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印綬が教える|お堅く勤勉なイメージだけじゃない|「印綬」のほんとうの魅力


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さあ、お偉い役人さんが参られた。印鑑をもち、印をさげる組ひもを帯ぶ姿はなんだか、少し神経質な印象をあたえる。通変星「印綬」は学問と名誉の星である。だけど実際はお堅いイメージとは異なる魅力をたくさんもつ星だ。元命印綬のボクが順をおって印綬の隠れた魅力にふれてみたい。

 目次

 

 

印綬とは

 

印綬とは中国発祥の運命学、四柱推命に登場する通変星の一つである。四柱推命とは、簡単に説明すると、陰陽思想、五行説、干支をベースに、生まれた年、月、日、時間で運勢をみる学問である。

 

通変星は、四柱推命の命式のなかで、個々の基本的な性格と運命をつかさどる星を指し、あなたの通変星をしることで、ざっくりと占いができるというくらい重要な星だ。

 

例えばクリエイティブな才能があるけれど、気分にムラがあり、ひととの衝突をおこしやすいという特徴が備わっていれば、発展していくためにはどうすればよいのかを考えるだろう?

 

と、さりげなく印綬の兄弟星偏印の特徴を書いてみたが、印綬も偏印どうようアカデミックな才能の持ち主である。だけど才能の現れかたが違っている。

 

偏印は特定の範囲で自由奔放に才能を発揮していくのに対し、印綬はお役人の組ひもが象徴するように、一本気で偏屈さがなく、自然なかたちで物事を学び、才能を身につけていくタイプだ

 

両者はまるで、ダークナイトと聖騎士のようなちがいがみられる。なお、兄弟仲はよろしくないご様子で…。

 

印綬となる干支の条件は甲子/甲戌/甲申/甲午/甲辰/である。甲寅の人の場合、癸酉/癸未/癸巳/癸卯/癸丑/癸亥が該当する。 また、日干(じぶんじしん)を強める星である。

 

 

印綬の性格

 

一般的な印綬の性格説明はこうだ。理想家で長幼の序を重んじるため、目上を立て礼儀礼節を欠かさずなにごとも円満を求める。また穏やかでひととの衝突を好まず、人当たりもよい。ただし感情が内向しやすく、プライドが高いのが難点で、少しのことがきっかけでなげやりになる。

 

なんだか、陰のあるインテリの好青年、もしくは気難しいけど渋いおじさまを連想してしまう。

 

いやいや、そんな絵に書いたようなスタンダードな印綬はボクふくめ周囲にあまりいない。プライドが高いという欠点ふくめて、漫画の主人公かいな。

 

実際の印綬の性格はこうだ。理想家だけど、じぶんのこだわりが受け入れられなければ、なげやりになる。じぶんの内的世界を邪魔されたくないため、人当たりはよいが、価値観が共有できる相手にしかこころ開かない。長幼の序を重んじるが、年下に厳しいタイプではない。いかがだろうか?一気に庶民的感覚マックスだろう。

 

そしてボクの周囲の印綬は、礼儀礼節はあくまで体裁であり、わりとざっくばらんである。ふだんはどの星よりも゛ほどほど゛を理解している常識人だし、こだわりを発揮する対象以外への対応はっきりいって、どの星よりも雑だ…。

 

印綬は表面上ひとにみせる印象と、内的事情はまるでちがっている。そのようなジキルとハイドのような二面性がまわりにミステリアスな印象をあたえる。知的な佇まいと動物的な雰囲気を合わせもつ魅力がある。印綬は一見学者タイプの代表のようなイメージであるが、その根底には、理知的というより、直感的な正確さをともなう物事への理解力という文系的素質がある。

 

印綬ギャップ萌え。

 

理知的な紳士の印象が実は理知4/直感さ6という、インテリの風貌の肉食系男子のようなギャップが印綬のほんとうの魅力だ。

 

 

印綬の、仕事、金運、恋愛傾向

 

印綬は基本的にひとと衝突をしない温和な性格ではあるけれど、根っからの平等精神の持ち主でもある。

 

じぶんの態度が、相手によって変わるということがあまりなく、それがきっかけで、上司と衝突しないようこころがけるとよい。

 

印綬はさきに述べたように直感的な物事への理解という才能があり、それは人間関係にも関係してくる。つまり直感的な根拠をもとにひとを分析し、はやいはなし、好き嫌いが激しいのだ。アカデミックで独創的な才能は確かにあるのだが、反りの合わない人間からの押さえつけは容認できない。

 

ゆえに、研究や芸術的な仕事はもとより、じぶんの主体性が評価される場所に身をおくべきだ。

 

次に金運、一般的に印綬はお金に困らない運勢といわれるが、いやまて、そんなことはない。そんな金運論は研究職や芸術関係の道に進まず、ふつうの生活をしているすべての印綬にあてはまるわけがない。

 

ただいわれてるように、印綬自己実現や名誉を欲する星なわけで、お金そのものへの執着は少なく、浪費家ではない。だけどお金の使い方は下手。そんなわけで結婚している場合などは、お金の管理はパートナーに任せるとよい。

 

恋愛に関しては、特定の相手以外にこころを開くことができないため奥手なほうとなる。積極的になりすぎると、かえってからまいしてしまう傾向があるため、自身をリードしてくれる相手がベストだろう。

 

だけど恋愛では印綬の隠れたほんとうの魅力が光る。印綬は一度価値観を共有できると確信した相手には、すごく積極的になる。

 

「君は素敵だね」と、ぐいぐいいく。

 

そんなときの印綬の直感的で、動物的な相手の五感に浴びせるようなことばは、すごく魅力的。これまではなしてきて確かなことは、印綬は大勢で協力して遂行することより、個人を生かすことに向いているということだ。

 

仕事におけるあまり語られなかった印綬の可能

 

研究などでもそうだが、本来Aという道なき道をBという道に繋げる才能が印綬にはある。なにも統計的に結果をもとめた成果だけでなく、一つの情報から仮説をたてることがうまいのだ

 

一定の情報から、携わっていること全体に必要なことがわかってくる。ボクはこの印綬の特徴を「脳内パズル」と呼ぶ。基本情報がかたまると、物事を先読みでき、はやい対応ができる。(キングクリムゾンかよ!)それを生かすとなると、ルーティン作業的な仕事よりも、ある程度の裁量権があり、主体的に動ける仕事がいい。

 

名誉、自己実現欲求がつよいため、職種というより、能力、精神性重視で選ぶと可能性がひろがる。

 

印綬を助ける

 

これは巷でよくいわれていることだが、印綬についての知識なので知っておいてほしい。

 

印綬が二個、羊刃が二個あれば、天才、もしくはとても優秀な人物といわれる。

 

印綬に建禄をもつと、家柄、経済面、で不自由しないとされる。

 

印綬とともに正官、もしくは偏官があれば、してきたことが認められ、社会的に大成功をするとされる。

 

 

おわりに

 

印綬の隠れた魅力を後堪能していただけただろうか?理知的なイメージから動物的なワイルドなイメージに少しシフトしていただけると嬉しい。実際はかなり肉食系で、雑な部分のある人間的な印象が組ひもを帯ぶ、神経質なビジュアルを破壊するはずだ。偏印のような性質も裏をかえせば存在するし、モチベーションでとっても印象が変わるのも印綬の魅力だ

 

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