てくてくちとせ

桜、温泉、について書いていきます

高知県の県民性/腹を割って話すスタイルのコミュニケーション


f:id:tarookadato:20190327203641j:image

「腹を割って話ができるのは高知県の男だけや」と、以前ボクの故郷である高知県出身の男性が語っていたという。

 

なぜ、回りくどいいいかたをするかというと、ボクが直接ではなく、その方の奥様である、愛媛県出身の方から聞いたはなしだからだ。

 

奥様自身がおっしゃるには、高知県民は裏表がないとのことで、やはり評価がたかく、ボクは嬉しかった。

 

高知県は温暖な気候に恵まれ、また、周囲を山で囲まれたため、四国のほかの3県とくらべても、「高知家」として独自のコミュニケーション方法が存在する。

 

土佐弁も独特で、高知県には、猫とネズミがようけおると、ジョークに使われる。

 

「ニャーおんしゃなにしゆちやきのうもおんなしことしチューで」

(ねえ、あなたなにしてるの?きのうもおなじことしていたよ)

 

実際はなしかたはキツくきこえるかもしれないが、発音はやわらかいのだ。

 

高知県のコミュニケーションは「心」からの交流を基本としたスタイルであり、県外の方に理解されるかいなかは、極端である。

 

 

 

実際に聞いた県外の方の高知県の印象

 

距離感が近い(北海道)

世話焼き(北海道)

馴染むと居心地がよい(兵庫県

最初は困難なこともあったが、人との距離の取り方が馴染むための秘訣(東京都)

 

高知県といえば人

人付き合いが濃いのだ。

 

距離感が近いという部分は、多くの場合、じぶんの心や人間性を相手にダイレクトに伝えるためであり、人間同士のかけひきという概念が、これまでの文化のなかで登場しないからである。

 

そのコミュニケーションの取り方にとまどいを覚える方もたしかにいらっしゃるが、突き詰めると非常に奥が深く、腹を割って話す重要性を感じさせられる。

 

腹を割って話すゆえに、さいしょは、いろいろとあるかもしれないが、お互いを分かれば、深い部分までよく理解できるがゆえに、最終的に相手にとっても、じぶんにとっても、よい距離感が作られていくのだ。

 

距離感が形成されるまでの手順が、少しづつ仲良くなるというより、本体をあらわして、距離感を模索していくという、割りと体当たりな方法なのだ。

 

つまり、とことん付き合うぶんには、かなり信用できる部分があり、いいかたをかえると、一人一人の性質が似ており、他県における部分とは異なる。

 

勝手な意見かもしれないが、そういった部分に、大政奉還に一躍を担った、坂本龍馬の性質が育まれた場所でもあり、また、脱藩した理由ではないかとおもう。

 

<関連記事>

https://www.sudechi.com/entry/tosa_

 

 

北海道在住の高知県民として

 

ボクは中部地方にも住んでおり、それから北海道へ移住したので、現在は、たくさんの県民性の合わさった状態といえる。

 

他県のコミュニケーションの距離感が、さいきん心地よく感じる一方で、故郷の高知県を懐かしくおもいだすこともある。

 

外国や東京都、北海道の友人たちと付き合いをすると、それはそれは、なかなかスマートだ。

 

高知県民は、男性を「いごっそう」女性を「はちきん」と呼び、豪快な性質で、男女ともになかなか、心根が熱い。

 

人のために、心から動けることができるし、人助けも表面的ではなく、心から行うことが多い。

 

高知県民の長所をあげるとすれば、十分であろう。

 

他県にでて、感じるのは、高知県には、相手を真っ赤の他人と断じるような風習がなく、つきつめると、やはり「高知家」である。

 

家族といえば大げさかもしれないが、移住したひとびとにも親身になってくれる部分は絶対にあるし、人の話にも親身に耳を傾ける部分もある。

 

その評価には賛否両論があるものの、高知県の宝は、観光名所や、カツオのタタキではなく、まさに「人」だと感じるこのごろだ。</p