では使っている流派も存在する、伝説の身宮(みきゅう)をご存知だろうか。身宮を知れば、「私の宿命、天命はなんですか?」という問いにシンプルながら一応の答えを提示しやすい。今日は身宮についてのお話し。超秘伝の宮である。
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■身宮(みきゅう)
身宮、恐らく日本の鑑定士さんで扱う人はほとんどいないだろう。身宮とは、自分自身の素質的要素を知る宮である。普通四柱推命で「私の宿命、天命を教えて欲しい」という問いには答えられない。多分、宿命、天命を知りたい方にとっては、少しスピリチュアル的な回答を期待されているのではないかと思う。何かしら個として与えられた要素があるのではないか?という問いだろう。だが、四柱推命は驚くくらい現実的な占いだ。
占い結果からは合理的な答えが導かれる。そのため、四柱推命は怖いといわれたりする。例えば「金運を上げるための行動を知りたい」と聞かれた際、金運は持って生まれたものだという前提がある。あまりに、身も蓋もないため、精神的に建設的な答えを期待する人は他の占いのほうがしっくりくると思う。私も、四柱推命をあまり知らないで、鑑定を受けて「次の大運から金運が下るよ」何て言われたら、いい気分はしない。
当然、天命や宿命というものは分からない。命式を見て、天命や宿命という部分に寄せながら鑑定することはできたとしても、「天命、宿命」は八字に出ていないんです。
だが、中国の四柱推命は本当に奥が深く、身宮をしれば、天命、宿命は?という答えに近い回答が可能だったりする。
身宮を使えば、八字だけでは分からないもっと個人を掘り下げた本質的な情報が見つかる。命宮と比べて扱いやすいため、知っただけで超絶お得なのが身宮の使い方。
身宮は、夫妻宮、命宮、福徳宮、官禄宮、財帛宮、遷移宮の6つが存在していて、全ての命式は、この6つのどれかに該当する。これらのどの宮に該当するかによって、何を主軸生きるべきか、大まかな命式の方向性をご指摘できる。「天命や宿命は何ですか?」について、近い回答を導くことが可能だ。私自身、自分の身宮を知っているため、そこからかけ離れた行動はしない。身宮といえば、ほとんど眉唾とか伝説上の扱いになるのかもしれない。
身宮を知れば鑑定力に差が出る。その方にとって「先天的」に良い方向性を指し示すことができるからだ。ff7で海チョコボ育てて、ナイツ・オブ・ラウンド見つけるくらいレアな理法だ。というか、チート技。
身宮については、長年お付き合いいただいた受講生の方だけにお伝えしている。常日頃感謝している。
普段からかなり、重要事項のネタバレをしている竈ちとせであるが、命宮、胎元、納音、身宮は鑑定でもほとんど使わない。私の命式は「四柱推命を教える」ことを目的としている配合から。私の世代ではまだ、世に広まるタイミングじゃないんだろうな。
信のおける受講生の方々の世代で広まるかもしろれないし、受講生の方々がプレイヤーとして、こうした特殊技術を扱ってくれるなら嬉しい限りだ。
■終わりに
四柱推命まじ、奥が深いわ。