可愛がられる人は得である。一匹狼は、グループになった狼の群れと比べて、獲物を狩れる確率が低い。この理屈があるので人間は群れを形成してきた。すると群れにはボスがいて、ボスに可愛がられにゃ出世ができん。群れのボスだって他の、もっと大きな群れのボスに好かれなきゃならない。上司や先輩、同性、異性から可愛がられる人は、命式の中にすでに「可愛がられる才能」を持っているといえる。今回は四柱推命からみた可愛がられる人について書いてみたい。
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■四柱推命からみた可愛がられる人
命式には、反発的な命式、対外受けが悪い命式がある一方で、対外受けが良く、可愛がられる命式がある。私自身は決して可愛がられるタイプの命式ではなく、二十代は上司との関係が最悪だった。可愛がられるというのは、意識して行うのは難しい。私が考える可愛がられる要素3つがある。「恩や感謝を忘れない」「寛容で許せる心のキャパが広い」「立場を超えてこない」このどれかが欠けても他者から可愛がられることは難しい。
可愛がられる人というのはギバー思考なのだ。誰かの役に立ちたい、喜ぶ顔がみたい、ギブをしたい。可愛がられない人はその逆だと思って間違いない。意識のフォーカスがいつも自分で、周囲への気配り意識の円が狭い。相手がどうすれば喜ぶだろう?という発想は、思いやりがなければ分からない。日々、相手にとって必要な欲求を叶えているから、相手から可愛がってもらえる。(打算で成功することもあるにはあるが、根本的な信頼は得られない。)
以下、可愛がられ要素満点の有名俳優の命式
年月日時
乙乙壬◯
亥酉子◯
月柱に傷官の乙があり、乙が日主の考えや思考になる。乙(日主の考えや思考)が真下に酉を据えて、酉が日支を生じている。月柱は目上の人物と関係する柱だ。目上の柱に存在する酉が日支を生じれば、目上の人物から、ご本人の考えや思考が受け入れられることになる。そのことからこの人物は目上の人物から可愛いがられるといえる。
対外関係の傾向は、天干から判断するが、可愛いがられるというのは内面的要素が関係してくるため、地支が大切になる。
天干の配列が多少崩れていても、地支配合によっては同僚、仲間や異性からよくしてもらえるという命式もある。可愛がってもらえるということは、可愛がってくれるエネルギーを日主が享受する命式の流れになってなくちゃいけない。そのためには、命式の陰陽バランスも重要だ。陽は、エネルギッシュであるが、陰は、受容という性質を持つために、命式が陽ばかりよりも、可愛がってもらえるには陰の力も必要になってくる。
可愛いがるという行為をエネルギーを与える(陽の性質)だとするならば、可愛いがられるというのはエネルギーを受け取る(陰の性質)ことなのだ。エネルギーを発散するのは、陽の性質だから、命式に陽の性質が強ければ、陽と陽(可愛いがる行為)はバッティングしてしまう。そのため、相手の接し方が荒くなりがちということが起きる。つまり、男性であっても可愛がられ要素としては、受容的な陰の性質を持ち合わせていることが大切だ。
そして、目立つことがプラスになる職業を除けば、命式の月支や日支に帝旺等のつよい十二運が配置されていないほうが、こと、目上の人物からの受けはよくなる。月支の影響はとてもつよく、そこに帝旺が入れば、日主の個や内的主張を強めてしまい、頑固さなどがでやすくなるからだ。つまり、命式の強弱にも陰陽が当てはまる。そのため、十二運の「養」という星を持っていれば、赤ちゃんの星なので可愛がられ要素があるという意見は、あながち間違いとはいえないだろう。
またサブ的な要素ではあるが、命式はある程度エネルギーが洩れないと、可愛いがられるエネルギーを受け取りにくい。つまり、多少食傷星があったほいうがよい。食傷の洩れが良く働けば、自分のエネルギーを使って相手に奉仕することに繋がる。自分のエネルギーを人に使うことが多ければ、相手からの理解を得やすくなり、相互性が築きやすい。
これらが可愛がられる人の特徴である。
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■終わりに
これまで、命式観点から可愛がられる人について書いて来たが、日頃からの内面的な心がけは、とても大切だ。利他的な視点でものを考えるということを意識していけば、自身が磨かれていき、態度から心根を理解してもらえることになる。何段階も、自分の殻を破ってきた人は周囲から魅力的に映る。