てくてくちとせ

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四柱推命−因縁の説明

世界が美しく感じるのも、地獄に感じるのも付き合う人で決まる。皆様も出会いによって人生が大きく変わるというのは重々感じるところではないだろうか。ちょっとしたタイミングが関係して、不幸に巻き込まれることがあれば、仲間や伴侶の助けによって財を築くということもある。そうしたことの一端でも命式から分からないだろうか?ということできょうは命式と因縁の話。

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■命式と因縁

 

 

因縁というものが、例え私達からみて悪く見えるものでもご本人達にとってはそうとはいえない場合がある。以下は、映画「俺達に明日はない」で取り上げられたボニーとクライド、クライドバロウの命式。ボニーとクライドは二人の男女カップルのギャングであり、犯罪の末に壮絶な死を迎える。

 

年月日時

己丁癸◯

酉卯未◯

 

日主癸で、月柱の丁が偏財で、交際の時期などから「ボニー」であるといえる。

 

丁(ボニー)は財星で、お金や欲でもあるが、命式の問題点は日主が癸未で弱く、丁卯という柱はつよい。癸(クライド)が丁(ボニー、お金や欲)から逆剋されて、恋人や金が関係した災いが予測される。

 

くわえて、年柱の己は逆剋する可能性を持つ丁を保護するという、危険な配置だ。

 

逆剋しようとする丁を本来、土(己)で中和したいのに、土が丁の味方をしてしまっている。

 

つまり丁という女性は、命式的には悪因縁を含んでいる。時柱が違えば別だが、年柱という社会には向かい、社会から逆剋によって倒れたからだ。

 

だが、ご本人達にとっては悔いはないのかもしれない。

 

 

とはいえ、命式の観点でいえば、因縁には当然よいものとよくないものとがある。よい因縁であれば、お互いに速度を合わせて歩くことができる。相手への感謝と日々の努力によって成り立つものだ。愛の実践そのものといえるだろう。そこに漂う空気は軽く和やかである。悪い因縁は、両方が、または一方が相手を消耗させ、次第に関係が腐っていく。支配や不安、怠惰といったもので関係が成立している。こうした人間関係を続けると前に進む力は削がれ、次第に気力が失せていく。

 

 

 

悪いものは向こう側からやってくることがあるけど、まず契約書を読もう。悪因縁には必ず何かしら、暗黙の契約がセットだ。お互いの寂しさを埋めたい、本心では離れたいが、新たな方向に舵をきることが怖くて離れられない。立場がつよい側が、そうした背景を使って関係を束縛する。まるで地縛霊だ。速度を合わせて歩ける人間関係以外は必要ない。疲労が生まれ、気持ちが削られる関係は、見えない契約書を作られている。しょっぱなで、人物を見破れないと気づけば泥沼なんてことがある。私もあった。

 

 

見た目恐ければ始めから近づかない。優しく近づいてくる者、一見愛想がいい。しかし、目や表情、雰囲気、文章の書き方、至るところにこちらと調和しない意思がある。不自然な対人関係を作り続けてきた雰囲気はそうそう隠せるものではない。観察すれば「人当たりはいいが、どこか一方的で強引」という気持ち悪さを含んでいる。そうした人物と一緒にいると罪悪感が刺激される、孤独感が膨らむ、神経をすり減らす、それらは束縛のための罠だ。もし猛毒の誘惑に自らの心が反応してしまうなら、内側に原因をみつけて解決していく。すると次第に悪因縁が寄り付かない体質が仕上がる。悪い縁がやってきても一時的で、すぐに切れてしまう。この人とは続かないと思ったら、相手が離れるか、あなたが離れるか、いずれにしても関係が切れる。

 

今度は良因縁と繋がる命式のご紹介。

 

 

以下は、とある文化の普及者

 

年月日時

丁戊戊戊

酉申申午

 

日主戊で、月柱に仲間となる比肩がならび、時柱にも存在している。

 

年柱の丁酉は納音の山下火で、明るさが弱い火となる。ところが、丁の根は時柱の午にあり、午は天上火で太陽だ。

 

これは、はじめ小さかった火が晩年は大きくなることの例えであり、大器晩成の暗示となる。人生の前半期に丁と因縁ができ、関わり続けることで花が咲く。

 

月柱の時代の仲間(戊)はあまり頼りにならないが、時柱の戊は午と組み合わさりつよいがために、後進の力を得て発展するといえる。

 

つまり人物にとって、目下の人物との因縁は良縁となり、助けを得ることとなる。

 

もし、これら命式のように因縁との繋がりがみえた場合は、悪い因縁には慎重になり、良い因縁は大切にするといい。

 

 

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■終わりに

 

怨念が因縁

 

 

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