家の北を求めることは家相をみるうえでとても大切なこと。北極星を軸に家相では北は神聖とされるからだ。家相は八方に方位を割りだして吉凶を判断するため、北を求めることは方位の基本となることなので、知っておきたい話だ。家の中心から北を求めるときあなたはどのようにするだろうか?
■:風水的に北を求める必要性
家相をみるとき、北が吉の相となるか、凶の相となるかは、土地や家の相が関係してくる。北に三備(トイレ、キッチン、浴槽)があったり、井戸がある。また、また玄関に欠けがあったり、北の土地が低いと、北の交わりという、凶の現象が働き、家庭や健康、仕事運を下げてしまう。逆に玄関に張りがあり、北が壁で閉塞し、北の土地が高くなっていれば良いエネルギーが循環する。運気の作用でみた場合、正確な北の角度をだすことは大切だといえる。
■:家相の北は真北で判断しよう
北を求めるとき方位磁針石の針でみた北の角度は実は、本来の北極点を北とした、地図で記された北から少し西にズレている。この角度の差は「偏差角度」という。実際に家相の北を求める際は方位磁石ではなく、家の平面図を地図に重ねて北を判断するのがよい。方位磁針が示す北を「磁北」(じほく)といい、地図で示される北を「真北」(しんぼく)という。家相をみるときの参考にしていただきたい。
家相で真北を求める場合は、図面から家の中心を決めてから、北を割り出す。中心の決め方は、張りか、欠けかどちらかしかない場合は張りと欠けをのぞいて中心を決める。張りと欠けがともにある場合は、張りと欠けを平均して中心を決める。
中心を決めたのち、方位磁石か地図を使って北をだす。(方位磁石を使う際はのちの修正が必要)
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■:日本の都市ごとの偏差角度
地域ごとの真北と磁北のズレの角度を書いているので、例えば稚内の真北を求めるときは9.46°東に傾けることで真北が求められる。なお、時間によってもズレがあるため、稚内ならおおむね9°とか、関東だとおおむね6°という感じでみてもらえばいい。
・稚内/9.46°
・札幌/8.58°
・旭川/8.55°
・帯広/8.21°
・函館/8.13°
・青森/8.13°
・秋田/7.34°
・盛岡/7.48°
・山形/7.11°
・仙台/7.06°
・福島/6.59°
・金沢/6.59°
・新潟/7.14°
・福井/6.49°
・富山/7.00°
・いわき/6.39°
・前橋/6.39°
・宇都宮/6.36°
・熊谷/6.31°
・水戸/6.27°
・東京/6.17°
・横浜/6.12°
・甲府/6.26°
・飯田/6.27°
・静岡/6.09°
・浜松/6.08°
・名古屋/6.22°
・津/6.15°
・大島/5.58°
・和歌山/6.10°
・大阪/6.18°
・神戸/6.21°
・岡山/6.23°
・松山/6.05°
・高松/6.15°
・徳島/6.04°
・高知/5.53°
・下関/6.08°
・宮崎/5.20°
・大分/5.15°
・長崎/5.35°
・熊本/5.39°
・鹿児島/5.05°
・那覇/4.40°