てくてくちとせ

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四柱推命-犯罪と交戦タイプの命式

ルポのなかで凶悪犯の幼少期の回想の一説に目が止まった。少年だった彼は友人宅に遊びにいくと、母親がクッキーを出して優しく出迎えてくれたことに衝撃を受ける。少年は一般家庭の温もりを知らず、自身の母から日常的に体罰をくわえられていたため「友達が来ているから優しいんだよね。」と友人に確認してしまう。犯罪手記ものを読むと、環境には同情すると同時に、どう考えても先天的気質を感じさせる例も存在しており、胃が締め付けられる。先天的か、後天的か、いずれにせよ命式の八字というものが、運命を包括しているとすれば残酷だ。今日は四柱推からみた犯罪と命式の関係について書いてみたい。

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■犯罪と命式の関係

 

内容がセンシティブであり、かつ犯罪者の命式はこうだという決定的ルールは四柱推命にはないことを述べておきたい。記事を読んでくださっている読者の方がご自身の命式が、記事の特徴と合致するといった心配に繋がることも極力避けたい。命式には世の中と「交戦の図式」を表した型がある。自身と世の中の在り方が対立しているのだ。犯罪と命式を考えるとき必要な概念だ。交戦の図=犯罪と関係するわけではないが、交戦の図になれば対人関係で揉めやすくなる。関節的にそこが心配要素だ。

 

犯罪に通じやすい命式を語る際、官星や食傷の強弱が議題にあがることがあるが、星の強弱だけでは犯罪に結びつくことはないので安心してほしい。私の兄弟も日主がよわくて食傷だらけだが、至って普通の生活を送っている。記事の内容は、ご自身や周囲の人と完全に切り離して読んでください。

 

もし、官星や食傷が命式で忌神(よくない星)として存在していても、日主と明確な対立構造ではない場合はそうした心配はない。官星がつよすぎることは、ご本人の精神や情緒面に与える影響は大きくなるが、そうしたタイプの命式は沢山存在する。問題は、官星がつよすぎることに加えて、日主が官星から支配されているか、または、命式の官星が社会を弾圧するような意思を持っているか?そうした点を見なければならない。食傷も同じで、悪い風に働いているか否かは、組み合わせによるという話。

 

そこでまずは官星を例に出して考察してみたい。例えば七殺という星は、日主を剋して克己させる力を持つ星だが、社会で生きる日主自身を頑張らせる働きをする。強すぎれば、怒りを溜めるとか、精神的な起伏が起こりやすくなる。だが、不安症状を抱えるといっても=犯罪者とはならない。

 

注意すべきは、命式の七殺が、社会に対する攻撃性を帯びている場合、その意味を考える必要がでてくる。野心家であるのか?逆らいやすい性格なのか?闘争者なのか?犯罪に繋がる可能性があるのか?といった具合だ。また、正官は正しい星だが、命式配合によっては正義正道の意味が否定されるケースも存在する。正しさの否定=正道に背くという解釈になるからだ。犯罪にいたる命式の場合は、星のそうした不安要素が一つではなく、複数の心配要素が関係している。そうした命式配合が交戦の図式だ。

 

交戦の図式は社会と「衝突」している部分が特徴だが、場合によっては、昔やんちゃだった人が格闘技で有名になるというケースも含まれる。つまり、交戦の図式の命式を見て犯罪と繫げてリードできる命式は稀で、四柱推命の観点では何かしら社会と戦っている人枠に入る。食傷も同じような理屈で、命式にとってよい星を攻撃していたとしても、改革者とか、慣例を嫌うという解釈が存在するために、命式からあきらかに注意が必要という見方をするものは経験上本当に稀だ。

 

命式は星だけでは語れないのは勿論のこと、犯罪と関係すると仮説が立てられる命式配合となれば、さらに条件が複雑になる。ただし交戦の図式は、交戦していない命式と比べて誰かと争いや衝突が起きる可能性は、高くなるためそうした点は注意が必要といえるだろう。直接犯罪と関わりがなくても、揉め事や諍いと通じやすくなる。

 

 

以下の命式で交戦の図を少し説明したい。

 

年月日時

丙己壬◯

◯◯◯◯

 

天干の並びで、正官己が日主壬を剋している。

 

正官は正義、正道の星だからそれに剋されるということは、社会正義と折り合いが悪い解釈となる。

 

だが、正義正道と折り合いが悪い意味を考えてほしい。社会での出世をもとめない、正規のルートよりも、他に個性を生かす道がある、考察すれば沢山解釈できる。正義正道と合わない=犯罪という一方的な解釈はしない。他の◯で囲んでいる場所が、日主とどう繋がるかを考え、プラスに働けば、正官との衝突の象意も悪いものとならない。

 

生年月日が上記の命式の組み合わせは世の中に膨大にいらっしゃる。八字のうち一箇所違っていたら、全然ちがう人生となる。

 

 

例えばこんな事例がある。生年月日だけでみると、七殺が顕著なある海外の犯罪者と、ある日本のスポーツ選手の命式は同じだが、類似点は「物事の結果を求める気持ちがつよい」「自分の能力で勝負」

 

以下命式

 

年月日時

甲壬戊◯

子申寅◯

 

つまり、方やスポーツで結果を出し、方や悪いことで結果を出そうとする。

 

方やスポーツの能力を生かすが、方や人にいえない能力を生かす。

 

時柱が違えば何もかも違ってくるから、八字が一つ違えば運命が異なる例だ。

 

八字全体をみて、交戦の図式が、明確に社会衝突を起こしている場合は、人物の背景と合わせて命式から考察する。

 

争いが多かった昔の時代の命式だと交戦の図タイプの命式はそれなりにあるからだ。

 

格闘技で世界一になりたいんです!だったら、交戦による衝突もご本人的には糧になる場合もある。本当の意味で、社会に逆らうのか、衝突の意思も実はご本人にとって吉となるのかは、慎重に見定める必要があるのだ。八字から、犯罪にいたる可能性があるかどうかは、余程の不利な特徴を兼ねていないと断定にいたらない。

 

 

 

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■終わりに

 

 

眠たい時は、朝日と交戦しています。

 

 

 

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